皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
「身体のゆがみ」を語る上で超大事な事があります。
基本的な「ゆがみ」の考え方について
当たり前といえば当たり前ですが「身体のゆがみ」は3Dで・・・
要するに立体的に起こっていると思う事から始めなければいけません。
どういう事かというと、身体の前面から見た場合に、片方の肩が落ちているとか、横から見て骨盤が前傾している、後傾している、猫背であるとかをととらえて「身体が歪んでいる」と感じると思います。
しかし実際はそれに加えて「斜め」に歪んでいる事がほとんどであると思わなくてはいけないのです。
例えば片方の肩が落ちているとしたら、それはさらにその片方が斜め前に実は落ちており、もう片方が斜めうしろに上がっていると捉えるのが自然と言う事です。
骨盤も同じで、骨盤が前傾している場合、左右同じように前傾しているなんてことはほとんどありません。
どちらかの前傾度が絶対に左右違うはずなんです。
まず身体のゆがみを捉える場合は、2次元で考えるのではなく3次元で身体のゆがみを考える癖をつけるようにしましょう!
「代償作用」
なにやら難しい匂いがしますね(笑)
これは、どこかの関節等の動きが制限された場合、別のどこかがその分を必ず助けてくれている・・・・
でもそこにはかなり不自然な動きを強いられるため負担がかかっていますよ・・・という事を言います。
例えば、骨盤が左側に下がって歪んでいる場合を考えてみましょう。
左の体側部分は伸びている事になります。
これはそこの筋力が「弱い」から「下がって」いる可能性があるからです。
まずこのゆがみの原因が、かりにこれだとしましょう。
そして、実はその反対側、右の体側部分は収縮している状態が考えられます。
これはつまり力が入りっぱなしになっているんです(^^;
弱い部分をカバーしているけなげなヤツだと思って下さい(^^;
そして、そこに負担がかかりすぎて、ずっと緊張した状態が続くと、そこが痛んでしまったりするのです。
すると「右の脇や腰が痛い」ということにつながります。
そしてその痛い場所をほぐしたり何か塗ったりするのが自然だと思います。
でも根本的原因は実は左が「弱い」から「下がって」所にあったりするんです。
「痛い所と痛みの原因の場所は別」といわれるゆえんですね。
まず「身体がゆがむ」とは、どこかが「弱い」「緩んでいる」か「強すぎる」「固くなっている」事が原因である事が多いです。
そしてその「原因の場所」と「痛みがでる場所」は「別である事も多々ある」ということを覚えておくと良いと思います。