トリガーポイント・絞扼

腰の脇から足が痺れる方へ

腰痛について

「股関節周辺がしびれる?」について

次は「股関節周辺」の絞扼ポイントについてご紹介していきたいと思います。

まずご紹介する絞扼しやすいポイントは「閉鎖神経」です。

いきなり耳にれない言葉だと思いますが(^^;

これは腰の神経から枝分かれしている神経です。

最初にご紹介した神経である「外側大腿皮神経」とは、大元が同じなんですが外側大腿皮神経は足の外側に向かって走っていくのに対し「閉鎖神経」は足の内側に走っていく神経です。

この神経が支配している筋肉が、実は結構多く

  • 外閉鎖筋
  • 恥骨筋
  • 薄筋
  • 大内転筋
  • 長内転筋
  • 短内転筋

と、大腿部にある多くの筋肉を支配している神経です。

股関節から足にかけては「外側大腿皮神経」から分岐した股関節外側にあまり多くの筋肉ってないんです。

骨盤の外側の股関節部分って外から「トントン」と叩いても、筋肉らしいものってあまりない感じがしますよね(^^;

それに対して今回ご紹介する分岐してから股関節内側に走る部分は内転筋群をはじめ色々な筋肉がついています。

割とメジャーな腸腰筋ですら太ももの内側に付着しているくらいですので(^^)

そしてこの神経が「絞扼」されるとこれらの筋肉に色々と影響を与えてしまうのです。

この神経のどの部分が「絞扼」しやすいのか?です。

ちょっと細かい筋肉の間で各筋肉をあげても大多数の方がピンとこないと思いますので、図でご確認ください(^^)

そう、随分と奥の方にあるんです(^^;

ここの周辺の筋肉の緊張をほぐすには、外からマッサージなどでほぐしていくのはかなり難易度が高いと思われます。

ストレッチ

こういう時はストレッチです!

ポイントを絞ってほぐしていくにはストレッチが効果的です。

また「ほぐしていく」には、みなさんが一般的に想像する筋肉を伸ばしたまま2〜30秒呼吸を止めないでじっと静止する「静的ストレッチ」より多少身体を動かしながら筋肉を伸び縮みさせる「動的ストレッチ」の方が優れています。

動的ストレッチの方が筋肉の血流が良くなるからです(^^)

では、この部分の筋肉をほぐしていくにはどんな動的ストレッチがあるのかというと・・・

まずお尻をついて座り、膝を立てていただきます。

そのまま立てた両膝を股関節を中心に左右に振っていただきます。

股関節の内側と外側をゆるゆると筋肉を伸び縮みさせます。

かかとの丸みをうまく利用しながら、股関節からは完全に力を抜いた状態で動作するようにしましょう。

この部分の絞扼は、股関節のけがや妊娠によって起こることが多いようです。

支配している筋肉が多いだけにここが固まってしまうと、歩行などにも影響がでかねません。

このストレッチは僕がスタジオで指導しているシニア向けの体操教室でも必ず実施している動的ストレッチです。

皆さんも普段からこのストレッチで股関節の内側、外側の筋肉をリセットしてみてはいかがでしょうか?

栄養面からのサポート

また最後に栄養面からのサポートです。

これまで色々絞扼をご紹介してきましたが、絞扼に悩まされている方はビタミン12という栄養素の摂取がお勧めとなります。

神経痛の診断を受けた医療機関でもビタミン12はよく処方されるそうです。

食材で言えばシジミやアサリによく含まれています。

身体の各所が痺れているという方は是非摂取していだきたいともいます。

また食材でなければマルチビタミンなどのサプリで摂取することもいいでしょう。

身体の各所が痺れている・・・という方は、よろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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