姿勢・身体の歪み

動きをスムーズにする「皮膚テーピング」について

2019年5月25日

皮膚テーピングの方法と効果

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「皮膚テーピング」についてというテーマでお届けしたいと思います。

「皮膚運動学」

ここでポイントなのは「皮膚」です。

じつは人体にとって動作をする時に皮膚というのは「抵抗」になるのです。

あまりこのような感覚で日頃動作をしている方というのは少ないと思いますが、とある実験をするとこれが実感できると思います。

いまこのブログを見ていただいている皆さんにも簡単にできます。

まずそのまま首を左右にひねって、視界の端がどこまで見えているか確認してください。

何回かやって、首の捻れる限界値を視界で確認します。

では、まあ右左どちらでもいいのですが、左のほうがひねりづらいとしましょう。

この場合、まず右手のひらで、右のほほを触れます。

そのまま顎に向って、ほほをさするように手の平を斜め下にさすります。

左の手は、左の顎の横に添えます。

そして顎から左のほほに向ってこちらは斜め上に向って手のひらでさすりあげるようにします。

これを両手でわりと勢いよく「シュッシュッ」と10回から20回くらいほほをさすって見ます。

終わったら、また首をひねって左を見てみましょう。

どうでしょう? 全員は厳しいかもしれませんが、かなりの方が、視界の端に見える景色が広がっているのではないでしょうか?

これは、顔の皮膚の抵抗を左に捻る方向に抵抗を軽減させたために起こる現象です。

このように皮膚の「抵抗」を軽減させると身体の動きがスムーズになったり、稼働域が広がるのです。

これを「皮膚運動学」といいます。

まず皮膚運動学の基本的な法則をご紹介します

  • 皮膚にシワが出来るときシワが深くなるような運動は「制限」される
  • 皮膚の運動方向は間接運動と連動する
  • 骨同士が近づくと皮膚は間接から離れる方向に動く
  • 皮膚は筋肉と滑走する
  • 適切な方向へ皮膚を誘導することで、筋肉の収縮が行いやすくなる

です。

また、筋肉と筋膜の動きも大切です。

皮膚のすぐ下には浅筋膜層というものがあります。

この動きと筋肉の動きは逆に動くのです。

そしてこの 浅筋膜層と、そのすぐ上にある皮膚がおなじ方向に動いてしまうと、そのまま筋肉の動きを制限してしまいます。

具体的に皮膚はどのような抵抗になるのか?

まず、首を左右に倒してみます。

例えば右に首が倒しづらいとします。

そしたら、まず右に首を倒し首の皮にしわを作ります。

次に首を反対側に倒して、テーピングを首から肩にかけて貼っていきます。

しわがてきていた部分にテープがかかることが大切です。

次に再び首を倒しづらい右に倒します。

今度はテープを「肩から首」にかけて皮膚を少し引っ張るように貼ります。

首を正面に戻して、首を左右に倒してみると、皮膚の抵抗が少なくなった分、首が倒しやすくなっているのがわかるのです!

