スピード・アジリティ

「目のスピードと「意識」の関係について

スピードを科学的に考察

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「目のスピード向上」をテーマなのですが何かのトレーニングというより、まずちょっと概論的なお話をしたいと思います。

歌舞伎をご存知の方ならわかると思いますが、人間の両目は「別々」に動かすことができます。

歌舞伎では両目を寄せてポーズを決めるシーンがありますね(^^)

両目はそれぞれ別の筋肉でコントロールされているので、「やろうとすれば」それぞれ別個に動かすことができます。

・・・そう・・・「やろうとすれば」です。

ではやろうとしなければどうなるのか?

これはですね・・・・「自動的にコントール」されます。

このコントロールがうまくいくのか?どうか?

ここが「目のスピード」を向上させる上でも重要な要素であります。

では、目というのはどれくらい「自動的にコントロール」されるのでしょう?

これは、もしよろしければ自分でも実験してみてください。

目のコントロールのチェック法

まず、両目で何かをじっと見ます。

自分一人でチェックするときは鏡を使って自分の目を見るのも良いでしょう。

そこから、横から片目に懐中電灯の光を当ててみます。

猫の目もそうですが、光がたくさんある状況だと、瞳孔が小さくなっていくものです。

夜の猫の瞳はまん丸で可愛らしいですが、昼間は細長く、ちょっと怖い感じの目をしてますよね(^^;

そして、ここからが問題で、この時に「もう片方の目」の瞳孔ってどうなると思いますか?

普通に考えれば光が当たっていないので、形は現状を維持するはずです。

しかし、人間の目は、光を当てた方の目の瞳孔が小さくなるのとほぼ同じタイミングで、光を当てていない方の目の瞳孔も小さくなっていくのです。

んー・・・・人間てすごい!

光だけでなく、例えば名刺のように小さな文字を顔に近づけて片目で見てピントを合わせます。

この時にもう片方の目は名刺を見ていなければ、瞳孔の大きさに変化はないはずです。

しかし、近くの小さい文字にピントを合わせていない方の目の瞳孔も、片方の目が名刺にピントを合わせたのとほぼ同じタイミングで小さくなります。

人間は、利き腕、利き足があるように、目にも「利き目」があります。

その「利き目」を中心に、その目の瞳孔が動いたとして、もう片方の目であまりよく見ていなくても、同時に瞳孔の動きなどが連携して動いていないと、困るので両目は常にチームワーク良く動くようになっています。

しかし、ここでポイントなのは、「チームワークの良さに甘えてはいけない」という点です。

自然にチームワーク良く目は動いてくれるから、常に「利き目」でものを捉えようとする方がいます。

確かに、それでもプレーはできるでしょう。

しかし、研究ではアスリートが身体を動かしたり、バットやラケットを振り回す時に「両目でしっかり物を見てプレーする」方がタイミング性も正確性も向上するということが明らかになっています。

なので、昔から野球などでは「ボールをよく見て」と言われますが、あれは当たり前の事を言っているのみならず「「両目」でしっかり物を見る癖」をつけさせるための物であったと見るべきなのです。

ぜひ目のトレーニングも、できればいつも意識して見ていない「利き目ではない方」の目をより重点的にトレーニングしていただくと、より効率的になってきます。

プレー速度を上げるための「目のスピード」をあげたい方はよろしければご参考にしてください(^^)

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