「ところで体脂肪、どこまで減らしたら危ないの?」
いつもは脂肪を減らすためにはどうすればいいか?ということを色々書いておりますが・・・
何事にも「程度」というものがあります。
大抵の皆さんが天敵と思っている脂肪ですが、減らしすぎるとどうなるのか? どこまでなら大丈夫なのか?
その辺りを少しお話ししたいと思います。
まず、脂肪にもとても大切な役割があります。
まずは、エネルギーの貯蔵庫と言う役割です!
糖質、たんぱく質が1g4Kcalなのに対して、脂肪は9Kcalあります。
これは少ない体積でも多くのエネルギーを貯蔵できる大切なエネルギータンクになる事を示しています。
また、脂肪は、衝撃緩衝材、断熱材の役割も果たします。
脂肪自体が外部からの衝撃を吸収してくれたり、体温を守ったりする役割を果たすのです。
また、あまり知られていませんが体脂肪は「ホルモン」も作ってくれます。
このホルモンも、男性ホルモン、女性ホルモンのような性ホルモン、副腎皮質ホルモンであるコルチゾールやアルドステロンなども脂肪からできます。
また、脂肪は体の中の細胞を作る重要な物質の材料としても欠かせません。
結構色々な役割がありますね(^^;
もちろん脂肪が過多でも身体には色々と悪影響がでることは皆さんもご存知だと思います。
でも脂肪にも大切な役割もあるので・・・・
どの辺までが減らす限界点なのか?というと・・・
「不可欠脂肪」と名付けられていて、これ以上脂肪を減らすと生命に関わるという目安となる数値が存在します。
その数値は
- 男性 体脂肪率4%
- 女性 体脂肪率12%
となっております。
女性の場合、妊娠出産に備えるために数値は高くなっています。
妊娠から分娩までの間も脂質からできたホルモンが相互作用しながら働いています。
そのため体脂肪が12%を切ると生理が止まると言われていますが、これは子供を産み育てられなくなりますよという身体からの警告と考えられています。
トップ女子アスリートの中には試合期に8%くらいになる方もいますが、この数値は限定的に捉え、オフシーズンは12%を切らないようにした方が良いと考えられています。
そうしないと女性ホルモンの分泌が悪くなり骨粗鬆症や、疲労骨折を起こす可能性が高まります。
男性も4%を切ると非常に危険なので、フィジークやボディビルの大会に出るなどの時の大会時以外はこの数字を切らないようにした方がよいです。
また、体脂肪がここまで少ないと「動き」は非常に悪くなります。
ぼくも今までボディビルやフィジークの大会に出る方を何人も見てきましたが、大会が近くなるとみんな一様に「独特の歩き方」をします。
どんな歩き方かというと、・・・・
「非常にスロー」に歩くのです。(^^;
もうそこに費やすエネルギーすらなくなっているんですね(^^;
いつも大会直前の選手には「今なら小指で倒せる自信がある」とからかうのですが・・・(^^;
体重制の競技をしている方でも、体脂肪率は10%を少し切るくらいにしておくべきです!
でないと肝心の試合での動きが悪くなります!
最後に、大抵のインピーダンス式の体脂肪計、体組成測定器は、脂肪が非常に少ない人を測ると正確性が損なわれる傾向にあります。
一般の方に対してはそこそこな精度を誇るのですが、そこを大きく外す、特に少ない方に対してはどうも精度を欠くきらいがあります。
俺、体脂肪測ったら3%だったとかいう場合、本当に正確に測るとそうではないことが多いですので、そういう数字が出でもあまり鵜呑みにしないようにしましょう(^^)
何事も「程度」が大事です!
