腰から足が痺れる定番! 坐骨神経について
坐骨神経・・・・何やら聞いたことがあるぞ? という方も多いと思います。
これは「坐骨神経痛」という言葉があるくらい有名な神経です。
でも、この坐骨神経がどこにあるのか?
と言われると、ちょっと困っちゃう方多いですよね(^^;
この神経とセットになってよく言われるのが「椎間板ヘルニア」です。
まずこちらからちょっと説明させていただきたいと思います。
背骨を構成する骨の一つ一つの間には「椎間板」という柔らかい骨?があります。
この椎間板が伸び縮みすることによって人間の脊柱は色々な方向に曲がったり、ひねったりすることができます。
しかしこの椎間板は柔らかいがゆえに、たまに潰れちゃったりするんです。
すると後ろにこの椎間板が「飛び出して」しまうんです。
人間の脊柱には、大きな神経が走っておりこの神経は脳から下に向かって走っています。
椎間板が後ろに飛びだしてしまうことを「椎間板ヘルニア」と呼びます。
そして飛び出した椎間板が、神経に当たって痺れが出てしまうことを「坐骨神経痛」と呼びます。
この二つはセットのような感じで取り扱われることが多いですね(^^;
虫歯を想像してもらえればわかりやすいと思いますが、虫歯も「神経に当たっている」「当たっていない」で痛みは全然違うと思います。
もうこれは中半端なものはなく、スイッチのようにオンオフがはっきりしており、当たればめっちゃ痛いし当たらなければ何事もなかたったかのように生活ができます。
神経に当たるとはそういうことです。
そしてこの坐骨神経ですがどこにあるのか?というと、仙骨神経叢というところから分岐して生きます。
梨状筋というお尻の筋肉の前面を通って太ももの後ろの方に走っていきます。
太ももの横から後ろにかけて、さらに足裏と大きな範囲を支配する神経です。
ここが痺れると足全体が痺れてしまい、ひどい時には立つのもおぼつかなくなることもあります。
この神経が押されるのはヘルニアが原因になることが多く、この押されやすい場所というのは、先ほど言った、お尻の筋肉、「梨状筋」のあたりです。
ストレッチ&マッサージ
この周辺の筋肉をほぐしたい場合は、テニスボールを使ったマッサージはとても有効です。
お尻の筋肉の代表は「大臀筋」という大きな筋肉ですが、梨状筋はその裏の方にあるのでテニスボールなどで深く圧迫してマッサージすることは大切です。
押すポイントは、お尻の筋肉のど真ん中で結構です。
ちょっと強めに中の筋肉にボールが届くイメージでボールを転がして奥の筋肉をマッサージして上げましょう。
次にストレッチですがまず椅子に座ります。
そのまま足を組みます。
組んだ足の上の足を外側に開きましょう!
開いた足は腕で上から軽く押すようにしながら、閉じないように気をつけます。
そしてその足を組んだ体勢のまま前屈します。
上体は背中を曲げるのではなく、まっすぐをキープしながら前屈するようにします。
したがって、あまり深く前屈する必要はありません。
45度くらいを目安に股関節を中心に「クキッ」と身体を折るように前屈するようにしましょう!
マッサージとストレッチはそれぞれ呼吸を止めないようにしながら10秒を3セットほど行いましょう!
僕も実は坐骨神経を患ったことがありますが、ちやんと対応すれば治る部分でもありますのでしっかりと対応するようにしてください(^^
足が痺れて・・・とお悩みの方は是非ご参考にしてくださいね(^^)