2軸動作について

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具体的なシュチエーションについて

さらにもうちょっと具体的なシュチエーションについて話をしたいと思います。

陸上競技の短距離のスタートは通常「クラウチングスタート」でスタートします。

クラウチングスタートとは、みなさんご存知両手を地面につけてスタートするスタイルです。

よーいどんで一斉にスタートしますが・・・

この時にも「中心軸感覚」と「2軸感覚」では、動作が微妙に違ってきます。

まず「よーい」で腰を上げた時からです。

この時、軸を「中心」において動作をする場合、地面についている両手に対しての荷重は左右ほぼ同じになります。

軸が中心にあるから当然ですよね(^^)

そしてスタートの合図が鳴って、両手が離れるのもほぼ同時になります。

片方は前、片方は後ろに離地していきます。

身体は頭からお尻まで軸が一本通って、上半身と下半身はそれぞれ逆方向にひねりながらスタートしていく感覚になると思います。

これに対して、2軸でスタートダッシュするとはどうなるかというと・・・

まず両手にかける荷重そのものが変わります。

足が前になっている側にすでに「軸を作っている」からです。

例えば左足が前として話をしましょう。

「よーい」で腰を上げた時、体幹の左サイド・・

つまり左の股関節から肩関節にかけて軸を作り、重心は左側乗ります。

当然左手の方により多く荷重されていて、右手の荷重は抜けているようになります。

荷重が抜けているので、スタートの合図とともに素早く右腕から離地します。

ついでタイミングが少しずれて左手が離地します。

かの有名なモーリスグリーン選手のスタートがこのいい例となっています。

モーリスグリーンスタートとかでYouTubeで検索すると簡単に出てきますので、よろしければ見てみてください(^^)

さらにこの時に見て欲しいポイントは、この「軸」を爆発的に伸展させながら走っているということです。

4足歩行の動物のダッシュと全く同じです!

つまり、この場合「左の股関節」から「左の肩関節」にかけての「身体の前面のライン」をまず一歩目で素早く爆発的に伸展させます。

左を伸展させるときは、左足は後ろに左手は前に行きますので、イメージしやすいのではないでしょうか?

次に右足が着地したら、素早く「軸の差し替え」をして、今度は右の股関節から右の肩関節にかけての身体の前面を爆発的に伸展させます。

このときは右足は後ろに、右手は前に行きますのでやはり右を伸展させるイメージもしやすいと思います。

このイメージで外国人選手の走りを見ると、本当に快速の4足歩行の動物の走りに見えてくるから不思議です(^^;

陸上競技の短距離において、この「スタート」というのは、いうまでもなく非常に重要です。

ぜひこの記事をご覧になられた後、YouTubeの動画で確認してもらえれば自身のスタートにおける感覚の取得にとても役立てると思います。

よろしければご参考にしてください!(^^)

ではでは(^^)

「運動科学 アスリートのサイエンスより抜粋」

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