ストレッチ・柔軟

トレーニングやストレッチで「怪我は治るのか?」について!

怪我を早く治す方法について

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日はみなさんとのやりとりについて詳しくご紹介していこうと思います(^^)

今日はみなさん割と誤解を生んでいるのでは?と思うテーマでお話ししたいと思います。

それは・・・・・

トレーニングやストレッチで「怪我は治るのか?」というテーマです。

この質問はかなり頂く頻度の高い質問です。まずそれらをご紹介します

一つ目のやりとりは

質問
こんにちは。野上さんに伺っても皆無のことかもしれないのですが、4月1日から左腕が痛くて、自分の体の方に引き寄せるのがとても痛くて同月下旬に整形外科に行ったら肩関節周囲炎みたいなものかなと言われました。

リハビリを続けていますが一進一退です。(肩関節周囲炎とは所謂五十肩の様なのですが私はそんな年はいってません(汗))

今月頭くらいは調子がよくリハビリも行かなくていいかと思っていたのに少し二の腕の運動を再開したら再発しました。

家で出来るストレッチ等ありますか?

野上鉄夫
残念ですが、ストレッチでは治らないと思います。まずは「安静」と「固定」、あとは「痛くない範囲(を探しながら)で稼働させる」ことが最も早く回復できると思います。お大事にしてください。

というものでした。

二つ目は

質問
こんばんは。私は先日のサッカーの試合で足をつってしまいました

そこで質問なのですが、足をつらないようにするトレーニングはどのようにすればいいのでしょうか??

野上鉄夫
トレーニングではなく、水分とミネラルを事前に充分補給しておきましょう(^^)

というものでした。

三つ目は

質問
僕野球やってるんですが
7ヶ月前くらいから肩の痛みがとれなくてこまってます
MRIに入った結果肩に水がたまっていて筋肉が炎症起こしてると言われました実際水はまだ取ってないんですが痛み止めの注射ならしてもらいました
何をしたら治りますか?
野上鉄夫
まず、なにかをやって早く治るということはありません。通常肩の手術などをしたら4〜6週間の完全固定の後、リハビリが始まります。

リハビリも「早く治す」ためのものではなく、「再発の防止」を目的としながら「筋力をもどす」ために行われるもので「治す」ために行われるものではありません。
7ヶ月も経っていまだに炎症があるということは安静にしておらず「なにかをしている」可能性が高いです。

それはただ「治る」のを遅らせているだけだと思った方がいいです。

まず、医師の指示に従い、炎症を抑えるのと水を抜くのを最優先にしましょう。

トレーニングが必要なのは「炎症が静まった後」です

四つ目は

質問
突然なんですが....
きょっかくきんえんってどうやったらなおりますか?
ちなみに野球をやってます。
野上鉄夫
棘下筋炎ですね(^^) 筋肉の炎症は「固定」と「安静」が基本です。運動は「治すため」にはほぼ無力だと思いましょう。なにかするとそれだけ治りが遅くなるだけです。

ストレッチもダメです。医師の指示に従って炎症がなくなってからリハビリしましょうね(^^)

五つ目は

質問
急にすいません
今週の火曜日に肉離れをしてしまったんですが早くて3週間後遅くても5週間後には復帰したいと思っているんです。

どのようなことをしたらいいですか?痛みなどがとれるまでととれてからのリハビリなどのトレーニングの過程を教えていただけるとありがたいです

野上鉄夫
「固定」と「安静」です。何時迄に復帰したいと希望を筋肉が聞いてくれる・・・なんてことはありません。

下手に動かすと肉離れが「クセ」になりますよ?医師の指示に従い運動を開始してよいと言う許可がでてから、徐々にリハビリしましょう(^^)

質問内容は全く違いますが、答えに共通点があるのをお気づきでしょうか?

そう、「トレーニングやストレッチでは治らない」という主旨のことをアドバイスさせていただいています。

これは特に「故障を抱えた」アスリートの方からいただく事の多いパターンのご質問なのですが、かなり誤解を持っている方が多いといつも感じています。

受傷したアスリートの心理の変化

受傷したアスリートは最初「これくらいの怪我、すぐに治るさ」と、まず楽観的な希望を最初に抱く方多いです。

「願望」と言い換えてもいいと思います。

次に医師から「安静にしなさい」と指示され、その通りにし湿布を貼ったり、薬を塗ったり、時には何か照射されたりマッサージを受けたりします

・・・・が、あまり良くなっている感じがしない・・・・

最初にイメージしていたスピードと全く違う、とても遅い回復状況に徐々に焦りを感じる・・・

そのうち医師に対して不信感を抱き、怒りすら覚えるアスリートも多いです。

やがて、怒りは自分に対する「焦り& 怒り」に変わります。

そして治っていないのにトレーニングしてしまいさらに故障箇所を痛める・・・

もしくは「何か僕の知らない、医師も知らない特別なストレッチやトレーニング方法があってそれで治るんじゃないか?」という・・・・

いわば「妄想」を抱くようになります。

アスリートの選手生命には限りがあり、特に学生スポーツのトップシーズンというのは儚いくらいに短いです。

治りが遅い場合、そういう気持ちに陥るのは痛いほどよくわかります。

焦るなというにはあまりにも無理がある感情になります。

ですが、まず「ストレッチ」や「トレーニング」で故障箇所が「治る」なんていうことは「まずない」と思わなければダメです。

「リハビリ」というのは「けがを治すために行う」ものではない思う方が賢明です。

リハビリとは「怪我により低下した筋力や運動能力を、怪我を再発させないように注意深く「戻す」」という作業だと思うべきです。

・・・そう「治療」ではないのです!

