「骨盤」の役割
走っている時や歩いている時には骨盤は、上半身に対して「双対の動き」という動きをします。
そんなに難しいものではなく、皆さんが自然に行っている動きです。
右足が前なら、上半身は右にひねりつつ、右手が後ろに来ていますよね。
右足と右腕が同時に前に行くような走りをしている方は多分この時代いないと思いますが(^^;
そして、骨盤はこの時に上半身・体幹・脚の間に挟まれてちょっとだけ複雑な動きをしています。
ここではその複雑な動きを解説するのではなく、あくまで「軸」との関連で話を進めていこうと思います。
骨盤は走っている時は、大雑把に水平に回転するように動いています。
コマを思い浮かべていただくとわかりやすいと思いますが、コマも水平方向にくるくると回転運動をしますよね。
あんな感じで骨盤も、走っている時には、左右に水平回転方向に動くものです。
しかし、骨盤というのは背骨についていて、前に倒れたり、お尻が落ちて後ろに倒れたりすることも可能です。
はたまた、片方の骨盤を「くっ」とあげることもできますよね(^^)
そう、骨盤というのは3Dチックに、前後左右、上下・・・さらに斜めにと色々な方向に傾けることが可能です。
では、またコマを思い浮かべていただくとどうでしょう・・
真ん中の芯の部分が、「床と垂直を保っている」からこそコマは安定して回転を続けることができます。
軸が安定していることによって、「エネルギーのロス」が最小限に抑えられているので回転方向の慣性の法則によるパワーを最大限に生かしきれていると思っていただくと良いと思います。
では、コマの軸が前後左右にフラフラと揺れてしまったらどうでしょう?
色々な方向に力が分散してしまって、コマの勢いは急激に弱くなってしまいますよね。
これが「軸が安定していない」時の「骨盤の動き」に置き換えてイメージをしていただくとどうでしょう?
ものすごくエネルギーロスをしているイメージが簡単に沸くと思います。
この場合、体幹の背骨のS字カーブのキープはもちろん大事です。
しかしそれとともに「骨盤の角度をキープ」する筋肉がしっかり働いていることも大事です。
背骨のS字のキープはよく言われる腹横筋という、お腹をぐるっと回っている腹巻きのような筋肉を鍛えることが大切です。
「骨盤の前後左右の傾き」に関しては、前であれば皆さんが普段からよく鍛えているシックスパックの代名詞とも言える腹直筋!
横であればは脇腹の腹斜筋、後ろであれば背中の脊柱起立筋というも背骨の横にある長い筋肉や、ちょっマイナーですが、腰方形筋肉という脊柱起立筋よりもう少し横の腰のあたりについている筋肉のそれぞれの「バランス」が大事です。!
どれか一つの筋肉を鍛え続けて他を鍛えていないとなると、必ずこの軸は歪んでいきます。
ただ、なんとなくどこかを鍛えればいいということではありません。
ご自身の体力・筋力にあった種目をチョイスしていただき「前後左右をバランスよく」鍛えてください(^^)
よろしければご参考に(^^)
ではでは!