痛いところとその原因は別 「トリガーポイント」と「抗重力筋」と「筋膜連鎖」
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「トリガーポイント」と「抗重力筋」と「筋膜連鎖」」というテーマでお届けしたいと思います。
肩が痛いとか、腰が痛いとか・・・
このブログ記事をご覧いただけている皆様には、肩や腰の痛みに悩んでいる方も多いと思います。
そして、痛い場所に何か貼ったり、塗ったり、押したり、揉んだり・・・
色々な対処をしている方も多いでしょう!
それはそれで間違い無いのですが、そもそもの話をすると、タイトルにあるとおり、腰痛や肩こりというのは「痛いところとその原因は別」にある事が多いのです。
まず、そもそもの痛みの原因に色々な種類があるのが問題です。
腰痛であれば、筋膜性腰痛、椎間板ヘルニア、腰椎分離症、すべり症・・・
肩こりはそのほとんどが筋膜性ですが中には肩関節そのものを痛めている方も多いでしょう。
そして、これらの痛みの原因となると、それはもう様々になってきます。
その為腰痛や肩こりに対処するときは、モニタリングがとても大切になってきます。
その中でも厄介なのは、痛みの場所のその原因を突き止められるのかどうか?です。
痛みの場所の原因は、レントゲンやMRIである程度わかるものです。
仮に骨に異常がないと言われた場合は、筋膜性の痛みであろうとある程度推測もできます。
しかし「なんでそこに痛みが発症したのか?」を突き止めるのは至難の技です。
「原因」ではなく「過程」を突き止めるのは個人によって様々で、非常に難しいのです。
骨盤の高さが左右違うから、それを補正するために首でバランスをとっているため、肩こりが起こることはよくあります。
腰であれば、骨盤が後傾して立っていて、猫背になっているので腰の筋肉が引っ張られ続けて、腰痛を発症しているとかもよくある話です。
また、意外に思われるかもしれませんが、筋肉というのは実は結構痛みに鈍感なんです。
筋肉が痛みに敏感だと、ちょっとしたことで筋肉が動かなくなってしまいます。
痛みを感じるセンサーは実は皮膚の部分に多く、筋肉のような内部に行くほど痛みのセンサーは少なくなるものなのです。
すると、本当に痛みが出ている原因の場所と、「痛いと脳が感じるところ」に「ずれ」が生じることもよくあります。
痛みの原因となる場所のことを「トリガーポイント」と言います。