皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は、「仙腸関節性腰痛」というテーマでお話をしたいと思います。
今日ご紹介するのはこのようなやりとりでした。
宜しかったら教えていただきたいのですが、仙腸関節のロックを治すにはだいたいどれくらいの期間がかかるのでしょうか?
治すのは難しいものなんでしょうか?
なかなか治らず困っていたので(^_^;
対処は動的なストレッチを根気よく行なって行くしかないと思います。
と言うものでした。
今日は、「骨盤」と「仙腸関節」についてお話ししたいと思います。
「骨盤のゆがみ」
まず最初に行っておかなければならないのは「骨盤自体は「それほど」歪まない」ということです。
考えてみればわかると思いますが、骨盤とはもうそれ自体「ほとんど」一つの塊として成り立っているので、それは「歪む」というよりは「かたむく」という表現の方がじつは正しい事がほとんどです。
今日は、上記の「」のなかで表現している「それほど」とか「ほとんど」とか少し曖昧に書いている部分に言及したいと思います。
骨盤には「仙腸関節」というものがあります。
骨盤に関節?と思われる方も多いと思いますが、骨盤と言うのは寛骨と仙骨という骨で成り立っています。
仙骨というのは骨盤の中央にあり、その左右に寛骨があります。
この骨と骨の塊の間に隙間のようなものがあり、ここが微妙に・・・1~2mmくらい動くんです。
えっ? 1~2mmなんてたいした事ないんじゃない?と思われる方も多いと思います。
なので、僕も「ほとんど」とか「それほど」と言う表現をつかうんです。
関節はほとんど、その関節の前後に筋肉か付着して、その関節を動かせるようになっています。
腕も脚も肩も、その関節の周りの筋肉が収縮する事によって動いています。
ところが仙腸関節自体を動かす筋肉と言うのは存在せず、ここが歪んだりすると理学療法士さんの助け等を借りて調整が必要です。
身体はこの「仙腸関節」と「股関節」の3つが連動して、身体を前に倒したり(お辞儀をする動作)や上体を後ろに反らす動きをします。
これは、賛否両論あるお話ですが、ぎっくり腰の原因は仙腸関節の動きが渋くなっていたりずれていたりする事が、その原因の一つではないかといわれていたりもします。
仙腸関節とは?
こちらの図をご覧ください(^^)

繰り返しますが、骨盤とは、中央にある仙骨という骨と左右の寛骨という骨から成り立っています。
骨盤自体がとても大きな骨の塊なのですが、その構造は結構シンプルで、構成されるユニットは大まかにこの3つの骨から構成されます。
ただし寛骨は、骨盤の両脇にまるでトリケラトプスのエラみたいに広がっており、腸骨、恥骨、坐骨から構成されています。
(トリケラトプスがわからない方は検索してください(^^; )
他に仙骨の下に尾骨などがありますが、それほど複雑な構造になっていません。
寛骨とは、左右に張り出した大きな骨です。
これが凹凸で言うところの凹みの形を成しています。
これに対して仙骨と言う、背骨からまっすぐ降りてきて、一番下の部分の骨があります。
これが骨盤に対して凸の形でハマっていると想像してください。
この凹凸の隙間を仙腸関節と言います。
脊柱・・・ いわゆる背骨がまっすぐおりてきて、その末尾にある仙骨と言われる部分と、骨盤をつないでいる部分です(^^)
ここがですね・・・・
もう人類の神秘が詰まっていると言っても過言ではありません(^^;
この関節は、上半身の重みを骨盤で一身で受け止めている場所なので、大きく稼働する場所ではありません。
こんなとこ動くのか? 関節なんでしょ?と思われるかもしれませんが、実はその通り、動くには動きますが、ほとんど動きません(^^;
角度的には2〜数度ほどしか動かない関節です。
そして背骨の真下にあるということは、つまり上半身のほとんどの荷重が、ここにかかってしまっています。
なので、ここが大きく動いてしまうと、身体の安定性に欠けてしまうんですね(^^;
じゃあがっちり固定して動かなくすればいいのに・・・・
というと、さにあらず・・・・
多少は動いて、衝撃を吸収するクッションの役割をはたしている方が、がっちりと固定されているよりは、何かと便利なのです。
ここが全く動かないと、ショックを微細に吸収する箇所がなくなってしまうので、身体の動き的に色々な場所に無理がかかってしまうのです。
関節には関節包というものがあります。
これは関節の動きをスムーズにする為にヌルヌルとした「滑液」が膜の中に入っているものです。
この関節包は仙腸関節にももちろんあります。
そして関節包には多数の神経が存在します。
この神経がなんらかの刺激により痛みが生じるのです。
では仙腸関節にどんな刺激が入ると痛みが生じるのか?ですが・・・
この場合どういう動きが痛みを生じさせるかというと、これは「片足を踏み込んだ場合」です。
片足を踏み込むと、片方の骨盤と仙骨の間に負荷がかかる状態になります。
仙腸関節にガタつきがあると、もともとそれほど大きく動かない関節なだけに、これだけの動きでも神経を刺激してしまうことがあるのです。
そして、この仙腸関節が原因の腰痛は、ホルモンの関係から女性に多いと言われています。
特に片足を強く踏み込むシーンの多い、女性のアスリートによく見られるものです。
