スピード・アジリティ

青少年の身体の成長とスピード向上の関係について

青少年の身体の成長とスピード

青少年の身体の成長とスピード向上の関係について

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「青少年の身体の成長とスピード向上の関係について」というテーマでお届けしたいと思います。

よーいドン!

の号令の後、運動会の徒競走を全力で走ったという経験は誰にでもあると思います。

学校の体力テストで、短距離のタイムを計ったこともみなさんあるでしょう。

毎年のようにそれを行っていると、子供の頃はどんどんタイムが上がっていったと思います。

これは、身体の成長と密接に関係があるのは誰にでも想像がつくと思います。

その証拠に身体の成長は成人に近ずくに連れていつかは止まり、それに伴いやがてタイムの向上というのは見られなくなっていくのが普通だと思います。

ここで、こう思いませんか?

身体の成長と、短距離のスピード向上にどんな因果関係があるのか?・・と

身体の成長と、短距離のスピード向上にどんな因果関係があるのか?

短距離のタイムの向上と身体の成長は、両方とも非直線的に伸びていきます。

身体の成長は、20歳まで一定のスビードで伸びていくわけではありません。

成長期と言われる時期に急激に身長が伸び、それ以外の時期も伸びるには伸びるものの、その伸びというのは中学生くらいに訪れる成長期ほどではありません。

また、短距離のタイムの伸びもそうです。

小さい頃からタイムの伸びを見ていると、毎年同じような割合でタイムが縮んでいくことはありません。

ある年に一気にタイムが縮んだという経験をされた方がほとんどだと思います。

おっ・・・つまり、タイムの伸びと身体の成長は完全にリンクしているのか?なんてここで思う方も多いと思います。

思春期に成長のピークを迎える時期をPHVと呼びます。(Perk Height Velocity)

概ねこれは、12歳から数年で迎える方が多いですが、もちろん人によってこれは個人差があります。

このPHVに対して、スプリントスピードの向上はどのようにリンクするのか?です。

これ完全に一致しているような気がする方も多いと思うのですが、実は研究によってバラバラだったりします(^^;

  • とある研究では、スプリントスピードの向上のピークはPHVの8〜18ヶ月前に生じるという研究があります。
  • しかし、別の研究ではスプリントスピートの向上のピークはPHVと全く同じであったという報告もあります。
  • そしてまた別の研究ではスプリントスピートの向上のピークはPHVの12ヶ月前には低下が見られたという報告も上がっているんです。

・・・・・ん?

つまり、あんまり変わんないってこと?

という感じですよね(^^;

この点からいうと、スプリントスピードの向上のピークは確かにPHVの前後に来ることは確かなものの、完全にリンクしているわけではないというくらいに捉えていた方が良いと思います。

たた、それでもスプリントスピードの向上のピークはPHVの前後に来ることは確かなので、その点は誤解のないようにしてください。

ただ、「具体的にいつ」というところまではっきりしていないというだけの話です。

スプリントスピードは何によって左右されるのか?

よく言われることは

  • ストライドの幅
  • ストライドのピッチの頻度

のどちらか、もしくは両方がスプリントスピードを構成する要素と言われます。

ストライドが大きくなればなるほどスピードは速くなり、ストライドのピッチの頻度が早く回転するようになればなるほど、これまたスプリントのスピードは速くなります。

この両方がPHVに合わせて伸びるから、スプリントのスピードも速くなっていくと普通は考えると思います。

ストライドの幅は、身体の成長とともに大きくなるのが自然ですし、ストライドのビッチに関しては、成長とともに増大する筋力によって速くなっていくと考えるのが自然です。

しかし、ここで一点頭に入れておかなければならないことがあるんです。

大人エリートクラスのスプリンターになると、このストライドの幅とストライドのピッチの頻度に関しては、どちらか片方に強く依存する傾向があります。

この両方とも同じように依存するというより、いわゆる「ストライド型」なのか「ピッチ型」なのかにタイプが別れていくと思っていただいて良いと思います。

では、話を戻して、成長期においてのスプリングスピードの向上は、果たしてストライドの幅とストライドのピッチの頻度は、どのように伸びていくのか?です。

これをPHVの前後で見ていくと面白い傾向が伺えます。

まずストライドの幅は、青少年期を通じて、どんどん伸びていく傾向にあります。

まあ、これは確かにわかることだと思います。

問題は、ストライドのピッチです。

これは諸説あり、まず、どこかの段階でストライドのピッチのスピードが遅くなる時期があり、そのため一時期スピードの向上は滞るという説があります。

また、別の説では、スドライドのピッチに関しては、ある時期を境に全く伸びす、スピードの向上は主にストライドの幅の伸びによって構成されるという説です。

これは、遊脚といって足が空中に浮いている時間が成長を通して変化が見られないという研究が数多くあることから推測されています。

ここでのポイントは、「筋力」です。

つまり成長期において、ある程度筋力が伴っていると、成長によるストライド幅の増大に伴う不可に耐えられ、ピッチの向上は見られないものの、少なくともピッチのスピードをキープできる子がいると考えられます。

逆に筋力がない子は、増大するストライド幅に対して、それを回転させる能力が追いつかず、ビッチのスピードが一時的に落ちてしまうということになります。

そういう子は身体は成長しているものの、スプリントのタイムの伸びが鈍くなってしまうのです。

成長期の子供に筋力トレーニングをさせたがらない大人も多いですが、こういう面から考えると、ある程度の筋力トレーニングが実はいかに大切かがわかるポイントでもあります。

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