これが、皮膚テーピングの基本です。

ただ、テープを貼るだけではダメで、筋肉の動きに合わせてテープを貼っていくことが大切です。

テープを貼っていく方向によって、筋肉の動きをスムーズにすることもできれば「抑制」することもできます。

これはちょっと難しいのですが、筋肉には「起始」と「停止」があります。

テープを「停止」から「起始」にかけて貼ってあげると、筋肉の活動方向に同調するので動きがスムーズになります。

逆に「起始」と「停止」にかけてテープを貼ると筋肉の活動方向と逆になるので、動きを抑制することができます。

これを動きすぎる所と動かない所を見極めてテープを組み合わせて貼っていくことによって身体の動きの歪みを補正していくことができます。

腕をあげるときに、上げづらい・・という方へ

結構あるあるだと思うのですが、そういう方を対象とした、皮膚テーピングの貼り方についてご紹介したいと思います。

まず、左右の腕を上げて、上げづらい! という方を確認してみてください。

次にそちらの腕をまず上げてみます。

次に腕を上げたときに生じる肩関節の「しわ」を確認します。

次に、そのしわに対して垂直に、二の腕テープを貼ります。

ただし、この時はテープの端だけを貼るようにしましょう。

二の腕にテープの端だけを貼ったら次に肩峰と言われる、肩にある突起部部に、これまたテープの端だけを貼り付けます。

腕を下ろして、二の腕のテープの中心部分を片手で抑えながら端を肘方向に引っ張るようにして貼ります。

最後に肩峰に貼ったテープを首方向に引っ張るようにして貼って完成です。

長時間デスクワークで肩関節が固まってしまうという方もいると思います。

また、四十肩、五十肩で肩が上がらないという方も多くいらっしゃるでしょう。

こういった方々にもこのよう皮膚テーピングは有効です。

ただし、痛みが生じていて、まだ急性期の場合は、肩関節は大きく動かさず安静にすることも大切です。

しかし痛みが引いてきたら徐々に動かしていかないと拘縮といって、関節が固いままになってしまったり、筋肉が硬くなり色々なところ(神経など)を圧迫してしまうこともあります。

そのようなことを防ぐためにある程度痛みが引いた時点で、テーピングの力を借りて、肩を動かしやすくすることはとても有効なのです。

ぜひ肩が硬くなってきた・・・という方はご参考にしてください(^^)

「胸郭出口症候群」に対するテーピングでの対応について

そもそも「胸郭出口症候群」とは何か?です。

これは女性に多くみられる症状で、なで肩で方の周りの筋量が少ない方が発症しやすいものです。

胸郭出口とは、鎖骨と一番上の肋骨の間の部分です。

この間には神経・動脈・静脈が走っています。

「胸郭出口症候群」とは、この間が狭まってしまい神経や血管が圧迫されて痛みや痺れがでる病態です。

また、鎖骨周辺の皮膚の動きが鈍化し、首を左右に振る時に、どちらかの方向が動かしづらくなることもこの病態の特徴です。

この状態を改善させるために、皮膚テーヒングにて改善させようというのが、今回のテーマです。

では実際の皮膚テーピングはどう貼るのか?ですが、これは割と簡単です。

まず、首を左右にひねり、ひねりづらい方を確認します。

今回は左にひねりずらいと仮定します。

この場合もまずテープを貼る順番は左の鎖骨下部分です。

ここから肩口にかけて、テープを貼っていきます。

次に、右の肩口から右の鎖骨下部分を、中央に向かってテープを貼りましょう!

次に 背面です。

背面に関しては、右は首の付け根部分から、右の肩に向けてテープを貼ります。

左に関しては、左の肩口から、首の付け根に向かってテープを貼りましょう!

これで完成です!

首の回旋の場合、身体の前側の皮膚は運動方向に動きます。

しかし、首の背面がわの筋肉は、回線方向とは逆の方向に皮膚が動きます。

んー、ちょっと不思議ですね(^^)

なので、この方向にテープを走らせることによって、首の回旋の動きをスムーズにできるのです。

もし首をひねって左右差があり、さらに痛みも伴う・・・という方はよろしければご参考にしてください(^^)

腰痛に対してどのように皮膚テーピングを施すのか?

まず、腰痛には、いくつかの原因がありますが、腰痛で最も多いのは、筋肉が固まっておこる「非特異性腰痛」と言われるものです。

ではなぜ筋肉が固まるのか?

これも色々な原因があるのですが、その一つに「股関節の動きが悪い」と言うケースが挙げられます。

股関節と腰は非常に近いところに隣接していて、股間つ背の動きが悪いと、その動きを補填するように腰に負担がかかってしまうのです。

これを皮膚テーピングにより、動いていないところを動きやすく、動きすぎるところを抑制してあげるのです。

今回のテーピングは、腰を反らした時に痛みが出る用です。

1 上体を後ろにそらして、シワが最も深く出るところを確認します。

そして、そのシワを挟むようにして短いテープを上下からシワ方向に伸ばして貼る

これで過剰に頑張っている腰椎の動きを制限します。

2 お尻の下にできるシワを確認する

そのシワをセンターとしてシワの上の部分に長いテープを腰の方向に向かって貼る

これにより、股関節の可動域を拡大させます。

3 最後にお尻のシワの下にテープの端を貼り、膝方向に引っ張って貼る

これで完成です。

このテーピングは、上体を反らす運動を、腰だけでなく、股関節の動きによって助けやすくするための皮膚テーピングです。

上体をそらして痛みが出る場合は、腰椎の4番と5番が働きすぎることが原因です。

ぜひ、ストレッチなどの他にも、このような方法で、腰の負担を減らしてあげることもゆうこな手段となります。

上体をそらすと腰が痛いと言う方はよろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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