トリガーポイント・絞扼

硬結とトリガーポイントの正体について

腰痛について

硬結とトリガーポイントの正体について

みなさんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「硬結とトリガーポイントの正体について」というテーマでお届けしたいと思います。

・・・・・なにやら難しそうな雰囲気が・・・・

なんて思わせるかもですが(^^;

まあ簡単に言うと「こり」についてのお話だと思っていただければ間違いないと思います(^^)

そもそも「コリ」ってなんなの?

その「こり」ですが、そもそも「こり」ってなんなの?

と言うところです。

「こり」とは良く聞くけどその中身を知っている方は、多分一般の方では少ないのではないでしょうか?

「こり」とは強張った筋肉や筋膜内に生じる「しこり」の事です。

これを「硬結」と言います。

次に「トリガーポイント」とはなんなのか?です。

これは医療系の方でも無い限りかなり耳慣れない言葉だと思います。

これは「トリガー」・・・つまり銃の「引き金」から由来しています。

「こり」の中でも特に血流が極端に悪く、痛みを発する物質が溜まって痛みに敏感になっているポイントだと思ってください。

まさに「痛みの引き金」を意味するのですが、ここを押すと離れた場所に痛み(関連痛)を生じさせます。

つまり痛みのを発する「スイッチ」とも言えます(^^;

先ほど「強張った筋肉や筋膜内に生じる「しこり」が生じる」と言いました。

「筋肉の強張り」や「筋肉の血流が悪くなる事」に対してそのメカニズムを知らなくても、長時間のデスクワークや同じ姿勢を続ければ腰の筋肉がこわばっていくくらいは誰でも体験していると思います。

そしてその強張りを和らげるために最近では「筋膜リリース」なんて言葉が最近のフィットネスで流行っています。

ここでその「筋膜」についてもちょっとお話をします。

「筋膜」について

まず筋膜とは「コラーゲン」「エラスチン」と言う2種類の繊維状のタンパク質で織られたガーゼのような作りをしています。

さらにこのガーゼは「細胞間基質」と言う適度な「とろみ」を持つ液体に浸されています。

んー、なんか理科の実験のような説明ですが(^^;

みなさんコラーゲンというと伸縮性に富んでいるように思われるかもですが、筋膜に関してはコラーゲンはその形を保つ役割を果たします。

ちょっと硬い絹だと思ってください。

これに対してエラスチンの方が伸縮性に富んでいて、さらに形状記憶性を有しており元の形を復元します。

みなさんが一般的にイメージするコラーゲンのブルンブルンとした弾力のある感じはどちらかというとエラスチンの方が正しいのかもしれません。

そして不自然な力が筋膜に加わり続けたり、ずっと長い間動かさなかったりすると細胞間基質の水分の代謝が乱れて水分量が減ります。

これはどういうことか?

先ほど「とろみを持つ液体に浸されています」と言いました。

この「とろみ」が、ドロドロのゼラチン状に変わります(^^;

するとここに浸されているコラーゲンとエラスチンが絡みついて筋膜の機能がダウンします!

こうなると硬結やトリガーポイントができやすくなるのです。

こうなる事を防ぐためには、

  • 不自然な力が筋膜に加わり続ける
  • ずっと長い間筋肉を動かさない

という事態をどれだけ避けれるのか?がポイントになります(^^)

「こり」を発症させないためにもこまめに体を動かすことはとても大切です。

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