「アップでスクワットすると、スピードが上がる?」(各研究事例をご紹介)
事例その1 McBide らの研究
- 対象 NCAA ディビジョンIIIの男子フットボール選手15名
- 実施トレーニング 90%1RMのバックスクワット
- 回数 3回
- セット数 1セット
- 休息時間 4分
- 結果 40mスプリントのタイムに向上が見られる
- しかし、10mと30mでは差が見られなかった
事例その2 Chatzopoulosらの研究
- 対象 アマチャア団体競技15名男子選手
- 実施トレーニング 90%1RMのバックスクワット
- 回数 1回
- セット数 10セット
- 休息時間 3分と5分
- 結果 3分の休憩では10mと30mのタイムに変化なし
- 5分の休息の場合、10mと30mでスプリントタイム向上
事例その3 Yetter&Moirらの研究
- 対象 10名のストレングストレーニング経験者
- 実施トレーニング 30%1RMのバックスクワット
- 50%1RMのバックスクワット
- 70%1RMのバックスクワット
- 回数 5回(30%1RM) 4回( 50%1RM) 3回(70%1RM)
- セット数 全て1セット
- 休息時間 4分
- 結果 10m〜20m 30m〜40mの平均スピードが向上
事例その4 Comynsらの研究
- 対象 11名の男子プロラグビーユニオンの選手
- 実施トレーニング 3RMのバックスクワット
- 回数 1回
- セット数 1セット 4セッション
- 休息時間 4分
- 結果 1回目のセッションでは30mのスプリントタイムが悪化
- 2回目から4回目は変化なし
事例その5 LINDERらの研究
対象 12名の女子大学生
- 実施トレーニング 4RMのバックスクワット
- 回数 4回
- セット数 1セット
- 休息時間 9分
- 結果 100mスプリントタイムが向上
という感じです。
実際にはこの倍くらいの研究の報告例があるのですが、さすがにくどいのでやめます(^^;
10個の研究事例中5個の研究で、スプリントのタイムやスピードが向上したと報告をしています。
しかし、こういう研究は「結果が研究によりまちまち」という事の方がむしろ普通です。
残りの5つの事例のうち「変化なし」と報告した事例が4つ、「悪化した」という事例が上記の事例その4のComynsらの研究です。
これは選手のレベルによるところも多い聞いですし、個人差も激しいようです。
全体的な傾向としては「休息時間は比較的長い」方がいい結果が出やすい傾向にあるようです。
また選手のレベルも高い筋力レベルを持っているとやはりいい影響が出やすいようです。
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