皆さんこんにちは!
パーソナルトレーナーの野上です
今日は・・・・みなさんご存知「マクドナルド」を検証してみようと思います(^^)
ダイエットにおいて、真っ先にダメな食べ物の代表として取り上げられ、まさにダイエット界における、「天敵」マクドナルド!!
まずマクドナルドではホームページで、取り扱い商品の栄養を公表しています。
バーガー類を検証してみた
まず、バーガー類ですが、代表的なもののカロリーと栄養素を並べてみましょう。
数値は左からKcal タンパク脂質 炭水化物 です
品名 | Kcal | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
ハンバーガー | 260 | 13.3 | 9.6 | 30.2 |
チーズバーガー | 310 | 6.2 | 13.5 | 30.8 |
ダブルチーズバーガー | 463 | 27.4 | 25.2 | 31.6 |
てりやきマックバーガー | 519 | 15.4 | 32.7 | 41.0 |
チキンフィレオ | 458 | 20.2 | 19.8 | 49.6 |
ビッグマック | 530 | 27.1 | 28.2 | 41.9 |
チキンクリスプ | 358 | 12.8 | 17.4 | 37.4 |
クォーターパウンダーチーズ | 552 | 33.5 | 29.8 | 37.6 |
関連YouTube動画 ダイエットのプロがマックを語る! ビックマック編!!これは本当に悪者なのか?徹底検証!!
えーっと・・・所感を申しますと・・・・・
思ったより悪くないような気が(^^;
バーガーを1個食べた時のカロリーはハンバーガー、チーズバーガーのように少し小ぶりなものは250〜310Kcalとなっています。
牛丼1杯 600〜700Kcalと比べると、そんなでもありません。
あっ、ちなみに誤解のないように言っておくと、牛丼は「外食のヘルシーなダイエット食品代表」として取り上げていますよ!
本気で言っています!
そんな牛丼と比べても、そんなに高カロリーではないような・・・
まあ今時ハンバーガーとかチーズバーガーは、子供向けのセットでお子さんが食べるのがメインになっているような気もしますが・・・
では、今メインとなっているような売れ筋のバーガーに話を移すと、総エネルギー量は、概ね400〜550Kcalとなっています。
・・・・これだけ見るとそんなに多いと思えないんですよね。
コンビニで売っているコッペパンでも、平気で500Kcal以上ありますし・・・
いやいや、栄養の中身が大事!という方も多いと思います。
PFCバランスで見てみる
「高タンパク低カロリー」がダイエットの基本の食事となるのですが、まずそのタンパク質ですが・・・
売れ筋商品のバーガーは一食で、タンバク質は20〜25gくらいのものが多いですね(^^)
この数値は、タンバク質を含む代表食品「卵」の3個から4個に相当するたんぱく質を有しています。
あれ? かなり高タンバクと言えるんじゃ・・・
まあ、お肉はいっているしね(^^;
では、ダイエットに最も関係する「脂質」はというと・・・・・
これも栄養の優等生「卵」を使った「卵料理」で卵3〜4個の卵を使って料理した場合と比較すると・・・・
何と卵で普通に料理した場合と、マクドナルドのバーガー類の脂質量は対して変わらないんです。
卵1個に含まれる脂質は、約5gになります。
仮に4個の卵を使って料理をしたら、脂質は約20g、タンバク質は約25gとなるのですが
では炭水化物はというと、ご飯1杯に含まれる炭水化物は、約60g・・・・・
あれ?バーガーの方が少ない・・・・
えーっとですね、まずバーガー類なんですがPFCバランスでいうと(タンパク質・脂質・炭水化物のバランス)、世間で思われているような「ダイエットにおける悪の象徴」的なイメージとはあまり符号しないように思います(^^;
実は僕はマクドナルドを利用するとき、何のためらいもなくバーガー類は適当にチョイスして食べることがあります。
それで太るとあまり思ったことはないんですよね。
だって、パンに肉とちょっと野菜が挟まっているだけなんですもん・・・・
よっぽどミートのつなぎに何か入れていない限り、何にもないだろうなあと思っていたのですが、今回改めて見て、ある程度予想通りでした。
よっぽど、昼にかき揚げそばや天ぷらうどん食べていたりする方がPFCバランスは悪いと思っています。
では、マックは何でこんなに「不健康食品」代名詞のようになっているのか?
