脳と心が感じる腰痛について
みなさんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「脳が感じる腰痛」というテーマでお届けしたいと思います。
腰痛・・・腰が痛い・・・・
お悩みの方も多いと思います。
しかし、腰が痛いという感覚は、どこが感じるのでしょうか?
いやいや、腰が痛いんだから、当然腰でしょう!
と思われる方も多いと思います。
実はそれちょっと違うんです。
「痛み」とは、神経を伝って「脳」が感じるもの
痛い場所は確かに腰なのですが、それを「痛い」と判断し感じるのは「脳」の役割です。
ここが割とポイントだったりするのですが、「脳が感じる」ということは・・・・
ちよっと曖昧な要素も含まれてくるんです。
だって、デジタル的に、毎日痛みのレベルが全く同じなんてことあるわけありません。
今日はちょっと調子いいかも・・・とか、今日は腰やばいくらい痛い!とか・・・
痛みという「感覚」に関しては数字で測りきれない部分があるため、常に変化しているというかそもそもそれ自体一定なわけがありません。
そして、脳が判断するということは、脳の状態によってもその受け止め方に変化が見られるはずなのです。
ここでポイントは「心」です。
心理状態によって「疲労」がマスキングされることはよくある話です。
マスキングとは「隠れてしまう」ことを意味します。
達成感や人から褒められたりやりがいを感じて夢中になると、多少の疲れは感じなくなくって没頭できたりすることはよくある話です。
疲労も基本的に「脳」が「疲れた」と「感じて」、初めて疲労なわけです。
つまり「脳」が疲れたと感じなければ、身体は本当に疲れていてもなんとか動けてしまうものです。
「痛み」も同様に「脳が感じる」領域の話なので、場合によっては痛みがマスキングされてあまり痛みを感じなかったり、逆にいつも以上に痛みを感じる・・・
なんていうケースもあるわけです。
実際、腰の痛みは心理状態によって増幅されることが多くの臨床研究で明らかになっています。
腰痛の患者さんが運動療法によって、腰痛が改善されるということはよくある話です。
そして、それは「運動療法」という、物理的に腰の痛みの原因に対して効果があったことだけが、改善の理由ではなかったりするのです。
心理的安心感
「運動療法をしている」という、心理的な安心感などがもたらす、
- イライラ、
- ストレス、
- 不安の払拭
が、心理的にいい効果を与え、物理的ではなく「心理的」な部分に対しての効果から痛みを感じなくなることあるのです。
確かに痛みがなくなれば心もすっっきりしますよね(^^)
逆に慢性的に痛みが続くと脳の痛みを感知する部位が過敏になり、痛みが何倍にも増幅されます。
つまり脳が痛みのストレスにさらされ続けると、ちょっと痛みでも「めっちゃ痛い!」と感じやすくなる訳です。
そしてこうなると、どんどん心理状態は悪くなっていきます(TT)
そりゃあそうですよね(^^;
こういう心理状態を緩和する為にも、運動療法、姿勢・ゆがみの改善、筋力バランスの是正を早め対処して痛みを酷くしていかない事が大事です。
気がつかないうちに腰痛が悪くなって、そのためどんどん心も蝕まれていく・・・
そんな負のスパイラルに知らず知らずに陥っている方も多くいらっしゃると思います。
逆に慢性的に痛みが続くと脳の痛みを感じる部分が過敏となり、痛みが何倍にも増幅をされてしまいます。
そうならないためにも身体だけでなく心の健康の為にも日頃から腰痛改善に努めるようにしましょう!
次のページで具体的な対策についてご紹介します。