確かに、筋肉に原因がある腰痛などは、動いて症状が軽くなることは多いです。

しかし、大抵の怪我は筋肉が原因の痛みではないですよね?

打撲、骨折、筋肉の断裂、「腱」が伸びる(捻挫)、軟骨がすり減る・・・

いろいろなパターンの痛みがあります。

これらは「ストレッチ」や「筋トレ」では「治療」をすることはできないです。

ここで必要なのはとにかく「固定」と「安静」です。
それだけ? なんかないの? リハビリすれば早く治るんじゃいの?と思われる方も多いと思います。
ここが、勘違いの大きな元なんです!
まずはっきりといいますと「怪我を「治す」魔法の運動はない!」ということです。

怪我をした場合の基本

特にオーバーユースによる痛みなどに対しては、安静は絶対必要条件になります。

怪我からの復帰には幾つかの段階があります

まず怪我が治る過程には受傷から炎症期、修復期、成熟期があります。

  • 炎症期の目標は健常な

組織を再生させる為に炎症を長引かせず血管やコラーゲンの再生を妨げないようにしなければ行けません。安静、冷却、圧迫、挙上の初期治療が基本です

  • 修復期の目標は

過剰な筋萎縮や損傷部位の関節の変形を予防し、コラーゲンの合成、新コラーゲンの断裂の回避することです。また、低強度のストレスを徐々に導入する必要があります。徐々にです!

  • 成熟期の目標は

組織の機能を最前の状態にする事にあり修復期に実施したエクササイズの継続とより漸進的な負荷をかけコラーゲンの配列を改善しその肥大をもたらし疵痕の引張強度を高めます。成熟期と修復期の明確な境はないのでご注意を。

はっきりいって、もうこれだけなんです!
とくに「炎症期」においては何か動かすことはすべて怪我を長引かせる原因になると思っていただいた方がいいです。

ストレッチすらダメです!

そして組織が修復してきたら、弱った組織(筋力と置き換えてもいい)を元に戻すためにリハビリを行います!
たしかにリハビリの段階ではいろいろなトレーニングがあります。

しかしご質問をみていて気がついた方も多いと思いますが「どんなことをすれば「早く怪我が治りますか?」という直接的な治療を期待する質問ですよね?
まずリハビリは「怪我を直接治す」ために行われるものではなく「怪我で弱ってしまっている筋力を回復させるために行うもの」ということを肝に命じなければいけません。
ここをごっちゃにして「なにかすれば怪我がスピードアップして「治って」くれる」と思って、なにかしちゃうからゲガが長引いてしまうんです。
リハビリトレを医師にも相談せずに自分の判断で早く導入しすぎて怪我を再発させたり長引かせたりする本末転倒なことはあちこちで日常茶飯事に起きていることです。
とくに学生さんの世代は、僕らなんかと違って時間の流れがとてもゆっくり(年をとると時間があっという間に過ぎる)、ので、怪我で何もできないと、ものすごい長い時間何もできていない感があふれてしまうものです。

なにかしなきゃ!と思う気持ちはよくわかるのですが、そこはグッと我慢しなければなりません。
あとは、修復期と成熟期にかんしては、直接受傷の度合いを見ている医師でない限り判断なんてつきませんので、そこをSNSであったこともない人に相談しちゃダメですよ!
(身もふたもないい方で大変申し訳ないですが・・・)
怪我をした場合、怪我していない場所の強化期間だとポジティブに他の場所のトレーニングに勤しんでいただきたいとおもいます!

現在怪我をされている方は、ぜひお大事にしながら直接見てもらっている医師の言葉を信じましょう!

ただし医師も人間なので3人くらい別のお医者さんに診てもらうといろいろな判断材料が増えますのでそこはちょっとお勧めしておきます!

「でも焦るんですけど・・・どうすれば?」という方には?

「でも焦るんですけど・・・どうすれば?」という方には、僕は「患部以外のところを、患部を痛めないように鍛える」ということを勧めています。

患部に関しては「痛みの出ない範囲を探りながら痛みの出ない範囲で動かす」ということをお勧めしています。

肩を痛めているなら、今の内に体幹や足腰を鍛えておく・・・

膝が痛いのなら、今のうち体幹や上半身の筋トレをしておく・・・

瞬間的に力を入れて痛いのなら、他の箇所を使って今のうち「全身持久力」を鍛えておく・・・

例えば膝が痛いのなら、水泳をやり込んで心肺持久力を伸ばしておく・・・みたいな感じです。

今のうち「食事のコントロールをして、体重をコントロールしておく」なども良いです。

そう「やれること」は割とあります。

「患部を治す」のは医師の判断にできるだけ委ねて・・・ただしいつも「3人くらいの先生に診てもらっておくといいですよ」と言っています。医師も人間なので(^^; ・・・

患部以外のところにフォーカスを当てていただくだけでも、大分精神的なストレスは軽減されるのではないでしょうか?

トレーニングやストレッチは「万能」ではありません。

正しい認識で怪我と向き合い、治った時にパフォーマンスが戻る・・ではなく、怪我の最中に鍛えた場所のおかげでむしろ以前よりたかいパフォーマンスが出せるように準備をしましょう!

よろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

オススメ

YouTube Fitnetssfield
チャンネル登録者数1万人突破!

インストラクター&パーソナルトレーナー歴30年の野上が、ブログでは書ききれなかった情報をYouTubeの動画で分かりやすく解説しています。

\ チャンネル登録お願いします /

YouTubeチャンネルはこちら

-ストレッチ・柔軟
-, ,

© 2020 Fitnessfield(フィットネスフィールド)