みなさんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「疲労の原因とストレスについて」と言うテーマでお届けしたいと思います。
疲労・・・確かに感じているけど、そもそもこの疲労の原因ってなんだろう?
そんな風に疑問を持ったことはないですか?
まず、疲労の原因は、様々な「ストレス」が起因しています。
ストレス・・・・感じていない方なんていないですよね(^^;
日本は、過剰なストレス大国であるように感じるのは、僕だけではないと思います。
かくいう僕も、数年前まで「今、俺、多分鬱だな」と、はっきり自分で自覚できるくらいのストレスを日々感じていました。
(責任の重い仕事(会社役員&支配人業務)と家庭での両親の介護の問題の両方を抱えていたので)
また、心理的にも全くトレーニングする意欲もなく、毎日「今日はどんな嫌なことが、僕を待っているのだろう」と覚悟しながらよく朝起きて会社に向かっていたものです。
(今はトレーナー業に専念させてもらっているのと、両親の他界で、そういう心理状態からはほぼ完全に脱却しています(^^) )
責任が重い仕事についている方、中間管理職の方、もしくは接客業に長く勤めている方、そして家庭に問題を抱えている方等・・・・
誰しもこのような心理状態で会社に向かったことがある経験を持つ人はとても多いのではないでしょうか?(^^;
そして、僕自身もそうでしたが、そういう心理の時に必ず伴うのは、誰しも「怒り」だと思います。
「怒り」が体に及ぼす影響
僕は、当時は帰宅中の車の中で、大きな声で怒鳴りながら怒りを一旦発散し、心を鎮めるようにして、家には仕事のことを一切持ち込まないように気をつけていました。
この「怒り」ですが、実は「早死に」と大きく関係しています!
んー・・・僕も早死にしちゃうかもです(^^;
まず、この「怒り」には、「急性」のものと「慢性」のものがあります。
急性の「怒り」で、体に起こる変化は次の通りです。
- 血圧の上昇
- 脈拍の上昇
- 血管の収縮
- 筋肉の痙攣
です。
これらは急性の怒りによるもので、一時的にカッとなった場合に起こりますが、時間が経てばすぐに収まるのでそれほど大きな問題は起きません。
しかし、問題は、数ヶ月から数年単位で、この怒りが持続すると厄介です。
怒りが慢性化した時の症状は以下の通りです。
- 高血圧
- 不整脈
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 脳梗塞・脳出血
- 胃腸障害
などです。
んー・・・立派な「病気」ばかりですね(^^;
また「メタボ」の人は怒りやすく、病気になりやすいというデータがあるんです。
「怒り」により視床下部が刺激されると、脳内に炎症が起こります。
この炎症が様々な病気や痛みを引き起こします。
そして、この「脳内の炎症」の原因の一つに「肥満」があげられるのです。
メカニズムとしては、内臓脂肪が蓄積すると酸化ストレスが亢進し、炎症性サイトカインという炎症反応を促進する物質が増えます。
これが脳に運ばれると脳内に炎症が起こり、交感神経が過緊張となります。
これは怒っている時と同じ症状となるのです。
つまり「肥満」と「鬱」には、相関関係があるのです。
ぼくにも経験がありますが、そういう心理状態の時にはトレーニングなんてする気が起きず、結果筋肉は落ち、脂肪で身体はデフデブな状態になり・・・
それがまた心理的に悪い影響を及ぼすという「負のスバイラル」に陥る方も少なくないと思います。
また「怒り」「うつ」時には「慢性の痛み」などを生むこともあります。
そして「ストレス」を「運動で解消」する方も多いですよね。
しかしなぜストレスを運動で解消できるのか?です(^^)
この辺は人によりけりなのですが、運動で解決できる原因はトレーニングなどをすると交感神経が優位な状態となるからです。
つまり運動をすると「怒っている時と同じ」ような状態になり、これは「怒りのすり替効果」があります。
副交感神経を優位にする
この心理的ストレスを解消するためには「副交感神経」をいかに優位にさせてあげられるか?がポイントです。
副交感神経を優位にするものとして
- ゆったりとした呼吸
- マッサージ・タッピング
- 瞑想
- 涙活
- 笑い
などです。
特にぼくがオススメなのは「涙活」と「笑い」です。
ぼくは何回見ても、どのシーンを見てもすぐに号泣できる鉄板のDVDを一本持っています(^^;
( I am SAMという映画です 愛に溢れて泣けるという史上最高の傑作だと思っています )
号泣すると・・・・本当にスッキリします。
(最近本当に見なくなったと感じています)
笑いも大事ですね・・・本当に!
笑いの場合は、副交感神経が優位になったから笑うのではなく、「笑う」という動作を先に行うことで「楽しい」という信号が脳に入り「α波」と呼ばれる脳波が出て、イライラから解消されるのです。
ストレスの解消は本当に大切です!