皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日はですね・・・とある本の内容について色々と述べていきたいと思います。
とある本の内容
あえて誰の本とは言いませんが、その内容は、「腹筋運動ではお腹は凹まない」という感じのタイトルです。
このタイトル自体は僕がTwitter初期の頃から今でもよくつぶやくことです。
そこはいいのですが、なんと、その本には
- 運動では脂肪を落とすのは大変、
- 筋トレも過信しない
- 激しい食事制限もよくわからない人はNG
ということが書いてあります。
実はこれ一つ一つはまさにその通りなんですが・・・
ではどうすればお腹が凹むのかに関して書いてあることは・・・・
「姿勢」と「呼吸」だけでお腹は凹ませられる
・・・ですって(^^;
いや・・・それは・・ちょっと・・・(^^;
ここでポイントなのは「凹ます」という表現です。
はい、一言も「脂肪が落ちる」とは書いていないんですよね(^^;
そこがまあポイントといえばポイントです。
脂肪を落とすには脂肪1Kg7200Kcalの摂取カロリーと消費カロリーの「差」が必要です。
はっきり言いますが、姿勢と呼吸ではその「差」は生じません!
ではどういうことなのかといえば、まず姿勢に関しては歪んだ姿勢から正しい姿勢になると体感周りの脂肪が上下に「引っ張られて」お腹が凹んだように見える・・・
簡単にいえばこういうことです。
(ライザップのCMもこの手法を使っている(もちろん脂肪も落ちていますが))
実際これによりある程度お腹を「凹ますように見せる」ことは可能です。
しかし・・・今ある脂肪は結局そのままなので、それ以上お腹が凹むことは決してあり得ません。
呼吸に関しては姿勢と深く連携しています。
正しい姿勢は正しい呼吸を生むといっても過言ではありません。
しかしこと「お腹を凹ます」ことに関しては、正しい姿勢で生じた脂肪が引っ張られて凹んだように見える効果以上のものは期待できません。
この効果は標準体型の方には結構効果があると思いますが、お腹周りに脂肪がついている方にはその効果は限定的と言わざるを得ないと思います。
どうしても一般に受ける本を書こうとする場合、「食事制限」とか「運動」というよりは「姿勢」とか「呼吸」とか「辛い運動をしなくていい」とか・・
耳障りのいい言葉を並べてちりばめないとなかなか大衆受けはしないものです。
ただしもう一つ!
姿勢によりスタイルはある程度美しく見せることは可能ですが、根本的になぜ姿勢が崩れているのかの原因は多分に「筋力不足」によるところがあります。
そして「正しい姿勢」をキープするにはやはり体幹の力はあるに越したことはありません。
筆者自身「僕はお腹が出たことがないけど、腹筋運動もしていない」と豪語してありました(^^;
しかし脂肪過多の方、普段運動なんてほとんどしたことのない方、シニア層の方・・・
これらの方が普段から「正しい姿勢をキープ」するには、筋トレはした方がいいのは間違いありません!
特にこの本の中身の肝である「姿勢」を作るのに体幹の力はもちろん必要であるにもかかわらず、その腹筋運動自体をタイトルで否定しているところがとてもミスマッチに感じました(^^;
おそらく筆者自身もそんなことは重々承知の上であえて楽なことばかり書いているとは思いますが・・・
あまりこの手の本の内容は「脂肪を落として本当のダイエットをしたい」という方は、話半分くらいに聞いておき、適正な食事のコントロールと適正なトレーニングを両方行うことをお勧めいたします(^^)
