ぶつかり合った時に負けない
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「相手とぶつかり合った時に負けないちょっとしたコツ」というテーマでお届けしたいと思います。
部活でコンタクトスポーツをしている方、割といらっしゃるのではないでしょうか?
コンタクトスポーットは相手と接触の機会のあるスポーツです。
サッカーやバスケなどで、ボールを奪う際のポジショニング争いをする時に相手と押し合いへし合いになる・・・
そういうシーンに出くわすことがあると思います。
体幹トレーニングをする時のメリットとしてそのような場面で相手に押し負けないための強い体幹を作るという点が挙げられます。
しかし、この時に「ちょっとしたコツ」で、このぶつかり合いに強くなれるとしたら・・・どうでしょう?
そんな方法あるの?
なんてご質問が聞こえてきそうですが・・・
あるんです!
相手に押し負けないための「ちょっとしたコツ」
そして、それは・・・上腕にあるんです!
上腕? 腕だよね?
体幹のぶつかり合いと何か関係あるの?
と思われるかもしれないですが、これが大ありなんです。
やり方を簡単にご紹介します。
腕をだらっと垂らして、そこから広げてみます。
いわゆる相手を背負った時にポジショニング争いで負けないように腕を広げて相手を遮っているような時のポーズです。
この時に上腕を
- 「外旋」させるのか?
- 「内旋」させるのか?
で、パワーの出方が違うんです。
相手との接触に対し強い力を発揮したかったら、上腕は「外旋」させてください!
この図をご覧ください。
腕を広げた時に「A」の形は上腕は内旋しています。
「B」の形だと上腕は「外旋」しています。
問題は「C」の形です。
一見内旋しているようです。
それは「前腕」の形だけ見るとそう見えます。
しかし「上腕」(肘から肩にかけての腕)が開いていれば、それは「上腕が外旋している」と思っていただいてOKです。
つまり肝心なのは「手のひら」や「手の甲」の向きではありません。
相手を制する時に手のひらは下を向いたり、もっと内側にひねって後ろに向いて相手を抑えるような形になっていても「肘から上」は外旋方向に力が入っていればいいのです。
これはなぜか?
上腕を「内旋」させてしまうと「胸がしぼむ」形になります。
この形だと外から力がかかった時に、脊柱か「C字」になりやすく腹圧もかかりずらくなるのでうまくパワーが発揮できないのです。
上腕が外旋状態になると「胸を張る」形になります。
すると脊柱は「S字」の形を取りやすくなります。
この形が取れると、腹圧もかかりやすくなり外からの外力に対して強い力を発揮しやすくなります。
重いバーベルでスクワットをする際に、胸を張って脊柱のS字をキープするのは腹圧をかけて重い重さに耐えられる姿勢を作るためです。
デッドリフトもそうです。
大抵のウエイトトレーニングでは「背筋は伸ばして」「腹圧をかけやすい」状態で行うものです。
これは「ウェイト」という外からの力に対してちゃんと対応できるようにするためです。
胸を張るのは大切ですが、実際のスポーツシーンでは「腕」に意識を置いた方がうまくパワーが発揮できることが多いです。
相手との競り合いに強くなりたい!という方は是非「上腕は外旋させて」相手と競り合うようにしましょう!
よろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!
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