トリガーポイント・絞扼

歪みの科学 絞扼について「首の神経が圧迫されたら」

頸椎椎間板ヘルニア

みなさんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は絞扼というテーマでお届けしたいと思います。

絞扼・・・大抵の方が初めて耳にする言葉ではないでしょうか?

絞扼って何?

しかし、この言葉が意味することを大抵の方は体験しています。

どう言うことかと言うと、この「絞扼」と言うのは筋肉が神経を圧迫し続けることにより身体に「痺れ」を伴う事を言います。

これに似た経験としてもっともわかりやすいのは、長時間正座し続けた場合に足の筋肉が圧迫され続け立ち上がった時に足が痺れて立てない・・・

そんな経験されている方多いと思います(^^;

要はあれです(^^)

これはまず、圧迫の強さの強弱で、圧迫される神経が変わります。

  • 弱い圧迫だと運動を司る太い神経が圧迫されます。
  • 強い圧迫だと感覚の伝達をする細い神経も圧迫します。

筋肉が神経を圧迫して起こる痺れのことを「絞扼性神経障害」と名付けられています。

ここでこんな風に考える方がいるかもしれません。

神経って全身駆け巡ってるよね?

筋肉も全身にあるよね?

てことは絞扼って、全身いたるところで起きるんじゃね?・・・と(^^;

これですね、絞扼が起きるところって実はそんなに多くないんです。

人間の体ってよくできていて、基本的に神経は絞扼のおきづらいところを走っています。

んー、人体ってやっばりすごい!

しかし、流石にすべて完璧に絞扼を起こさないところを神経が通ってくれているかと言うとそうもいかないのが実情です。

そのため比較的絞扼しやすいポイントがあるのです。

そのポイントを知っておくことが「絞扼性神経障害」の予防だったり、改善をしていく上での鍵となります。

「首の神経の絞扼」について

まず「腕神経叢」というものがあります。

これは、首の横から、鎖骨・上腕・前腕・手とつながる神経のことです。

神経は脊髄から身体の末端の方に向かって走っています。

そしてより「上流」の方に圧迫がかかるとそこから下流に向けて全て痺れが走ってしまいます。

身体の中で絞扼が起こりやすいポイントというのは限られています。

この「腕神経叢」で絞扼が起こりやすいポイントがあります。

首から肋骨に伸びる「前・中斜角筋」という筋肉がありますが、この筋肉の間を神経が通るポイントが圧迫を受けやすいポイントです。

そしてこの場所の緊張の原因となるのは、みなさんが普段から何気にやっているスマホを操作するような首を下げた動作です。

もしくは、首を横に振ったまま固まった姿勢・・

例えばリビングで、テレビに対して真正面ではなく、少し横に座ったりしていて首をひねりながら長時間テレビを見る、いかにもよくある姿勢がここを緊張しやすくします。

首から肩そして腕の先にかけて痺れを感じる方は、この筋肉の緊張を解いてあげる必要があります。

まずは基本的な首のストレッチです。

痺れている側の腕の力をダラと抜いて、さらにもう片方の腕で首を反対側に引っ張るようにしながら倒してみましょう。

時間にして10秒から20秒ほど息を止めないようにリラックスしながら固まったポイントを伸ばしてあげます。

さらにできれば筋トレのように1セットではなく最低3セットほど繰り返し行いたいものです。

もちろん固まっている方だけでなく反対側も行うようにしてください(^^)

これでまずターゲットとなる「前・中斜角筋」の緊張を緩めたら次に「シェア筋」と言われる筋肉群を伸ばします。

筋肉は一つの筋肉だけが凝り固まるということはなく、周辺の筋肉にも少なからず影響が及んでいるのでそれらの筋肉も緊張を緩めてあげます。

このケースのシェア筋は「肩甲挙筋」という筋肉です。

首の付け根のあたりにある筋肉なのですが、先ほどのストレッチを一工夫するだけでOKです。

先ほどは固まっている方の腕は力を抜くだけでしが、今度はその腕をさらに背中の方に回してより首の筋肉を引き伸ばしやすくします。

時間とセット数は先ほどと同じでいいでしょう。

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