歩くときに各部が実際にどう動いているのか?
最後はちょっといっぱい数字が出てきますが、適正な姿勢で歩いた場合の骨盤・股関節・重心の動きというテーマでお届けしたいと思います。
歩くときに各部が実際にどう動いているのか?を少し(かなり?)細くご説明しようかなと思います。
かなりマニアックな内容ですが(^^;
骨盤
まず、歩いているときの「骨盤」がどのように動いているのか?からです!
足を振り上げたときと足を振り下げたときに骨盤は「横」から見ると、「2度から4度の範囲」で「前傾と後傾を繰り返す」のが自然です。
この角度を大きく超えて前傾しているようであれば、反り腰となるでしょう。
また、逆にこの角度を大きく超えて後傾していたら腰の丸まった、猫背な歩き方になっているといえます。
次に「前」から見た場合ですが、骨盤は実は前から見た場合にも左右に傾きます。
この角度はおおむね「5度」で、例えば右足が着地してから体重がのり、足が垂直に近いときに、右の骨盤が最も「高く」上がります。
(低くなりそうなイメージですけどね)
そして後ろに蹴っていくにつれて徐々に下がっていき反対の足が地面について垂直になったときに、最も低くなる動きになります。
この角度を大きく超えて骨盤の左右の傾きが激しい場合・・・・
たとえば女性がマリリンロンローのように歩くときのように臀部を大きくふって歩く場合を想像すると分かりやすいと思いますが・・・・
これは「骨盤の外側の筋肉が弱い」と、こういう歩きになります。
骨盤の「抑え」がきかなくなってしまっていると思っていただければいいと思います。
この骨盤に背骨がついているわけですから、当然脊柱にもこれらの影響はでるわけで、腰痛の原因になるとも言えます。
股関節
股関節ですが、歩行時に足はまっすぐ前後に動いていると思っている方も多いと思いますが、実は5度ほど内転と外転を繰り返しています。
どういうことかというと、股関節の内転とは、正面から見て股関節を中心に足が「内側」に動くことをいいます。
股関節の外転とは、正面から見て股関節を中心に外側に足が広がることをいいます。
かかとが着地した瞬間は股関節はまっすぐ着地しているものの、かかと着地から足の底が全部つくその一瞬、股関節は「約5度内転」します。(ここで力を貯める)
そこから足は徐々に外転し、足を後ろに蹴っていってつま先が離れるときがもっとも外転しているのです。(外側に約5度、合計約10度)
足を前後に動かすお尻の筋肉や腸腰筋の他に、足を外に広げる「骨盤の外側にある筋肉」も使って人は歩いているのです。
なので骨盤の外側にある筋肉(中臀筋・小臀筋)は、大事な働きをしているといえますね!
重心
また、歩いているときには当然ですが、重心はある程度「上下」するのが自然です。
この重心の上下は歩いているときは上下幅5cmくらいが適正な重心の上下幅です。
これ背中や、腰がが丸まっている方は適正な重心の上下動ができていないと思います。
これも着地した足が地面と垂直のときが最も重心が高くなりますが、ここから前に重心が「下降する勢い」を人間は利用して歩いています。
猫背や腰が丸まり、膝が曲がったまま歩いてしまう方は、この「勢い」をうまく使えないので、どうしても股関節や膝の「筋肉」を使って歩かなければならず「疲れる歩き」になってしまいます。
まだ重心は歩行時は「左右」にも振れるのです。
歩行時の重心線の左右の振れ幅は、中心からそれぞれ左右に2cm、合計4cm左右に移動しながら人間は歩きます。
頭部はもう少し左右差が大きく、最大振幅左右合計6cmにもなります。
やはり右足でいえば着地してから右足に体重がのり、足が床と垂直のときに重心は最も右により、そこから徐々に中央にもどって、今度は左に動いていくということになります。
この左右差に関しては、効率の良い歩きをしたい!という場合は、あまり大きく左右に振れないほうがいいといえます。
もちろん、「まっすぐ歩かなければならない」とまではいいません。
右足に体重が乗れば右に、左足に乗れば左に重心は動くのが自然です。
これを必要以上に大きくならない範囲で歩くことが大事です。
人は歩くときはほとんど無意識で歩いています。
しかし、それぞれの身体の動き方の許容範囲が頭に入っていると、意識レベルが変わり、上記の適正な範囲を大きく逸脱することが少なくなる可能性が高くなります。
まあ、なんにでも適正範囲があるんだな・・・
くらいにとらえていただき、ぜひ「良い姿勢」で歩いていただきたいなと思います!
色々書きましたが、よろしければご参考にして下さい!
ではでは!
