スポーツの為の筋トレ

アナログトレーニングは科学的トレーニングに勝つ?

アナログトレーニングは科学的トレーニングに勝つ?

アナログトレーニングは科学的トレーニングに勝つ?

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「アナログトレーニングは科学的トレーニングに勝つ?」というテーマについてお話ししようと思います。

ロッキー・・・・ご存知ですか?

もう、僕の世代の体育系おじさんは、ロッキーの音楽を聞いて腕立てをしていない人なんていないと言い切れるくらい、トレーニング好きの人間の心を掴んで離さない、まさに伝説とも言える映画です。

個人的には「ロッキー2」のエイドリアンが子供を産んだ時に、産後のベットで赤ちゃんを横に、もう子供のために引退しようとしていたロッキーに耳打ちで「勝って」(2回言う!)と言ってからのトレーニングを行うシーンが、僕の人生史上最もドハマりした映画のシーンで、もうそのシーンを再生しながら片手腕立て伏せを何回したかわからないです。

正直ビデオテープが擦り切れるくらい見ていました(^^)

但し、インストラクター的に好きなのは「ロッキー3」の今まで勘でトレーニングしていたようなロッキーにアポロが科学的なトレーニングや戦い方を教えながら一緒にトレーニングするシーンが好きです。
(あれ見てから、毎日自転車で15km先のプールに毎日通ったなあ・・・)

しかし、今回サンプルに出させていただきたいのは・・・

「ロッキー4」です!

ロシアの「ドラゴ」の「科学的なトレーニング」に対して、ロッキーが冬の山小屋でアナログとも言えるトレーニングを行い、最後はアポロの仇を討って勝つ!という映画なのですが・・・

「ロッキー4」のトレーニングシーンを見たら

久しぶりにYouTubeで、トレーニングシーン全て見返して見る機会がありました。

そして「ロッキー4」のトレーニングシーンを見たら「これじゃドラゴ、ロッキーに勝てないよね」と普通に思っている自分がいました。

映画を見た当時の僕は体育の専門学校生でマシントレーニングがようやく世間に普及してきたばかりの時期でした。

マシントレーニングは、当時のトレーニングとしては最先端のトレーニングなんだ!

というのが世の中の風潮で、ロッキーが最先端トレーニングに対してアナログトレーニングで勝つのは所詮映画だから、まあ演出上仕方がないよな・・と思っていました。

そしてマシンインストラクターになってからは、あのロッキーのトレーニングシーンが非科学的に思えて、正直ロッキー4はロッキーシリーズで一番嫌いな映画でした。

しかし、パーソナルトレーナーとしてその後いろいろな知識を身につけた今、あのトレーニングシーンを今日の僕が見てみるとびっくり!!!!

ロッキーの方がはるかに科学的?・・・

少なくともとても効率的なトレーニングをしている事に気づける自分がいました。

いやあ、あの頃は(今も?)未熟だったなあ・・・(^^;

では、何がどうなのか説明していきましょう!!

まず、ロッキーが雪の上でソリを引いて足腰を鍛えるシーンです。

これに対してドラゴがレールの上で同じように足を後ろに交互に押してマシンで足腰を鍛えるシーンがあります。

一見マシンのトレーニングが洗練されているようですが、明らかにロッキーの勝ちです!

専門用語で不安定なサーフェイス上のトレーニングといますが、雪の上という足場が悪い状況で、ひざ関節や股関節をコントロールしながら動かし、負荷をかけるトレーニングはマシンのような安定した状況でトレーニングするよりも固定筋の動員も多いのです。

またボクシングのような複雑なステップを安定させながら行う必要のあるスポーツには、マシンで同じ軌道を延々とトレーニングしているよりはるかに実践的と言えます。

同じようなトレーニングでドラゴがシーテッドトライセップスエクステンションのマシンでトレーニングするシーンと、ロッキーが石を入れた重りをケーブルにつなぎ、天井から引っ張りながらトレーニングするシーンを比較するようなカットもあります。

これもロッキーの勝ちです!

