肩甲骨周辺の「筋肉」について
いやあ、これがですね・・・・
複雑なんですよ!(^^;
身体の前面だったら「大胸筋」と「小胸筋」くらいな話ですみますしその働きもそれほど複雑じゃないんですが・・・
背中・・・特に肩甲骨の周辺はそんなもんじゃないです(^^;
ではその周辺の筋肉がどう働いているのか?ですが、これを一つ一つやると大変なんですよ(^^;
まず肩甲骨と言うのは基本的に6方向に動くと言われています。
(最近は8方向と言われます)
簡単に言うと
- 上にあがる
- 下に下がる
- 外に広がる
- 内に寄る
- 斜め上に回転しながら上がる
- 斜め下に回転しながら下がる
です。
(他に前に倒れる、後に倒れると言う動作も加わりました)
これらの動きには当然筋肉の収縮が伴います。
肩甲骨を動かす筋肉は
- 棘上筋
- 棘下筋
- 小円筋
- 肩甲下筋
と言う小筋群があります。
そしてこれらはローテーターカフとも言われて肩甲骨肩周りのインナーマッスルとして知られています。
そのほかには筋トレしている皆さんならもちろんご存知(^^)
- 僧帽筋
- 広背筋
と言う大きな筋肉があります。
また肩甲骨同士を結ぶ菱形筋や、あばら骨の脇にあり肩甲骨を前方に引っぱる前鋸筋、肩甲骨を引き揚げる肩甲挙筋と言う筋肉もあります。
柔整の学校や理学療法士の学校だと、これらの筋肉すべての起始、停止、どの方向にどの骨を動かすのかすべて丸暗記させられるのですが・・
そのように覚えるのは一般の方にはちょっとムリです(^^;
なのでここではざっくり全体像だけ見てもらえればいいと思います。
そして本番はここです! (^^) この図をご覧ください。

これは、各筋肉が肩甲骨をどの方向に引っぱっているのか?を示している図です。
一本一本が輪ゴムだとイメージして色々な方向に引っ張りあっていると思ってください。
その微妙なバランスポイントの上に肩甲骨が保持されていると・・・
肩甲骨は肋骨の上に乗っている貝殻のような骨で肋骨の上を滑るように移動します。
こう見るとわかると思いますが、何処かの筋肉が「硬い」とその方向に肩甲骨は、ひっ張られて位置します。
またどこかの筋肉が「弱い」とそこのゴムが伸ばされて肩甲骨の位置はやはりずれていってしまいます。
たとえば一口に「猫背」といっても、脇の筋肉が固いのか内側の筋肉が弱いのか? はたまた、ほかの要素(体幹の弱さからくる姿勢の乱れ)なのかは現実的には色々組み合わさっているものです。
肩甲骨とその周辺の筋肉の関係
そしてもう一度、上のイラストをご覧ください。
色々な方向に引っ張られているんだなあ・・・
というのはわかると思いますが・・・
注目してもらいたいのは「矢印の方向」です。
それも一つの矢印というわけではなく、なんとなく「全体」の矢印の方向がどちらを向いているのかを見てもらいたいのです。
どうでしょう?
まず圧倒的に、矢印の本数は、肩甲骨の「内側」に向けて走っている線が多いことがわかると思います。
これはほとんどの背中の筋肉は肩甲骨を「内側に引っぱる」ようにできています。
さらにもう一つ見てもらいたい傾向があります。
矢印の方向を見ていると・・・・
大半が「斜め上」に向かって引っ張られているのがわかると思います。
なぜか?
この理由は割と簡単で「腕」という重量物が肩甲骨に繋がっています。
さらに「腕」という重量物は肩甲骨を介して色々な方向に動きます。
日常生活で比較的腕というのは肩より下で作業することが多いのも事実です。
その作業に伴う腕の動きに対して、肩甲骨をちゃんと支えるように「腕とは反対方向」の「斜め上」に引っ張る筋肉が多いのです。
肩甲骨を適正な位置に「引き上げている」「支えている」のは多くは背中の筋肉です。
どうしても「バストアップ」とか「たくましい胸を作りたい」と胸の筋肉の筋トレは頑張る方は多いです。
反面「何のメリットがあるのかいまいちわからない」と背中のトレーニングにいまひとつ身が入らない・・・
なんていう方も多いのではないでしょうか?
肩甲骨がしっかりと「引き上げられてる」と、肩が背中側に引っ張られ「胸を張った」綺麗な姿勢をとりやすくなります。
そうすれば鍛えた「胸」をより強調することができます。
せっかく鍛えた胸の筋肉を「ちゃんと魅せる」ためにも、背中の筋肉のトレーニングもおろそかにしないようにしましょう(^^)
色々書きましたがよろしければ御参考に(^^)
ではでは!
