その場ですぐに体が柔らかくなる
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です。
今日は皮膚の「表面滑走」についてご紹介したいと思います。
ここで、皆さんにちょっと珍しく怪しげな質問を投げかけてみたいと思います。
いますぐ急に身体が柔らかくなれるとしたらどうします?(笑)
いやー、なんか怪しげなダイエット器具販売の売り込みのセリフみたいなノリですが、実はこれはある程度可能なんです。
かなり前に受講した健康運動指導士の研修でこの内容の講義を受けた事があります。
その研修会では、例えば立って腰に手をあてて後屈をした時(ようするに身体を反らした時)に最初は天井しか見えない人が、床迄見えるようにする方法を教えていたりしました。
本当です!実は僕も最初天井しか見えないのがいろいろやって行くうちに床まで見えたんです!
「組織の癒着」と「皮膚」の概念
身体を曲げるときって、必ず「皮膚」と「脂肪」の間に摩擦が生じます。
もしくは「脂肪」とその下の組織に摩擦が生じるのです。
その摩擦を軽減してあげるだけで人間の体の稼働域は飛躍的に広がります。
ちなみにこれは、筋肉の出力アップにも繋がったりするんです。
これは本当に簡単に実感できます。
首で実感してみよう!
例えばですね・・・
みなさん座っていただき、首だけをひねって左右を見て下さい。
その際「どこ迄見えたか?」をちゃんと覚えておいて下さい。(超大事!)
次に右手を、右のほお骨の部分に沿えます。
左手はあごの下に沿えて下さい。
そこから、右手はあごに向かって「シュッ」と軽く、まるで皮膚についた水滴を払うような感じで奔らせます
あごの下に置いた左手は顎から左のほお骨に向かってやはり皮膚の上を滑らせます。
正面から見ると、両手の軌道が「V」の字を描いているようにします。
これを30回位「シュッ、シュッ」と軽やかに連続して行なってみましょう!
終わったら「左」を向いてみて下さい。
どうでしょう?見える(首を捻る)範囲が広がっていませんか?(笑)
これは皮膚の滑走面にそって皮膚を伸ばしてあげて「皮膚による抵抗を軽減させた」為に、稼働域が広がったのです。
筋肉が伸縮しようとする時に筋肉以外の「脂肪」「皮膚」はそれ自体伸縮をしないため筋肉にとってはただの「抵抗」にしかなりません。
そのため、これらの「組織間の癒着」を剥がしたり「皮膚そのものの抵抗を軽減させる」ことによって、筋肉が収縮する際の「じゃまになるもの」を排除して可動域を上げる事ができるのです。
体幹で実感してみよう!
顔の次は「体幹」です。
まずイスに浅く座ってみて下さい。
胸の前で腕をくみ、上半身だけ左右に捻って、同じようにどこ迄捻れているか確認します。
肩越しに目線を落とし、肩の位置どこ迄きているのかで確認した方がいいでしょう!
そしてどちらでもいいのですが、回しずらい方を選んでみます。
ここでは左に向く方を選んでご説明します。
理屈は前回と同じで、まず右手を右の胸の上におきます。
左手はおへそのあたりにおきます。
右手はそのままおへそに向かって滑らせていき、左手は左胸の方に滑らせていきます。
先ほどの顔のように、今度は身体の前ををVの字に手が滑っていくようにやはり「シュッ」と奔らせます。
これを30回から50回ほど繰り返します。
そうしたら、又腕を胸の前に組んで左を向いてみて下さい。
どうでしょう?
稼働域が広がっている方けっこういらっしゃると思います。
これも体幹の皮膚の滑走面を左の方向に稼働域が広がるように誘導して上げたからなのです。
最後は骨盤から体幹で実感してみよう!
最後は骨盤で体験してみましょう!
立った状態で、同じように腕をくみ、身体を左右に捻って、やはり身体がどれだけ捻れるか確認します。
やり方はここ2回と全く同じです(笑)
イスのときと同じように肩越しでどれ位捻れているか、ちゃんと目標物を定めて確認しましょう。
腕は胸の前に組んでいただいて、そのまま左右に身体をひねってみて下さい。
どちらかひねりずらい方を確認していただきます。
今回も左のほうがひねりずらいと仮定します。
そうしたら、まず右手はおへその横、骨盤の前端部分のあたりに添えます。
左手はおへその下5cmくらいの所におきます。
右手は左手を添えている部分に向かって斜め下にスライドさせていきます。
左手は左の骨盤の前端の部分まで斜め上にスライドさせていきます。
これを30から50回ほど繰り返してから再び胸の前に腕を訓で左右に身体をひねってみて下さい。
先程より稼働域が広がっている方多いと思います。
これも「皮膚」を滑走方向に誘導したために起こる現象です。
できればこれらの行程を行なう前は軽いジョギングや動的ストレッチをやっておいていただき、「筋温」を暖めてから行なうようにしてあげた方がいいです。
スポーツの現場でもアップの前にこれを行なってからアッブをすると稼働域が広がった状態でストレッチとかできるので非常に効果が上がったりします。
筋肉が伸びすぎて「怪我を起こす」なんてこともなくなります!
色々書きましたが、よろしければぜひご参考にして下さい。
ではでは!
