「腰痛と抗重力筋」の関係について
抗重力筋・・・ってご存知の方いらっしゃいますでしょうか?
トレーナーや医療系の勉強をしている方以外はなかなか、聞き慣れない言葉だと思いますが、とても大切な筋肉です。
抗重力筋とは、特定の筋肉を指しているのではありません。
抗重力筋とは、簡単に言うと「立っているときに使っている筋肉群」のことを言います。
重力に逆らって二本足で立つには、各筋肉をそれなりに使って立たなければなりません。
そのときに使われる各筋肉を総称して「抗重力筋」と読んでいるのです。
実際に使われている筋肉は、足の筋肉や体幹、骨盤周りの色々な筋肉のことを指します。

そして、この「抗重力筋」と腰痛がどのような関係にあるのか?です。
前ページで「トリガーポイントで何が行なっているのか?」と言うお話ししております。
ここで一つご紹介しなければならないのが「筋紡錘」と言われるものです。
これは、筋肉の中にあるセンサーだと思ってください、
これ意外と大きく、なんと7mm〜10mmくらいの大きさで実際に目視することが可能です。
この「筋紡錘」の役割は、筋肉が急激に引き伸ばされた場合「こんなに急激に筋肉が伸ばされちゃうと、壊れちゃうかも」と、危険を察知してそれ以上筋肉が伸びないように反応されるセンサーだと思ってください。
ストレッチで急に人から押されたときに「イタタタ」と身体を硬直させて、それ以上筋肉を伸ばさせないようにすると思いますが要はあれです。
この数が結構多く、一つの筋肉に数十から数百もの筋紡錘が存在します。
筋紡錘とトリガーポイント
そして、この筋紡錘とトリガーポイントが、どう関係するのかですが、トリガーポイントとは筋肉が収縮しっぱなしの状態の場所であるわけです。
そして、筋紡錘も筋肉を収縮させるための働きがあるわけです。
つまり、トリガーポイントは、筋紡錘の多い所にできやすいのです。
また、筋肉によってこの筋紡錘の数は違います。
当然ですが、この筋紡錘の多い筋肉が痛みの発信源であるトリガーポイントが発生しやすい場所であるとも言えます。
長い前置きでしたが(^^; ・・ここで「抗重力筋」が登場します(^^)
「抗重力筋」とは、立っているときに常に使われている筋肉です。
つまり「抗重力筋」とは、常に収縮を強いられている筋肉であるとも言えます。
そのため「抗重力筋」には、この筋紡錘がとても多く存在します。
この筋紡錘が、過剰に働きやすいのが「抗重力筋」なので、トリガーポイントも「抗重力筋」に多く発生しやすいのです。
身体の痛みの発信源を探したいときは、この「抗重力筋」に発生ポイントがある可能性も高いのです。
筋膜連鎖について
さらにここでやっとキーポイントがてできますが「筋膜連鎖」というものがあります。
体の筋肉や筋膜というのは、ある程度繋がっていて連動して身体を動かすように作られています。
歩くときに、左足を前に出したら上半身を軽くひねって右手が出るという動作がまさにそれです。
足と手がバラバラには動かないですよね(^^;
これは筋肉や筋膜が連鎖しているために起こることなのですが、この筋膜連鎖上にトリガーポイントがあると、そのライン上に痛みが出ることがよくあります。
筋膜連鎖のイラストはこちらになります。

筋膜連鎖のどこかにトリガーポイントがあると、このイラストの黄緑のどこかが痛くなるというものです。
もし、「あそこが痛い」とか「ここが痛い」ということがある場合、その痛い場所だけでなく、これら「抗重力筋」「筋膜連鎖」を頭に入れておき、このラインに痛みの原因があると疑って自分をモニタリングすることはとても大事なことです。
痛みの場所とその原因は往々にして違います。
トリガーポイントと、痛いところにズレが生じることはよくあるのですが、上記のことからある程度推測をすることができるのです。
ぜひ、自分の痛みの発信源を探りたいと言うときは、ちょっと頭の片隅に入れておいてもらいたいと思います
色々書きましたがよろしければご参考に(^^)
ではでは!