ドラゴが悪いというより、ロッキーは全身で、さらに前からひねりを入れてスタンディングの体勢から引いています。

別に「上腕三頭筋だけを鍛える」事がボクシングに必要なことではなく・・・・

というより、そもそも立って行うスポーツなので「立って全身の筋肉を協調させながら力を入れる」ことに慣れていた方が、よほど競技特異性にあったトレーニングと言えます。

ストレート、フック、アッパー、全て「立って」「体をひねりながら」力を発揮します。

座ってマシンで鍛えるだけより、余程競技的な力を養う事ができるでしょう。

ランニングシーンもそうで、ドラゴがトレッドミルで傾斜をつけて走ったり、室内の平坦にランニングトラックを走ってトレーニングするのに対して、ロッキーは雪道や、川を走ったり雪山を駆け上がるトレーニングを行います。

これもロッキーの勝ちです!

雪山や岩場も多い中、そんな滑りやすい環境だと、とても「同じペース」では走れません。

ジャンプしたり、ゆっくりと様子を見ながら走らざるをえなかったり、飛び降りたりして、全身の筋肉を不定期にいろいろ動かしながら走る必要があります。

トレッドミルやランニングトラックのような安定した状況でのトレーニングより、よほど負荷がかかります。

しかも山に関しては登りだけでなく「下り」があります。

下り坂のトレーニングは体重を一回一回支えながら走る必要があるので、筋肉には下り坂の方が負荷がかかります。
(専門用語で、筋肉にエキセントリックな負荷がかかるという)

ボクシングのようにどこでどれくらいの強度や負荷がかかるかわからないような競技には、普段から同じような負荷が変化もなくかかり続ける・・

この場合トレッドミルやランニングトラックですが、それよりも岩山を駆け上がるクロスカントリー走の方がよほど実際の競技には役立ちます。

最後にドラゴはバーベルでスタンディングバーベルショルダープレスをします。

それに対してロッキーは人を乗せた荷車で、同じ動作をしています。

はい、バーベルを持ち上げるより、人を持ちあげるほうが大変です。

なぜならバーベルの重心は変化しないですが、人の重心は変化しますのでこれも負荷のかかり方がランダムになるからです。

例えば、バーベルの20kgと、お米や、水、砂などが20l入った、しかも形が変化するような袋に入っていたら、はるかに米袋や水が入った袋のほうが持ちづらく重く感じます。

そういう目でこれらのトレーニングシーンを見ると、ドラゴは常に直線的、もしくはマシンなどの軌道に沿ったトレーニングばかりしているのに対し、ロッキーのトレーニングは常に複雑な動きを伴いつつ、全身の筋肉を動員しながら負荷をかけています。

そう!もうトレーニングシーンの時点で、ロッキーの勝ちは決まっていたのです!

一見アナログなトレーニングも(おそらく映画ではそんなことを意識しいなかったと思われますが(^^; )こうやって科学的に解釈すると、あながち悪いものではありません。

もちろん何も考えていないアナログなトレーニングがいい! と言っているわけではありません!

例えば今回のロッキーとドラゴの対決が平坦な道を走るマラソンの対決だったり、ウェイトリフティングやボディビルディング対決だったら、はっきり言ってロッキーに勝ち目はないです(^^;

まあ今回はロッキー好きなおじさんトレーナーの妄想が、かなり入っている解説と思って、皆さん笑って受け止めてくれると嬉しいです(^^)

ぜひご自身のトレーニングの参考に・・・なるのかな?・・・・(^^;

よかったらユーチューブなどでロッキー4のトレーニングシーンを見みて参考にしてください(^^)

ではでは!

関連YouTube動画 一見科学的トレーニングは一見アナログなトレーニングより上なのか?

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