皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「股関節をほぐす」と言うテーマでお話したいと思います
「効果測定」
今日はまず僕が指導の現場で「身体が柔らかくなりたい」といわれてストレッチを指導する時に「必ずしている事」をご紹介したいと思います。
簡単です・・でも超大事!
それは・・・・「効果測定」をするという事です。
効果測定とは何か?です。
例えば座って体前屈をさせる時に、最初に体前屈をした時どこ迄指がいったのか、身体のどこを触ったのかを必ず「本人」に目で確認させます。
そしていろいろストレッチを指導したあと、もう1回やらせます。
ほぼ100%最初よりはるかに身体が曲がるので、本人もびっくりします。
どこ迄指がいったのか、身体のどこを触ったのかの位置が全然違うために本人も確認がしやすいのです。
この「効果測定」をさせることによって、以降のストレッチの継続率ははるかに高まります。
ただ継続させる為の有効な手段なんですが、なかなか毎回これをする方っていないんですよね。
ストレッチをする時はかならずストレッチ前と後で自分がどれくらいの柔軟性が向上したのか?を確認するようにしましょう!
- 身体のどこを触れたのか
- 畳やフローリングの何番目の所の所迄触れた
など必ず指標にできる何かをもつようにすると、自分の柔軟性の向上をリアルに確認出来ます。
ちょっとめんどくさいかもですが、ぜひチャレンジしてみて下さい。
股関節をほぐすポイントについて
股関節・・・・硬くてお悩みの方多いのではないでしょうか?
まず股関節の構造についてです。
股関節は球関節といって、ぐるぐるいろいろな方向に動かす事の出来る本来可動域の広い関節です!
これは、ポールがスコっとくぼみに収まっているような作りをしている関節の事です。
この関節の特徴として「いろいろな方向に骨が動かせる」という特徴があります。
そしていろいろな方向へ動かす事が出来る故、いろいろな筋肉が股関節周りにはあります。
それら多くの筋肉をほぐす為には「股関節の付け根」から大きく「いろいろな方向」に動かしていただく事が大事になります。
股関節を柔らかくしたいというと、脚を開脚して身体を前に倒すストレッチを延々とやる方ってわりといらっしゃると思います。
しかしそれだけでは股関節の可動域って本当の意味では広がらないんです。
とくに皆さんが見落としがちなのは股関節の「前面」と「外側」の柔軟性です。
股関節の後ろ、いわゆるハムストリングや内腿は、長座体前屈だったり、開脚の前屈でストレッチされる方多いと思います。
しかし「前面」のストレッチと「外側」をストレッチされる方って少ないのではないでしょうか?
また、長座体前屈や開脚の前屈のようなスタティックストレッチ(静的ストレッチ)はしても、ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)をする方も少ないのではないでしょうか?
太腿の骨は前後左右だけではなく股関節を中心にクルクルと回旋運動も出来ます。
スポーツシーンのウォーミングアップなどではダイナミックストレッチを中心に行っていただくと股関節の筋肉の柔軟性の向上だけでなく、筋出力も上がりやすくなりますのでぜひいろいろ試してもらいたいと思います。
また股関節をいろいろ動かしていると、どうしても股関節から先をイメージすると思うのですが、実は反対からの視線で見る事も大事です。
どういう事かというと「脚を固定」して股関節を動かそうとするとどうなるか? というと、股関節を中心に「上半身」が動きますよね?
そりゃそうです、脚は固定されているんですから。
この時の注意ポイントとして「体幹」の動きと間違えないようにする事が大事です。
実際のドリルとしては、脚を固定し、股関節を中心に上半身を前後、左右に倒して股関節をほぐすエクササイズがあります。
このドリルをする時にみぞおちや脇腹から曲げて行く動作は体幹の運動になってしまい、股関節をほぐすドリルにはならなくなってしまいます。
あくまで体幹とは別に「股関節」を中心に上半身を動かして股関節をほぐすドリルも行いましましょう!