肩こり・腰痛・痛み

腰椎すべり症、分離症のエクササイズガイドライン!実は多い腰椎分離症

S状側湾とC字側湾

実は割と多い腰椎分離症

みなさんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は腰椎すべり症、分離症のエクササイズガイドライン!実は割と多い腰椎分離症というテーマでお届けしたいと思います。

腰椎分離症

・・・・腰椎分離症・・・・

聞いたことのあるという方もいれば初めて聞くんですけど?という方もいらっしゃるかもですが・・・

僕も長い指導経験の中で「腰椎分離症なんですがどうしたらいいですか?」と聞かれたことは結構あります。

しかも、その多くは「子供の頃にやってしまった」というものです。

そういう方の多くはかなり激しく子供の頃にスポーツをしていて、それでやってしまったと・・・

そんな方が多いです。

まずどんな症状かというと、超簡単に言えば「腰の骨が折れる」ということです。

いやいやいやいや・・・それじゃ立てないじゃん!

大変な事態じゃん!

と思われるかもですが本当です(^^;

背骨を構成する骨に「腰椎」というものがあります。

これは缶詰のような本体の後ろに背びれのような「間接突起」というものがくっついた形で構成されています。

この本体と間接突起との間に「ひび」が入ったり、症状が進むと完全に折れてこの二つが「分離」してしまうことを「腰椎分離症」と呼ぶのです。

分離する場所は主に第5腰椎・・・・

仙骨と言われる一番下にある骨のすぐ上にある骨でおきます。

腰椎の中では一番下にある骨ですね。

腰椎すべり症、分離症のエクササイズ

腰を反ったり、ひねったりすると間接突起に負荷が集中して骨折をするケースが多いそうです。

そしてこの症状の特徴は・・・・

普段はそれほど痛みを感じない」ということです。

僕もお客様に「今はそんなに痛くないんです」とか「普通に生活しているぶんには大丈夫なんですけど」と言われることはよくあります。

正直ランニング程度の運動ならこなせてしまう・・・・

痛みを感じるのは身体を反らせたり、大きくひねったりするときだけ・・・

という感じなんですよね。

ここが落とし穴で、気づかずスポーツを続けて悪化させてしまうことが多いことも特徴の一つです。

また、ひびが入っているうちはまだいいんです。

これが完全に折れてしまうと、今度は「腰椎すべり症」というものを併発しやすくなります。

これは腰椎の後ろ側の「間接突起」という、いわば止め金が外れてしまうので本体がどんどん前方に滑ってきてしまうという症状です。

こうなるとさすがに周囲の筋肉や靭帯に大きな負荷がかかってしまいます。

長時間同じ姿勢でいると負荷が集中して痛んだり、滑りがひどくなると脊髄神経を圧迫して坐骨神経痛を発生することもあります。

そして、もう一つ大問題があります。

そう・・・・「ひび」で済んでいるうちはいいんです。

ひびが再び癒合してくっつく可能性があるからです。

問題は完全に「折れて」しまった場合です。

これ・・・治らないんですよ・・・

医療も運動も万能ではありません。

体幹トレとかしたら周りの筋肉が強くなって腰の負担も軽くなってそのうち治んじゃね?

とか思っている方もいるかもですが、このケースに関してはそんなに甘くありません。

スポーツをしている子供が「腰が痛い」と言ったら、できるだけ早く医師に見せてください。

さらに初期の疲労骨折はレントゲンでは発見しづらいので、できればCTやMRIで診てもらえるところを探しましょう!

特にMRIは骨が癒合できるかどうかの判断まで見れますのでお勧めです!

やってしまったら大変ですので予防策としてお尻からハムストリングスを柔らかくしておくことが大切です。

長座体前屈系のストレッチを普段から行い腰部の負担を軽くする習慣をつけておきましょう!

腰椎すべり症、分離症のエクササイズガイドライン

そして脊椎分離症と滑り症になってしまった場合、やってはいけない動作は「腰椎を伸展する動作」です。

これは禁忌となります。

つまり腰はあまり反らさないでくださいという事です。

エクササイズとしては、スクワット、ショルダープレスのような垂直方向に負荷のかかるエクササイズがダメになります。

ではどんなエクササイズが推奨になるかというと、ほとんどの「腹部エクササイズ」に関しては適用となります。

しかも特にクランチや、腹斜筋、腹横筋のエクササイズは推奨エクササイズです。

プランク、サイドプランク等も良いです。

また腰椎を反らさないという前提で、パランスボールでのスタビライゼーションエクササイズも推奨されています。

そして先程垂直方向に負荷のかかるエクササイズは禁忌と言いましたが、ウォーキング等の有酸素運動程度の負荷あれば大丈夫ですし、むしろ推奨されています。

ただし全ての腰痛がそうですが、症状は個人個人違うので推奨エクササイズであっても痛みが生じてきたのなら、すぐに中止して痛みのでない範囲にエクササイズを修正する必要があります。

脊椎分離症、滑り症の方はぜひご参考にしながらエクササイズを進めてください。

よろしければご参考に(^^)

ではでは!

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