90度方向転換の「具体的なターンの種類」とその特徴について
みなさん、野球の盗塁のシーンをちょっと思い浮かべてください。
スタンスを広くとり、右方向に90度ターンしてダッシュしますよね。
こういうシーンは他のスポーツでもよくあるシーンです。
テニスやバレーはレシーブ時はほとんどこの動きですし、バスケやサッカーなどてもプレー中静止(停止)しているシーンから90度方向転換してダッシュなどはよくある光景だと思います。
実はこのターンの仕方にはいくつか種類があります。
大抵の方は無意識にこれを行っていると思いますが、このターンの種類を理解しておくといろいろ役立つことも多いのです。
フォルスタートピボット
これは、スタンスを広く取って構えます。
盗塁は通常自分の右方向にダッシュをしますが、これを例にするとするならば、左足を進行方向とは「逆方向に一歩軽く踏み出し」動作を開始するターンのことです。
逆方向に軽く踏み出して、ワイドスタンスになったところで身体を深く沈め、右足を進行方向に回転させて、ダッシュの態勢をとるターンのことをいいます。
この時の1歩目は左足になります。右足は回転した後「軸足」となります。
左足は外にキックした時の地面の反力を使って一歩目を踏み出します!
フォワードムービングサイドステップ
まず体を浅く沈ませたスクワットの体勢をとります。
次に深く体を沈みこませるのと同時に右側に体重をかけていき体幹の前傾を大きくしていきます。
この時に左手をすこし外に降り出して身体は右にターンします。
腕を外に降る反動を少し使う感じでしょうか。
さらに腕は外に降り出してから低い位置で体の前を横切らせながら進行方向へ降ります。
ここから深く沈ませた左足でグッと地面を蹴りながら伸ばして、右足を進行方向に踏み出してダッシュします!
そう、この場合の一歩目は「右足」になります。
ピボッティングクロスオーバー
これは開始と同時に両腕を少し外に開き、素早く進行方向に体が向くように腕を降ります。
左腕は身体の前を、右腕は身体の後ろを通り、ダッシュ時の腕を振る体勢を整えます。
この時のポイントは、身体はフォーワードムービングステップのように深く沈まずに比較的直立を保ち、最初の二つのターンの時は下半身からターンしていきますが、これは「全身」でターンします。
このターンの最大の特徴は「両足ともその場でピボットする」ということです。
ピボットとはバスケットボールをしたことがある方なら分かると思いますが、足の一点を(主に母子球)中心にターンすることです。
つまり両足とも「その場でターン」して身体ごと進行方向を向き、ダッシュしていくのです。
これは進行方向へ身体を完全に向けてから一歩目を踏み出すので当然後ろ足・・左足が一歩目となるターンです。
「どのターンが最も早くターンできるのか?」
ここで「どのターンが最も早くターンできるのか?」という最もみなさんが気になるターンの考察なのですが・・・・
色々と研究したデータが実はあります(^^)
ターンしてから2歩目までのタイムで見ると・・・・
3番目のピボッティングクロスオーバーが最も速く、タイムが最も遅いのはフォワードムービングサイドステップであると思われます!
なんでか?というと上記のターンに必要な5つの要素で観察した結果からこれは推測できるそうです
観察結果を、
A「十分に観察される」
B「観察されるがそれほど顕著ではない」
C「観察されない」
の3段階で分けた研究結果があるのですが・・・・
フォルスタートピボットでは、
米1 B
米2 C
米3 B
米4 B
米5 A
という結果になりました。
米フォワードムービングサイドステップでは
米1 B
米2 C
米3 C
米4 C
米5 B
という結果に・・・・
さらにピボッティングクロスオーバーでは、なんと米1~米5まで全てAという結果になったそうです!
もし、皆さんが90度の方向転換のスピードを速めたい場合は、ぜひピボッティングクロスオーバーの技術を磨いて練習してみてはいかがでしょうか?
球技をされている方は、ぜひご参考にしてください!(^^)
ではでは!
