皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日はみなさんとのやりとりについていくつか詳しくご紹介していこうと思います(^^)
「あふれる筋トレ情報に左右されないために!」
太った方がいい?


この方は、「筋肉をつけるためには消費カロリーより摂取カロリーの方が多い状態の方が筋肉はつきやすい」という情報をどこかで聞いたのでしょう。
まあ、あっているといえばあっているのですが、そのためにめちゃくちゃ食べて、脂肪も増えてしまうという方は割といらっしゃいます。
別の質問者で同じようなご質問をされた方がいましたが、その方は急激に10kgも体重が増え、お腹や顔がたるんでしまったという方もいました。
普通に筋トレして、普通の食事をして、ほんの少しタンパク質を多めにとるだけでも筋肉は普通につきます。
しかし、こういう情報を聞くと「少しでも早く筋肉をつけたい」という方は「不必要に」どか食いする方結構いらっしゃるのではないでしょうか?
ビルダーの方はよく食べてわざと太る時期と筋肉もめっちゃつける時期とを同時期に行う方いますが、まだ、一般的なトレーニーレベルならそんな必要は僕は感じません。
筋トレの後に有酸素運動は鉄板だけど・・


この方は、筋トレの後に有酸素運動をするのが鉄則! という情報を聞いたのでしょう。
それは確かに正しいのですが、この方のように練習環境上、有酸素運動から筋トレをせざるをえない方なら、しょうがないじゃないですか(^^)
何もしないよりは、全然ありですし、悩んでいてもしょうがないです。
その環境でも筋トレを継続している方が、効果が薄いかもという理由でやらないより100倍やった方がいいに決まっています!
プロテインで作った筋肉?

又、プロテインを使わない方が筋肉の質は良くなるのですか?

この方の情報は完全に「都市伝説」レベルの話で、たまにこういう「嘘」の情報も出回りますね(^^;
プロテインで作った筋肉と普通の食事で作った筋肉に「差」なんてあるわけありません(^^;
筋トレは分割した方がいい?




この方は「筋トレは分割した方がいい」という情報をやはり聞いたのでしょう。
これも確かにそうなんですが、それはまず週4回トレーニングできる方か、レベルがある程度(例えばベンチプレス90〜100kg上がる、スクワットなら100〜120kgは普段のトレーニングで扱っている)に至っている場合の話です。
ベンチのマックスがまだ初心者レベル、他の基本種目に至っては、まだやっていないというレベルであれば、そもそも「分割の必要性がない」ですし、1日にベンチブレスとスクワットの両方やった方が向上は早いと思われます。
いろいろな筋トレ情報に左右されてしまう気持ちはわからなくもないです。
個人的な所感ですが、特にそういう情報に左右されているのは、筋トレの初心者が「早く筋肉をつけるには?」という思いを描いているケースがとても多いように思います。
筋トレ上級者はそもそもそういう情報を自分で種々選択&実行と失敗を繰り返して経験値が高いのであまり極端には左右されません。
そして筋トレ初心者がそういう情報に左右されないためにですが、やはり基本通りに行うのが一番だと思います。
筋トレの進め方
一応気にしておいてもらいたい基本を羅列しますのでよろしければご参考にしてください。
- 基本の種目はバーベルでのベンチプレス、スクワット、デッドリフトを中心にベントオーバーローイング、チニング、シットアップを行う。
- それ以外の細かい筋肉のトレーニングはこれらの種目がある程度の重量をこなせるようになってからでも十分である。
- タンパク質と野菜の多い食事を基本に栄養をとり、あまりサプリメントには頼らない。初心者はプロテインだけでも正直十分です。脂肪をつけたくない方は食べ過ぎにも注意!
- 筋肉をつけたい方はプロテインは銘柄をこだわるより最初はタンパク質の含有量を間違えないように。タンパク質含有量が65%以上のものを選んでおけば一応「大きな間違い」はないです。
- 筋トレの分割は週に4回以上トレーニングできる場合です。特に週に2回の人は分割なんてしないほうがいいと僕は思います。
- 効果が薄いかもとトレーニングを「しない」ことが一番いけません。
- やらないよりは「自重や軽いダンベルなどでの筋トレ」「有酸素の後の筋トレ」「食後あまり時間が取れない筋トレ」(でも「すぐ」はやっばり進められないですが・・)のような場合でも、そこそこ「あり」だと思ったほうがいいと思います。自分の環境の中でのベストは尽くすほうがいいと思います。
といった感じです。
ここ2週間くらいに頂いたご質問を幾つかご紹介しましたが、これらの質問に答えながら思ったのは「みんな、あふれる筋トレ情報に振り回されているなあ」という所感です(^^;
いろいろ書きましたが、まあこれらはあくまで筋トレ初心者の方が対象です。
中級者以上の「自分のスタイル」を持っている方は、そのまま自分のスタイルでやってもらっていいと思います。