姿勢・身体の歪み

ゆがみの科学「お辞儀とゆがみの意外な関係」

腰痛について

皆さんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「お辞儀と身体のゆがみの関係」についてというテーマでお話ししていこうと思います。

「お辞儀と身体のゆがみの関係」について

「起立、礼、着席」と、授業の最初と最後にお辞儀する機会が多い学生さんはたくさんいらっしやると思います。

社会人となればなおさらで、接客の度にお辞儀をしなければならない方も多いでしょう!

このお辞儀と身体のゆがみには、割と密接な関係があるのです。

どういうことかというと、お辞儀を「背筋を伸ばして股関節から中心に行う」のが、デパートやホテルマンの研修などで最初に行われる研修だと思います。

この姿勢で行うお辞儀がとても大切なのです。

これと反対に悪いお辞儀というのは「背中を丸めながら頭を下げていく」お辞儀です。

いやいや、確かに、見た目の違いはあるけど、ゆがみというほど大げさな・・・・

と思う方も多いと思いますが、これを筋肉的に解説してみたいと思います(^^)

背中の特に脊柱の周りには割といろいろな筋肉があります。

まず代表的なのは「脊柱起立筋」と言われる筋肉です。

背骨のすぐ両脇に腰から首まで長く走る筋肉です。

マッサージをするときに背骨の両脇の太い筋肉を親指などで指圧されること多いと思いますがその筋肉です。

これに対して、めちゃくちゃマイナーな筋肉に「多裂筋」というものがあります。

もう「なんじゃそりゃ?」という方も多いと思いますが、この筋肉は脊柱起立筋のさらに内側に、腰まわりから首まで走っているこれまた長い筋肉です。

脊柱起立筋が外側にある「アウターマッスル」多裂筋は背中の「インナーマッスル」だと思ってください。

この二つの筋肉、もちろん形状が違います。

その形状的特徴として、多裂筋は頭の方に行くに従って「細くなっていく」のに対し、脊柱起立筋の形は頭まで「あまり太さが変わらない」のです。

これと何が関係してくるかというと、例えば背筋をまっすぐにお辞儀したとします。

この場合の負荷は、支点中央付近(腰のあたり)に強い負荷がかかります。

背筋を丸めてお辞儀をすると、その負荷は脊柱全体に分散します。

一見では背中を丸めた方がいいと思うところですが、背中全体を丸めた動きは、腰から頭まで太さの変わらない脊柱起立筋がより強く働きます。(負荷が全体に分散される)

対して背筋をまっすぐにしてお辞儀すると、腰のあたりが太くなっている多裂筋まで関与を働かせやすくなります。(負荷が腰中央に集中するため)

これをトレーニングに例えると、スクワットなどでは背筋をまっすぐにしてしゃがむと思います。

この体勢だと身体のコアを固める動きが働き、腹横筋や多裂筋などのインナーマッスルも実はかなり動員されるものです。

片や、ステッイフドデッドリフトのような脊柱を丸めて行うトレーニングは、インナーマッスルを働かせるというよりは、脊柱起立筋のようなアウターマッスルによりダイレクトに働きかける性格のトレーニングになります。
(全くインナーが働かないというわけではないです・・・あくまで傾向のお話です)

身体のゆがみには、インナーマッスルを普段から動かせるようにして身体を固定させる働きを活性化させておくことはとても大事です。

普段のお辞儀もお腹に力を入れ、背筋を伸ばし、体幹の中央部分・・お腹周りのパワーボックスをしっかり働きかけさせながら行ってみてはいかがでしょうか?

見栄えもいいですし、一石二鳥だと思うのですが(^^)

次のページではお辞儀のような普段の動作にまつわる、日常生活での体の歪みの発生原因を色々とご紹介したいと思います。

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