ジャンプ

【競技者必見】高いジャンプをしたい!という方へ

高くジャンプする方法やトレーニング

皆さんこんにちは

パーソナルトレーナーの野上です

今日はまずみなさんとのやりとりについて詳しくご紹介していこうと思います(^^)

やり取りその1

質問
こんにちは!大学でバレーボールをやっている者です!

いつもツイートを見させていただき、参考にさせてもらっています!

自分はジャンプ力を上げるためにクリーンを5回で限界の負荷で3セットを週3回1~2おきで行なっているのですが、より効果的な方法はありますでしょうか??

あと筋力の可動域を広げたくて前日よりも限界を超える勢いでストレッチを毎日しているのですが、ゆっくり行うストレッチでは競技中の瞬発的な可動域に繋がらないと聞いたことがありますがそうなのでしょうか??

あとストレッチで筋肉の可動域が広がると筋肉の収縮が遅くなってパフォーマンスが落ちることはありますでしょうか??

お時間ある時に考えを聞かせてもらえたら嬉しいです!

野上鉄夫
クリーンに関しては、僕のこのブログアカウントのカテゴリにクリーンの記事をいくつか書いているのでご参考にしてください(^^)

パワークリーンに関する記事一覧 - Fitnessfield

ストレッチに関しては実はおっしゃる通りです。あまり静的ストレッチしないほうがいいですよ(^^)

質問
ありがとうございます!!

運動前は動的ストレッチで運動後は可動域を広げたくて静的を心掛けていたのですが、やはり広げた可動域分全体を瞬発系のトレーニングをしても早いスピードでの収縮は難しいのでしょうか??

野上鉄夫
まず、「ジャンプに必要な柔軟性」に関しては、その程度は誰でも持っています。

それ以上の可動域を求めるのより、「その可動域内でいかに爆発的に筋肉を収縮させるのか」にポイントを置いた方がいいですよ(^^)

質問
なるほど! 柔軟性より爆発的な収縮なんですね!

ありがとうございます

やり取りその2

質問
僕はハンドボールをしていて、右サイドというポジションをしています。このポジションからのシュートで、サイドシュートというものがあります。

僕は右利きなので、このサイドシュートは、コートの隅から助走をとり、右脚で踏み切り、ゴールエリア内にゴールと平行に飛び込みます。そして空中で肩を入れ替え、左肩をゴールに向けてシュートを打ちます。

説明が下手ですいません。

このシュートでは、滞空時間と空中での体のコントロールが重要です。

なので、これら2つを伸ばすためにはどのようなトレーニングが有効ですか?

長文になってしまいましたが、答えていただけると幸いです。

野上鉄夫
プライオメトリックトレーニング全般と各種体幹トレーニング全般必要だと思います(^^)

というやり取りでした(^^)

「高いジャンプをしたい!という方へ」

ジャンプ力高くしたい!

部活動や、何かのスポーツをしている方ならこう願う方も多いのではないでしょうか?

今日は「高いジャンプ力を獲得する!」というテーマで少しお話をしたいと思います。

ジャンプをする際に、最も大事になるのは、

  • ジャンプをする前の事前の「沈み込み」
  • 沈み込んだ際にその力を受け止め、さらに跳ね返すことのできる筋力

の2点が、まず大事なポイントです。

ジャンプをする前の事前の「沈み込み」

筋肉は、急激に伸ばされると、瞬間的に縮もうとする反射・・・

いわゆる「伸長反射」という反射を起こします。

この「伸長反射」をいかに効率よく使えるかがまず最初のポイントになります。

まず、足の筋肉を瞬間的に伸ばすには身体を沈み込ます動作が必要です。

この沈み込みの動作が速ければ速いほど高くジャンプができます!

ここでみなさんに質問です。

スクワットやスクワットジャンプするときには足の筋力を存分に使いますよね?

この筋力は 通常「下から上」に発揮される事がほとんどだと思います。

では「下の方向に加速」するのに必要なのはなんでしょう?

筋力でしょうか?

ちょっと悩んじゃいますよね(^^;

上の方向に加速させるためには、足で床を蹴り、その反力を使います。

しかし、下の方向に加速しようとして何かの反力を使いたくても、上にあるのは空だけです(^^;

ここで必要なのは「筋力」とは真逆の能力・・

  • 「脱力」

です。

人間は力を抜くと重力により下の方向に加速し始めます。

ここで足のどこかに何か力が入っていると、重力に対しては「抵抗」でしかなく、下の方向への加速の妨げとなります。

スムーズに下方向に加速したければ、できるだけ瞬間的に「力を抜く」ことが必要なのです。

より速く沈みこませるには?

しかし、この方法にも限界はあります。

「重力の力以上の加速」はさすがに見込めないからです。

しかし、これにも「重力の力以上」の力を加える方法はあります。

その最もポピュラーな方法は「助走」です。

助走の力を借りてある程度勢いをつけて「身体を沈み込ませる」と、その場で力を抜く以上のスピードで身体を沈み込ませることができます。

もしくは、その場で一旦ジャンプをし、高いところから落下するスピードを利用するのもポピュラーな方法です。

そして素早く身体を沈み込ませたら、今度はその勢いのついた身体を受け止めて、さらに押し返す「筋力」が必要になります。

この筋力の力は強ければ強いほど良いです。

しかしそこには「助走のスピードは速ければ速いほど良いのか?」という問題があります。

これは「筋力が受け止められる範囲で最も速い」ことが望ましいです。

逆に言えば筋力が受け止められる範囲以上のスピードで筋肉を伸ばしてしまうと、その勢いを足が跳ね返せなくなり、ジャンプの高さは低下してしまいます。

とても高いブロック塀から飛び降りたら着地するので精一杯ですよね(^^;

「フックの法則」

海賊フック船長? あのピーターパンに出でくる・・・・

じゃなくて・・・(^^;

簡単にいうと「バネのパワーは、伸ばせば伸ばすほど力が出ますよ」という原則のことです(^^)

まあ、当たり前といえば当たり前ですが・・・・

しかし・・もちろんですが「伸ばしすぎたらキレちゃうよ?」ということもあります(^^;

そして、切れる直前でもバネのパワーは無くなっていきます。

つまり・・・「いい感じのところがある」ということです。

フックの法則とはパワーを発揮するのに「最も最適な伸ばすべき長さが存在する」という考え方です。

そして、これは「筋肉」にも当てはまります。

ジャンプする前にしゃがみ込む動作をする時に「筋肉をある程度伸ばす」のですが、それにはいい感じの範囲が存在します!

この「いい感じに伸ばした範囲」で「出力できるパワーを上げる」ことに着目した方が、競技パフォーマンスは上がりやすいのです。

このご質問者の方の場合、クリーンを定期的に行っているとの事です。

ならばその使用重量を上げていったり、クリーンの種目をさらにバリエーションをつけたりする方向にトレーニングしていった方がジャンプ力向上のためにはいいでしょう!

沈み込みも「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

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