肩甲骨ダイエットについて
皆さんこんにちは!
パーソナルトレーナーの野上です
今日は皆様とのやり取りを詳しくご紹介して見たいと思います
今日皆さんにご紹介するのは、このようやり取りです(^^)


肩甲骨をストレッチするのは大事ですが、実際それで痩せるということはないでしよう(^^;

というものでした。
肩甲骨ダイエット・・ネットで調べるとまあ出てくる出てくる・・・・
要するに肩甲骨の周辺をストレッチして動きやすくし、また褐色細胞という脂肪をとても燃焼してくれる細胞を活性化させることにより食べても太らない体を作ろう・・・・
というものらしいです。
具体的な効果としてネットで出ていたのは
- 体中の脂肪分の減少
- セルライトの除去等スタイルの改善
- 肩こりや冷え性等の身体的な異常の改善
- バストアップ
だそうです。
褐色細胞とは?
まず褐色細胞についてですが、これは確実に存在する細胞で、その働きもここで言われている通りです
・・・・が・・・・・
乳幼児のときはこの褐色細胞はとても多く身体に存在します。
しかし年齢とともに減少し、成人する頃にはその数はかなり少なくなっているものです。
また肩甲骨を動かしやすくすることと、その周辺の褐色細胞が刺激され活性化することは直接結びつくかどうかは不明です。
この理屈が通るなら、腹筋したら、お腹の脂肪が刺激されて無くなるなんて理屈も通るかもです(^^;
ちなみに腹筋運動と、その周りの脂肪の減少は全く無関係です・・・念のため(^^;
その部分を動かして刺激を受けるのは(活動的になるのは)基本的に「筋肉」です(^^)
褐色細胞とは、基本「脂肪の一種」です。
なので、筋肉を動かしてその場所の脂肪が刺激されるとは考えづらいんですよね(^^;
褐色細胞自体にそのような特性があるのかどうか・・・ご存知の方がいたら教えてください(^^;
ちなみに、普通の脂肪にそんな機能はありません!
セルライト
次に挙げられている効果の「セルライトの減少」に関しては、セルライトとは美容業界が作りだした造語です。
こういう脂肪が存在すると、業界的には都合がいいのです(^^;
都合がいいから、あたかも「普通の脂肪とは違う落ちずらいセルライトという脂肪があり、特別なことをしないと落ちませんよ」と彼らの貴重な収入源のいわば客寄せの役割を担っているものです。
どちらにせよ肩甲骨を動かしやすくすると、褐色細胞が刺激され、結果セルライトが無くなる・・・・ほぼ、都市伝説のオンパレードと言えるでしょう(^^;
全く効果がないのか?
では全く効果がないのか?というと、実はそんなことはありません。
ここに挙げられている効果3と4に関しては十分な効果があると思います。
ダイエット的な効果もやや見込めますしスタイルを良くする効果は絶大と言えます
バストアップについてですが、ポールストレッチなどでポールを使って肩甲骨を適正な位置にすると「バストアップ」します。
これは肩甲骨が寄せられるため、自然と「胸を張った良い姿勢」を取りやすくなるためです。
バストアップのために胸の筋トレをする方も多いですが、実は肩甲骨を寄せ合う筋肉(菱形筋)を鍛えたほうが、バストアップには即効性が高く、またその効果自体も高いと言えます。
肩甲骨を寄せるための「筋トレ」とポールなどを使って肩甲骨を寄せやすくするための「柔軟性」が高まれば、胸を張った自然のバストアップが期待できるのは間違いありません。
肩こりも肩甲骨周辺の筋肉が固まっているために起こっている病気なので、肩甲骨の柔軟性を刺激するのはとても効果があると言えます。
肩甲骨を動かしやすくするのはとても大事です(^^)
ただし脂肪の燃焼効果に関しては腕の可動域が普段から大きくなるので「有利にはなる」程度に捉えておいたほうがいいでしょう。
それより「見た目のスタイル」はかなり良くなります!
脂肪の有無と姿勢がきれいですらっと見えるは、わりと無関係だったりします。
ある意味で「スタイルを良くする」上では肩甲骨を刺激して動かしやすくするトレーニングは非常にお勧めできます(^^)
バストアップして、スタイルを良く見せたい方はぜひ取り組みましょう(^^)