皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「あえて「立って」筋トレしてみるメリットについて」というテーマでお届けしたいと思います。
筋トレしている方・・・・このブログを見ている方ならたくさんいらっしゃると思います(^^)
そして、筋トレには色々な種目があるわけですが・・・
おそらく・・・おそらくですが・・・・
みなさん、たいていの筋トレを「座っている」か「寝た体勢」で行うことがほとんどではないでしょうか?
ベンチプレス、レッグプレス、ラットプルダウン、シットアップ、腕立て伏せ・・・・
各種マシントレーニングを始め、各種体幹トレーニング、自重系トレーニング・・・
そのほとんどがシートに座っているか、ベンチや床に寝て行なっていると思います。
普段のトレーニングで「立って筋トレする」種目として行なっているのは「スクワット」と「デッドリフト」だけ・・・・
やったとしてもランジ系までという方はとても多いと思います(^^)
これはなぜそうなのか?というと・・・
まずその方が「個別の筋肉に効きやすいから」という理由が挙げられると思います。
例えば、カール系の種目を行う場合・・・
立って行う「スタンディングバーベルカール」という種目があります。
これやってみると分かりますが結構「しんどい」んですよね(^^;
これに対して、ベンチに座ってダンベルでカールする「シーテッドダンベルカール」という種目があります。
これはあまり「しんどい」という感じではないため、より「上腕二頭筋に効かせながら行なっている」という感覚が強い種目です。
プリチャーカールなんかもそうですよね(^^)
なぜ座ったりしている方が効きやすいかというと、一つは「反動を使いづらい」からであると言えます。
椅子に座っている時点で、膝や股関節の動きに制限がかかるので「反動を使う動作」はかなり抑制されます。
そのためより「個別の筋肉を使う」ことによって動作をしなければならないので、鍛えたい筋肉「だけ」を鍛えている感覚が強くなります。
それに対して立って行うと「体幹部分や足腰の筋肉が体勢を保つためにかなり動員される」必要があります。
体幹の筋肉も足腰も使いつつ、カールに必要な上腕二頭筋を収縮させなければならないので、その意味で「しんどく」鍛えたい筋肉への意識も分散しやすいと言えます。
ダンベルのサイドレイズを行うにしてもスタンディングで行うのと座って行うのでは、スタンディングでやる方がしんどいわりに肩の筋肉への効きは座ってやっている方が効く感じがする・・・・
こういう経験をされている方はとても多いと思います。
こうなるとボディメイクを中心とする方にとって、座ったり、シートに背中を預けて固定しながら各種筋トレを行う方が筋肉を鍛えるのに良いと判断して行う方が多くなるのもうなずけます。
そう・・・・ボディメイクならそれでもいいと思います。
・・・・しかし・・・・
いくつかの点では「あえて「立って」筋トレをする」メリットは確実に存在します。
「あえて「立って」筋トレをする」メリット
まずスポーツを行なっている方が筋トレを行う場合は、僕はできるだけ立って行う種目をお勧めするようにしています。
なぜか?
理由は簡単です(^^)
ほぼ全てのスポーツは「立って」行われるからです。
そして「単独の筋肉だけ使って行うスポーツはない」ということが挙げられます。
大抵のスポーツは「体幹に力を入れつつ、他の場所も力を入れつつ、身体を色々と動かす」事がほとんどです。
なのに普段の筋トレは座ったり、寝たりして体幹への姿勢保持の力は最小限にしつつ行うようなトレーニングばかりしている・・・
するとその時に培ったパワーが、いざ「立った状態で発揮されるのか?」となると非常に疑問です(^^;
だって・・・普段立った状態で力を入れたり動作させたりしていないんですから(^^;
ベースの筋力作りとしてノーマルの筋トレを行うことはとても大切です。
それと同時に「立った状態でそのパワーを発揮するトレーニング」も同時に並行してやっていかないと「使えない筋」となってしまう可能性が高いんですよね(^^;
でも、胸のトレーニングとか体幹のトレーニングとか、立ってどうやるの?と思われると思います。
ジムに通っている方はケーブルプーリーのマシンがあればこのように立ってケーブルを腕で押したり、逆に引っ張ったりしてトレーニングすることは可能です。
そして器具がない方は、「壁」を使います。
簡単です。
壁を両腕で押したり、相撲の鉄砲のように片方ずつプッシュしたりするでけでも、立って力を込める練習としては有効だと思います。
もう一度言いますが「大抵のスポーツは「立って」行われる」ので、ぜひ普段の筋トレも「立って踏ん張るりながら行う」種目を色々と取り入れてトレーニングされることをお勧めいたします(^^)