スポーツの為の体幹トレーニング

体幹を鍛えたらパフォーマンスは本当にあがるのか?

トレーニングで筋肥大する方法

デヴィジョン1のフットボール選手

Nesserらの研究にデヴィジョン1のフットボール選手を対象としたコアスタビリティと、筋力、パワー(垂直跳び、シャトルラン、20・40ヤードスプリント、最大挙上重量によるベンチプレス、スクワット、パワークリーン)の関係を調べた研究が有名です。

フットボール選手を対象にコアスタビリティと筋力・パワー(垂直跳び・シャトルラン、20/40ヤードスプリント、最大挙上重量によるベンチプレス・スクワット/パワークリーンによって測定)と関連性を検証した研究があります。

その相関関係は「低~中程度」であり、一貫していなかったと結論づけています。

コアトレーニングとパフォーマンスを調査した結果から「コアトレーニングがパフォーマンス向上において「なんらか」の役割は果たしているものの、その影響自体は極めて小さいものであることが示唆されている」との事です

つまりここにおいても、コアとそれら無酸素系パフォーマンスの関係性は低いと言う結論が出されています。

そしてここで大事な事があります。

ご紹介した持久系スポーツのパフォーマンス各種パフォーマンスとコアの関係なのですが・・・・

このコアのパフォーマンスアップのテストが「McGillテスト」と言うものなのです。

これは色々な静的体感トレーニングのポーズをとって静止する時間を測る「持久系」のテストです。

これは何を示しているのか?

つまりコアの持久力が向上したとしてもスポーツパフォーマンスには影響が少なかった!

ということを示しています。

これはつまり「コアの強さ」との相関性に関してはちょっと不明な部分があるのです。

そしてこの点に着目した大阪体育大学院の研究チームがお手製で・・・f^_^;

コアのパワーを測れる機械を作りハンドボール部22名のプレーヤーに「コアの強さ」とそのパフォーマンスについての相関関係を調べたそうです。

テスト項目がこの時は「パフォーマンス」を調べるためにちょっと変っているのですが、

  • ターンやフェイントのキレが上がった
  • ルーズボールの競いに強くなった
  • コンタクトにおける軸が安定した
  • シュート時のボディコントロールが良くなった
  • ディフェンス時のフットワーク量が多くなった
  • 身体接触時において強さを発揮した
  • 連戦時のスタミナが高くなった

と言う効果を認めています。そんなもんどうやって測ったんだ?

と思われるかもですが、これは普段練習やプレーヤー達のパフォーマンスを日々管理している指導者の主観的な評価シートによるものだそうです。

ちょっと曖昧な要素は入るもののそれでもある程度の信憑性があることも事実だと思います(^ ^)

ここから推察されることは、コアの持久力ではなく「コアの強さ」と球技系のパフォーマンスにはある一定の相関関係が認められそうだと言うことです。

結果

これらの結果から、体幹トレーニングを実施して体幹のパフォーマンスが上がってもスポーツパフォーマンスの向上に大きな影響を与える・・・・

という事はあまり期待出来ないかもしれません。

じゃあやらなくていいのか?

というと個人的にではありますがそうは思っていません。

この機関誌でも提言されていますが、これらの研究結果からコアトレーニングがスポーツパフォーマンスに対して及ぼす影響について結論を導くのはまだ難しいとのことです。

これらの研究はコアスタビリティの測定値を向上させるにはトレーニングの介入が不十分であった部分があります。

そしてより効果的なコアトレーニングプログラムを実施していればまた違った結果が出た可能性もあるとのことです。

僕は「トレーニングしていない能力や部位は伸びる事はない」とよくお客様にも言います。

そもそも一箇所を鍛えて大きくパフォーマンスが上がると考えること自体、都合のいい考え方だと思います。

スポーツは「いろいろなトレーニング」を複数やり込んで行きやっと「少しだけ効果が現れる」と言うケースの方が多いはずです。

またそういう時に体幹部分が他に比べて弱いようだと、そこがボトルネックになって伸びるべき時にパフォーマンスが上がらないなんて事にもなりかねません。

数週間の研究レベルでは効果が出ないのはむしろ当たり前だと思い何事も地道に実施していくことの方が大切だと思います。

しかしここで大事なのは・・・

体幹トレーニングを盲信してはいけない!!!と言う事です。

あくまでいろいろなトレーニングの一つであり、またそれは決して「それを主に行う」ようなメインのトレーニングにはなりえないと言う事は肝に命じておきましょう!

例えば長距離の選手なら「走る時間を削って」その分体幹トレーニングを行う事はしてはいけません。

同じように球技系の選手も「メインの練習の時間を削って」まで盲信的に体幹トレーニングを行う・・・

例えば長友選手が体幹が強いからあんなパフォーマンスを発揮できるだ!

おれも「メインの練習は8割くらいに減らして余った時間目一杯体幹トレーニングやろう! 」なんて思わない方がいいということです。

あくまでメインの練習の「補助」として取り入れることをお勧めします。

色々書きましたがよろしければご参考にして下さい!

ではでは!

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