皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「ケトルベルスイング」とスピードアップとの関係というテーマでお届けしたいと思います。
「ケトルベルスイング」・・・なかなか馴染みがないエクササイズだと思います。
もしすぐに種目が頭に浮かぶ方は、最近流行りの特に海外の筋トレ女子ユーチューバーの筋トレ動画などをチェックされている方だと思います。
まず、ケトルベルというものから説明をしなくてはいけません。
これは「取っ手のついている鉄の玉」と表現した方がいいかもしれません。
ダンベルは持つ場所の左右に重りがありますが、ケルトベルの場合は一つの鉄の玉にグリップがついているのです。
そして、ケトルベルスイングとは何か?
これをですね・・・その名の通りこのケトルベルを振るんです(^^;
筋トレ女子のユーチューバー御用達のこの種目ですが、この種目がスポーツのスピードアップのために役立つのか?
そんな視点でお届けしたいと思います。
ケトルベルスイングはスピードアップに役立つのか?
これですね・・・・おすすめなんですよ!(^^)
いやいや、ほんと、マジで!!(^^)
これと似たような種目として真っ先にイメージされるのは「クリーン」だと思います。
クリーンは、バーベルを爆発的に持ち上げて胸の前でキャッチしては戻すというトレーニングです。
ケトルベルスイングとクリーンの違いは「遠心力」にあります。
ケトルベルを腕を伸ばしながらスイングするので、身体には垂直方向への負荷以外の様々な負荷がかかります。
これですね・・・やっばり色々と研究されているんです。
日本バスケットボール協会がシットアップを今後勧めないと決定した事に大きく関与したMcGillという御大先生がいます。
この先生の研究によるとわずか16kgの負荷のケトルベルスイングでも大臀筋の80%の随意収縮を引き出した事に成功したそうです。
そしてケトルベルスイングは軽い負荷にも関わらずオリンピックリフティングやスクワットと同程度の垂直跳びの向上に有効であることが示されています。
またMcGill先生によると、ケトルベルスイングは固有の水平方向の負荷パターンにより、確かに脊髄に力はかかるものの、それはスクワットやデットリフト、オリンビックリフティングとは逆のバターンであると指摘しています。
データ参照元 NSCA全米ストレングス&コンデイショニング協会
これは身体から離れようという遠心力に対しての負荷パターンを示しており、それに耐える為の力の入れ方が一般的なエクササイズとは異なることを表しています。
ケトルベルスイングは、股関節をスピーディーに爆発的に伸展させる動作を繰り返すトレーニングです。
この股関節の連続した素早い連続した伸展トレーニングが、各スボーツの素早いダッシュ力向上のためのトレーニングとしてとても適しているのです。
ケトルベルスイングを行うときは、股関節や膝関節はしっかりと伸ばすようにしてエクササイズをするようにしてください。
また、遠心力に対抗しようとして、腰が引けっぱなしの方もいたりします。
ケトルベルをあげきったときは、背筋は伸ばし、足腰も十分に伸ばすようにしてください。
またケトルベルスイングは、あげて行く時だけでなく、切り返しの時に少なからず「ケトルベル」の勢いを止めるため、逆方向(下方向)にバワーを発揮するものです。
この素早いパワーを出す方向の切り替えもスポーツシーンには有効です。
なかなかケトルベルが置いてあるところは少ないかもしれません。
しかしもし身近にあれば是非ケトルベルスイングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
もしケトルベルがない場合は、最近のバーベルプレートは持ちやすいように穴が空いているものが多いですが、それを持ってスイングするのもいいと思います(^^)
実は僕のスタジオエクササイズでも、ケトルベルスイングならぬバーベルブレートスイングを取り入れています(^^)
よろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!
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