肩・肩甲骨の歪み

「肩のリハビリ」「SLAP損傷」について

肩のリハビリテーション

「肩のリハビリ」「SLAP損傷」について

肩を痛める原因は様々です。

このテーマにある「SLAP損傷」とはなんなのか?ですが・・・

これを語る上で、必要な前提知識が前述した「関節唇」というものです。

肩関節の「関節唇」は、特に肩関節の上方の関節唇に注意が必要です。

ここは、みなさんご存知「力こぷ」の筋肉である「上腕二頭筋」(長頭)に付着しています。

この部分は、腕が外旋した時・・・・

つまりこのイラストのような方向に腕が動いた時に上腕二頭筋にひっばられて大きな張力を受けます。

この状態は特に外転を伴うオーバーハンドで投球動作をする場合などで頻発します。

すると、上方関節唇が関節のくぼみから分離または剥離する障害を引き起こしやすくなるのです。

これを「ピールバックメカニズム」と言います。

また、これは投球動作に限らずレクリェーションレベルのウェィトトレーニングを行なっているトレーニーにも指摘されることが多いのです。

「俺野球やっていないから」という方でも普段から筋トレしている方は注意が必要です(^^;

そして、この上方関節唇の損傷を「SLAP損傷」というのです。

(Superior Labrum Anterior Posterior)

損傷の結果、関節の遊びが前方と後方に拡大することからこう言われています。

実際に損傷した場合、外科的修復として関節鏡手術によって行われ剥離した関節唇はスーチャーアンカーといわれるもので固定されます。

この方法は成功率が高く74〜91%の確率で受傷前の機能レベルに戻るそうです。

外科的修復の後のリハビリはまず固定期間を置きます。

そのあとは可動域を戻すために少しずつ関節を動かしていきますがこの時に注意が必要です。

そきほど述べたように「上腕二頭筋」に引っ張られて損傷するので、最大外旋のストレッチや反対方向の最大内旋のストレッチも制限されます。

また上方関節唇は、自分では筋肉のようには動かない非収縮性の組織なので、等尺性のエクササイズはリハビリ初期から行なって大丈夫です。

等尺性のエクササイズとは関節は動かさないけど力は入れるというエクササイズです。

例えば、両手を胸の前で合わせて左右から押し合うと腕は動かないですが力はめっちゃ入りますよね(^^)

こういうエクササイズを等尺性のエクササイズと言います。

またみなさん大好き?上腕二頭筋の特に肩付近にストレスがかかる運動も行なってはダメです。

リハビリが進んで中期段階に入っても、肩関節の最大回旋の動作は制限されます。

また水平外転・・・要するにベンチプレス のように上腕を開いていくような動作や腕を上方にあげていくようなエクササイズも制限されます。

これらのエクササイズはリハビリ後期にようやく許可されます。

受傷前のスポーツ活動への復帰は手術後6〜9ヶ月後に許可されます。

しかしその後もローテーターカフの筋力エクササイズは引き続き行う必要があります。

ウェイトトレーニングへの復帰については医師と相談する必要もあります。

今回はテーマ的にちょっと難しいお話だったかもしれませんが、対象となる方はよろしければご参考にしてください(^^)

ではでは!

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