スポーツの為の体幹トレーニング

ちょっと難しい体幹の科学「セラーぺ」って知ってる?

胸の筋肉

皆さんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「ちょっと難しい体幹の科学「セラーぺ」って知ってる?」というテーマでお届けしたいと思います。

セラーぺ

セラーぺ・・・・大抵の方は知らないですよね(^^)

なんですか?それ?・・っていう感じだと思うんですが・・・

これですね・・・

結構深いというか難しいというか・・・

でも大事というか・・・

簡単にいうと「身体を斜めに走っている筋群」のことを指します。

そう「筋群」・・つまりいくつかの筋肉のことを指します。

Logan&MaKinneyが提唱したセラーぺの概念を紹介すると想像しやすいと思います。

まず首の後ろに長いスカーフやマフラーをかけて、身体の前にだらっとそのスカーフやマフラーが垂れている状態を思い浮かべてください。

次にその身体の前にだらっと垂れているスカーフを身体の前面で交差・・クロスさせてそのまま先端を股関節のあたりに持ってきます。

このスカーフがたどっている斜めの線上にある各筋肉を総称して「セラーぺ」と思っていただければ結構です。

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ぼくはよく「身体にまっすぐ付いている筋肉なんてほとんどない、大抵の場合「斜めについている」」ということをよく言います。

セラーぺはその斜めについている筋肉群をいくつかまとめて同じような働きをする筋肉同士で総称したものだと思ってください。

例えばベンチプレスしている方が大好き「大胸筋」は、肩の関節を中心に扇状に伸びていきます。

大胸筋の筋繊維は肩の周辺から「斜め下」の方に伸びているものが多いです、

次に胸の大きな筋肉をかパッと外すと小胸筋というものがあります。

これまた肩の周辺あたりから肋骨にかけて「斜め下」に走っています。

その周辺にある肋骨脇の「前鋸筋」という筋肉や、皆さんが脇腹エクササイズをするときに意識する「外腹斜筋」も肋骨を覆うよに「斜め下」に向かって走っています。

その方向の「延長線上」についている反対側の筋肉には「内腹斜筋」というものがあります。

これは骨盤から肋骨にかけて「斜め上」に向かって走っているんです。

またさらにその下に行くと、足を上げる筋肉・・・「腸腰筋」、は背骨や骨盤から「斜め下に伸びて」太ももの骨に付着しています。

上から結んで行くと・・・超長いですよね(^^;

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これらの筋肉が全て「連動して収縮」することによって、大きなスポーツ動作を発揮する・・・

そういう「概念」が「セラーぺ」と言われるものです。

ちなみに・・これ・・身体の前面だけではないんです(^^)

例えば走るとき、スクワットするときの力の源となるお尻の筋肉「大臀筋」は、太ももの裏から斜め上に向かって走っています。(骨盤から見たら斜め下方向)

そま延長線上にあるのは反対サイドの広背筋が背骨から肩関節の方向にお尻か見たら斜め上に向かって走っています。

そう、身体の後ろ面も筋肉を結んで行くと「身体を斜めにクロスするように各筋肉が伸びている」のです。

その斜めのラインの中央には、身体の前面なら腹直筋、身体の後面は胸腰筋膜というもので結ばれています。

さらにその下は、身体の前面の筋肉では、太ももの内転筋群が、身体の後ろ面はハムストリングスにつながっていると思ってください。

身体の後ろはさらにその下のふくらはぎとも密接につながっています。

すると長~い筋肉でつながった「帯」になりますね。

これらを共同して稼働させることは、「一つの筋肉を意識して動かす」動作より、はるかに大きな力を発揮しすることができます。

野球のピッチング、バッティング、サッカーのキック、バレーのスパイク・・

最も 簡単なものでは「走る」「歩く」動作ですら、これら「斜めに走っている筋肉群」が一斉に活動と弛緩を繰り返して動作をしています。

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一つ一つの筋肉をマシントレーニング、フリーウェイトトレーニングで鍛えることは確かに大事な事です。

しかし「動作につながる」筋トレは、この「斜めのライン」を意識して、コーディネーション(協調)させて活動させるエクササイズが大切になってきます。

「筋肉のコーディネーションの具体例」について

動作は野球のピッチャーです。

まずワインドアップで振りかぶって、左足を上げます。

この時に伸展されているのは「右足から左の肩」にかけての「身体の背部」の斜めのラインだと思ってください。

右足は伸びていて、左肩はこの後徐々に前に出てきて体が捻られていきます。

なので右足から左の肩に向けての背部の斜めに走る「筋群」もしくは「ライン」が伸ばされる・・・

そして筋肉はゴムと同じなので、伸ばされればパチン!と縮みやすくなります。

つまり「このラインにパワーが溜まっている」と思っていただければいいと思います。

そして足を前に踏み出していく時に、ここに溜まったパワーを解放しながら前方に重心移動します。

足を踏み出すと「アーリーコッキング期」と言って右手、左手とも肩あたりの高さに上がり、肘は両方とも90度前後まで曲げられています。

この時は左足を踏み出し、右肩は引けています。

「左足から右肩にかけて」の「身体の前面」を斜めに走るラインが伸展・・・

つまりパワーが溜まっていると思ってください。

続く「レイトコッキング期」は左足が地面を踏み込み、左の股関節の前進を減速させる一方、右の股関節は前進を進めていきます。

骨盤が回旋していくと、胸を張りリリース直前の「アクセレーション期」に入ります。

この時に貯蔵されているエネルギーが解放されるのですが、ここで重要なのは硬いコアが股関節から肩関節にパワーを最大限に伝達することです。

この時にコアはゴムバンドが斜め(左股関節から右肩にかけての身体前面の斜めのライン)に、まさに貯められたエネルギーがパチンと縮むように再利用されます。

それはまるで手が鞭を引き寄せるように、質量の大きいコアがこの斜めのラインの筋群の収縮を通して、質量の小さい右腕を引き寄せるようにパワーを発揮します。

最後のフォロースルー期には「左足から右肩」にかけての「身体の後ろ」の斜めのラインが動作の減速を行います。

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どうでしょう?

斜めのラインのそれぞれの使われ方がお分かりになられましたでしようか?

このように身体を斜めに走る筋群・・・

つまり一つの筋肉ではなく色々な筋肉が連動して、エネルギーを貯めて収縮し、大きなパワーを発揮していくのです。

ぜひこの「斜めのラインの筋肉を連動させる」トレーニングを意識しながら実施していってもらいたいと思います。

よろしければ色々とご参考にしてください(^^)

ではでは!(^^)

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