パーソナルトレーナーの現実
これはある程度「しょうがない」部分もあるんです。
「なんとか、クライアントさんに次のトレーニングの予約を入れてもらいたい」・・・
すると、どうしても毎回同じトレーニングではやがて飽きられてしまう。
次はこれやりましょう! この次はこれです!
としないと稼ぎになりづらい面はどうしても否めないのです。
すると本来の目的にぴったりマッチするトレーニングとは少し違っても、いろいろ処方した方がクライアントさんは喜んでくれるみたいなこともよくあります。
このやり取りでも「手法」が先に来て「クライアントの目的」に関してはちょっと後回しになっているような感じが見て取れませんか?
トレーニングの種目の選択は「いかにトレーニーの目的に対して最短距離で到達させられるか?」が大前提であるはずです。
その「目的達成」のために一つのトレーニングで万能のトレーニングになるなんてものはありません。
各トレーニング法にはメリットとデメリットが必ず存在するので、それを把握しながら目的とクライアントのレベルに合わせて処方していく・・・
このメリット、デメリットに関しての知識の深さと、その時のトレーニーレベルにそのメリットデメリットを熟慮した上でいかに合わせられるのか?がトレーナーの腕になってきます。
もちろんその合わせ方も「最終的なゴールが見据えられて、それに対しての最短距離に到達するために「今行うべもの」」であることが必要です。
どうしても「今、目の前にいるクライアントさんに喜んでもらいたい」という気持ちが強いと「そのトレーニングのメリットがクライアントの目的にちゃんと合っている」かどうかがやや曇ってしまうことがあるのです。
ちなみに徒手抵抗のメリットは「負荷を厳密にコントロール」できる点にあります。
つまり、徒手抵抗のメリットは、ウェイトリダクションというプレートを徐々に下ろして行ってウェイトを軽くして行きながら筋肉を追い込むトレーニング法の「重量を軽くしていくステップ」を人の手でめちゃくちゃ細かくできるところにあります。
つまり「より筋肉を追い込む!」・・専門的に言うと筋肉に「代謝ストレス」をかけていく目的のトレーニングで、これは「筋肉を大きくしていきたい」時によく使われる手法です。
(筋肉の出力を瞬間的に上げたい時にも使われたりする)
いや、徒手抵抗でもそんなに筋肉を追い込まなくて筋肥大なんて目指さない・・・
ということであれば、何も徒手抵抗でなくてもノーマルのトレーニングで十分だったりするケースが殆どです
・・・・がそれだとお金にならない(^^;
こういうことなんですよね・・・・
徒手抵抗でトレーニングしているといかにも「普通のマシンではできないトレーニングを私はトレーナーさんにお金を払ってしてもらっているの!」
「これが「更にいい体」への私のトレーニングなのよ!」とクライアントさんは満足してくれると思いますが・・・
普通のトレーニングでも十分じゃない?と思っちゃうともう身も蓋もないんですよね(^^;
なかなか、苦しいトレーナーの現実の世界の一部が垣間見えましたでしょうか?
誤解のないように言うと、このトレーナーさんが悪いわけでは決してありません。
僕もこのような「ふわっとした目的」のクライアントさんはかなり大変です(^^;
僕はこういう場合カウンセリングを鬼のようにして「具体的にどうしたいのか」の目的をクライアントさんからできるだけ引き出してあげて、お互い共有するようにします。
そして、ゴールを明確にして、それに向かって「今この段階ではこれをやっている」感を感じてもらうようにしてもらっています。
まあやり方はトレーナーの個性が出ますし、僕のやり方が「必ず正義」であることは決してありません。
皆さんも是非色々なトレーナーさんについてもらって色々な体験をしてみてはいかがでしょうか?
よろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!