次はその元凶と思われるサイドオーター類を検証してみたいと思います。
他のメニューを検証して見た!
まず皆さんも薄々、諸悪の根源として頭に思い浮かべているであろう「ポテト」から行きましょう(^^)
左の数字から Kcal タンパク 脂質 糖質となっています。
品名 | Kcal | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
マックフライポテト(S) | 249 | 2.9 | 13.2 | 29.5 |
マックフライポテト(M) | 454 | 5.3 | 24.2 | 53.7 |
マックフライポテト(L) | 571 | 6.6 | 30.4 | 67.7 |
です。
数値は、カロリーはKcal、あとはgになります(1食あたり)
カロリー的には高い・・・・かな?
SはこれくらいだったらまあOKの範囲のような気が・・・
ただし栄養のほとんどが脂質と糖質で占められているので、PFCバランスは、はっきり悪いと言えるでしよう。
関連YouTube動画 お前パランス栄養食だったのか? マックのポテトVSカロリーメイト
次にナゲットですが・・・
これが結構意外でした・・・
品名 | Kcal | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
チキンマックナゲット 15ピース | 840 | 43.2 | 56.7 | 39.3 |
となっています。
んー、もし高タンパク高カロリー食 (普通は低カロリーと表現される) という言葉があるとしたら、まさにこれのことを言いますね(^^;
タンパク質43.2gは、非常に高タンパク質といえるでしょう(^^)
これを超えるタンパク質を取ろうとすると、マックでは、ギガビックマック、ダブルクォーターパウンダー、メガマックくらいしかありません。
タンパク質食品の代表である「卵」に換算するとナゲットは、実に卵7個分のタンバク質に相当します。
昔ロッキーが生卵飲んで走るシーンがありましたが、あんなに無理に生卵飲まなくても、ロードワークの後、軽くマックに寄って(向こうが本場ですから)そこでナゲットを食べていれば、それでOKだったかもしれないですね(^^;
ただし840Kcalは・・・高すぎるやろーー!!
食材に油がどれくらい染み込むかを示す吸油率というスコアがあります。
チキンはこれは1%と、とても少ないことが特徴です。
つまりマクドナルドのナゲットの場合、衣が相当に厚く、そこに油が染み込んでいると想像できます(^^;
810Kcalとは、どんな牛丼よりも高カロリーであると言えます。
そんなに量があるわけでないのに、ちょっと恐ろしいですね(^^;
ナゲットの場合「筋肉もつけたいけれど、脂肪もつけて体をとにかく大きくしたい」という方にはぴったりな食品かもしれません。
関連YouTube動画 ダイエット的に実際の所どうよ? チキンマックナゲット!!VSカロリーメイト!!
今回の検証では、ポテトがLサイズであっても、それほど高カロリーとは言えなかったことが逆にちょっと意外でした。
ただし、マクドナルドのポテトにしろナゲットにしろ、マクドナルドの揚げ物で使用されている油は、「トランス脂肪酸」と言って、アメリカでは「食べるプラスティック」と言われるくらい、身体に悪いと言われている油を「以前は」使用していました。
ホームページからの文言をそのまま引用すると・・・
- 日本マクドナルドは、欧米のトランス脂肪酸の規制とともに、これまでに原材料や調理方法などの研究に取り組んできました。
- 2007年にトランス脂肪酸を減らすため原材料の一つであるフライ油の仕様を変更いたしました。
- このフライ油の仕様を変更したことで、マックフライポテトに含まれるトランス脂肪酸の量を減らすことが出来ました。
・・・・だそうです。
ただし、どのくらい減ったのか?に関しては、ちょっとよくわかりません(^^;
一応「トランス脂肪酸については、アメリカで規制されている、部分水素添加硬化油脂は、マクドナルドのポテトやフライオイルには使われていません。」とのことらしいんですが・・・・
なら「減らすことができた」という表現でなく「無くなりました」が正解だと思うのですが
ちょっと微妙な感じが漂うのは気のせいでしょうか?(^^;
マックに行った場合は、セットとして必ずポテトが付いてくるものですが、ダイエット中の方であれ、筋肉をつけたい方であれ、バーガー類と飲み物は単品でオーダーができますので、できれば単品ずつ注文するのがオススメですね(^^)
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