「同軸感覚について」
次は「同軸」・・・どんだけ「軸」があるんだよ!
と思われるかもですが(^^;
これは「2軸感覚で走る」ために必要なことです。
おさらいすると、中心軸感覚というのは身体の軸を中心に1本置いて走ったり何かの動作をすることです。
これだと、この真ん中の軸を中心に上半身と下半身が逆方向にひねりながら走る動作になります。
これに対して2軸感覚というのは、身体の体幹部を正面から見て四角形のようにイメージします。
この四角形の左右の縦線2本を軸として、走るときはこの左右の軸に素早く重心移動しながら走るイメージになります。
重心移動
ここではこの左右の重心移動とそれにまつわる「同軸」について話をしたいと思います。
まず「いやあ、重心を左右に移動したらその分、無駄な動きにならない?」と考える方もいると思いますが・・・
こちらの図をご覧ください!

これはカナダのウィンター博士の本から、走行中人の重心がどれくらい左右に移動するのか?を示したものです。
見事に左右に移動していますね(^^)
これもまさにスケートの滑りのようです。
そして、これって人間だけではないんです。
馬の動きと人間の動き
馬も、歩くときはお尻を左右に振りながら歩きます。
もともと人間は4足歩行していた動物です。
四足歩行の動物の走行を考えると中心軸感覚というには無理が生じます。
だって四足歩行の動物には「中心軸」なんて無理だからです。
だって・・・胴体は地面と平行です。
縦に一本軸を通すならそこを中心に上半身と下半身逆方向にひねりながら動作をすることも可能ですが・・・
四足歩行だと・・・・胴体は床と平行
足は床と垂直・・・・
前足と後ろ足と・・左右の足と・・・
中心軸どころか、どこを軸に動作しているんだかわからなくなっちゃいますよね(^^;
ここでまたイラストです。

これだけ見るとちょっわけわからないと思いますが、
まず右の前足と後ろ足にだけ注目して見てください(^^)
右の後ろ足が着地して後ろに蹴って行く時に、右の前足が前に伸びていきますよね(^^)
(5を見るとわかりやすい)
つまり右サイドはぐっと伸びています。
次に左の前足と後ろ足を見て見ると・・・
左の後ろ足が前に行く時に、前足が後ろに来ます。
(6を見るとわかりやすい)
つまり左サイドは収縮しています。
前足と後ろ足では若干のタイムラグはありますが(^^)
これは着地している(後ろ足)側に重心を移動して、そちらに軸を移動して「同じ側の手足を伸ばし」ながら「反対サイドは収縮」させています。
これ、人間に例えると・・・
右足が後ろに行く時に・・右手は前!
この時左足は前に行きますが・・・左手は後ろに引きます!
そう・・四足歩行の動物と同じです!(^^)
感覚的には、右足が後ろに行く時に左手も引く・・(これは中心軸感覚)・・のではなく、右足の同軸側の腕を「前に出し」そちら側の身体は伸長しているイメージなんです。
右手と左足が同時に前に出る・・・というのではないんですね(^^)
右の足が後ろに行く(この時重心は右にのり、軸も右にある)時に右手は前にだし(右の同軸感覚)、すかさず左足が着地、重心と軸が左に差し替えられ、左足が後ろに行く時に左手が前に行く(左の同軸感覚)・・・
このようにして左右の四肢の動きが淀みなく循環します。
ちなみに「足を後ろに」と表現していますが、正確には「足に乗る」感覚の方が良いです!
