タオルギャザーというエクササイズをご存知でしょうか?
このエクササイズは、椅子に座りタオルを床に敷き、そのタオルを足の指で手前に手繰り寄せるエクササイズとなります。
この運動は、足の「底」の「アーチ」を司る筋肉を鍛えるエクササイズです。
足の底には
- かかとから拇指球に向けての土踏まずを形成するアーチ
- かかとから小指の付け根(小指球)に渡って形成されるアーチ
- 拇指球から小指球に向けてのアーチ
の3つがあり、これらのアーチが「たわむ」ことによって、着地の衝撃を吸収しています。

しかし、このアーチが上手く形成されないと、着地の衝撃が吸収されず膝などに痛みを発症したり、骨盤の高さが違ってしまったりと色々な弊害を生じさせます。
そのため、足裏のアーチを正しく保つというのは身体の歪みを語る上ではとても大切なことなのですが、そのアーチを正しく保つための基本エクササイズがこのタオルギャザーになります。
しかし、足の裏のアーチが大切なのはわかったけど、それと「足首の捻挫」とどう関係するの?
捻挫は足首で、タオルギャザーは足の裏でしょ?
なんて思われる方もいると思います。
これ実は、色々と関係しています。
まず、捻挫の予防に関しては明らかにタオルギャザーは深く関係しています。
先ほど行ったように、タオルギャザーは足の裏のアーチを形成させるために役立つエクササイズです。
この足裏のアーチが歪んでいると、足首に不安定さをもたらします。
足首が着地の際に不安定になればなるほど足首の捻挫を発生させる確率は高くなります。
そのため捻挫の予防に関しては必須のエクササイズであるとも言えます。
また、捻挫をした場合の「リハビリ」の段階でも、実はタオルギャザーは広く使われるエクササイズなのです。

捻挫をした場合、足首はその保護のために固定されることがほとんどです。
そして足首の関節を固定して負傷した箇所の細胞の復旧を待ちます。
そして。ある程度負傷した箇所が治ってくると、次にリハビリに入っていきます。
ちなみに、ここでよくある勘違いは「リハビリが怪我を早く治す」と思っている方が圧倒的に多いことです。
リハビリとは「固定している間に衰えてしまった筋肉を元のレベルまで戻す」ことが目的です。
これを「リハビリをすれば「患部が早く治る」と勘違いしてしまうのです。
怪我は基本的に「安静」にして「自然」と治るものであり、無理なリバビリはそれを詐害することはあっても早く治すことはありません。
足首の捻挫に関しても経過を見ながら「徐々に」実施していくことが大切なのですが、この時に足首の関節を固定したままでもできるのが「タオルギャザー」です。
そしてタオルギャザーで鍛えられる筋肉は、足の裏のみならず、足首周辺の筋肉も微妙に使用されているものなので、捻挫の初期リハビリとしては患部を保護しながらできる貴重なエクササイズと言えます。
タオルギャザーの負荷の上げ方は、まず両足で行い、それがスムーズにできるようになったら、今度は片足でそれを行います。
さらに片足でもスムーズにできるようになったら、タオルの上にペットボトルなど重りを置いて実施し、その重量を徐々に重くしていくことによって負荷を変えていくことができます。
一見足首の捻挫と関係ないようなタオルギャザーですが、実はかなり密接な関係があります。
