皆さんこんにちは!
パーソナルトレーナーの野上です
今日は疲労は疲労でも「内臓の疲労」特にとても大切な臓器「肝臓の疲労」についてお話ししようと思います。
肝臓・・・レバーです!
私レバー嫌いなの!って言葉が聞こえてきそうですが(^^;
いや、まさにその「レバー」ですがこの臓器はもう「疲労」と色々と直接的に関係していると言っても過言でないくらい色々な働きをしています。
今日は人間の臓器としては最も重要であると言える存在の「肝臓」について色々とご紹介したいと思います。
肝臓がどれだけ大事な臓器かというと、脂肪の代謝をはじめとする様々な体のエネルギー代謝をまかなっているほか、解毒作用、胆汁の生成などを司っている臓器であります。
よく「物言わぬ臓器」とも言われ、ある程度ダメージを受けても自分で再生能力を持っており、しばらくはなにもなかったかのように、びくともしないことからこのように言われています。
・・・・しかし・・・・
普段寡黙な人が一度怒るととても怖いように、肝臓から明らかにダメージを負っているというサインが出始めたらとんでもないことになります。
肝硬変から肝臓ガンというコースになると生命の危機を迎えます。
そんな普段は「物言わぬ臓器」である肝臓ですが、この肝臓にダメージを与える最もポピュラーなものは・・・・
お酒・・・ですよね(^^;
(あー自分で言ってて耳が痛い(TT))
肝臓について
まず「基礎代謝」って言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
これは静止している状態で消費されるカロリーのことです。
一般的には1200〜1600Kcal くらいになる方が多いと思いますが、体重、体格、性別によってその数値は人によって様々になります。
ここまでは皆さんもなんとなくはわかると思うのですが、この基礎代謝の「内訳」についてご存知の方はぐっと少なくなると思います。
要するに身体の中のどこがどのくらいカロリーを消費しているのか?です。
例えば「脳」は基礎代謝の19%程を占めています。
では、皆さんが気になる「筋肉」は基礎代謝に対してどれくらいの割合を占めるのかですが・・・
さぞ多いだろうとイメージされている方もいると思いますが、・・・
これなんと18%ほどなんです。
えっ? 筋肉増えると代謝が増えて痩せるって聞いたけど、たったの18%なの?と思われるかもしれませんが「基礎代謝」に対しての割合はこの通りです。
じゃあ、いつもドキドキしている心臓は・・・・たったの7%です(^^;
これも意外な方が多いのではないでしょうか?
そして肝臓ですが、これですね・・・
もうぶっちぎりの27%を基礎代謝に対して占めているんです!
筋肉と心臓を足しても肝臓にかなわないんですね(^^;
なんでそんなにカロリーを消費しているのかというと肝臓は身体を動かす元となるエネルギーを作っている場所だからです。
そのほかにもそれこそ膨大な仕事量を肝臓は引き受けています。
一説によると500種類以上の代謝作業をこなしているとさえ言われています。
代表的な働きをあげると
- 糖・脂肪・たんぱく質を代謝、合成する
- アンモニア・関節ピルピリン・薬物の分解、排出
- 胆汁を分泌
などが挙げられます。
とにかく、色々な物質を「分解して」は「作って」をひたすら果てし無く繰り返しているのが肝臓なんです。
ここが滞ってしまうと、身体を動かすエネルギーが生まれない・・・
つまり身体が動かなくなっちゃうような場所です。
上の中でも皆さんがちょっと馴染みのないものを細く説明すると「関節ピルピリン」とは赤血球が分解されて生じる物質です。
赤血球にも実は寿命があり120日ほどで寿命を迎えます。
寿命を迎えた赤血球は肝臓や脾臓で分解をされるのです。
胆汁を生成するのもとても大切な作業で、肝細胞では1日あたり500〜800mlほど作られます。
1リットルのペットボトルを想像するとどれくらい作られているのかイメージしやすいと思います。
多分皆さんのイメージよりはるかに大量に作られているのではないでしょうか?(^^)
胆汁は胆嚢に貯蔵され、十二指腸で分泌され、水に溶けない脂肪と結合して水と親和させることで脂肪の吸収を助けています。
お酒の飲み過ぎで肝臓に負担をかけることは、これらの作業に対しても悪い影響を与えかねません
(書いてて耳が痛い(TT))
「最近疲れているな」と思ったら、ちょっとお酒を飲んでいる方は控えて、その分十分な睡眠に当てるようにすると翌日はハツラツとするかもしれません。
(やっぱり自分で書いてて耳が痛い(TT))
人体最大の臓器である肝臓に感謝しながら、いたわってあげるようにしていただきたいと思います。
次のページではこの大切な肝臓とそのお酒の関係について色々とご紹介したいと思います。