ケトジェニックダイエットのPFCバランス
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日はまず皆さんとのやりとりからご紹介していきたいと思います

タンパク質は少なくするんですか?


もちろんカロリーはオーバーしてはだめですよね?結構しぼるには


カロリーは基礎代謝をオーバーしない方がいいですか?
総摂取カロリーですね

後はその人の生活習慣次第です。

今まで脂質どれくらい取ってたか把握してなかったんですよね

痩せなくなっちゃうので(^^;;

というものでした。
もう一つご紹介しましょう(^^)

競技をしているので、とってはいるのですが、昔に比べたら減らしているのですが、この辺どうなのかなと疑問なのと
タンパク質を取りすぎてしまっては脂肪に変わるのかという2点疑問なんですが、それはどうなのでしょうか??

タンパク質も取りすぎると脂肪になりますが、そんなに気にしなくて大丈夫ですよ(^^)

ではカロリーと余分な脂だけカットして、夕飯の米を減らしていきます!
あとすみません、もう一つ質問忘れてたのですが、朝と昼はたくさん米を食べても良いのですか?
マクロで計算した1日の摂取カロリーさえ超えていなければ食べいいのですか?

というものです。
なんか、久々にダイエットの王道とも言えるご質問でしたね(^^)
僕の感覚だけではないと思うのですが、最近では、もはやダイエットしたいのなら「炭水化物を抜く」もしくは「減らす」ことが、非常に効果的であるというのは、世の中のかなりの方が、もうご存知になっていると感じています。
もう、これはライザップさんの功績が絶大だと思います。
ライザップさんの徹底した炭水化物管理のメソッドが受講した方々の口コミによって広がっている部分は否めないと思います。
ケトジェニックダイエットとは何か?
まずケトジェニックダイエットとは何か?です。
これは炭水化物をカットし、人間の体の主に使うエネルギーを糖質から脂肪に変えて痩せて行こうというダイエットです。
じゃあ低炭水化物ダイエットと同じじゃん!と思われるかもですが・・・
全くその通りです(^^;
唯一の違いは、脂肪を多く摂取していいよ!という点です。
これは、脂肪を多く摂ることによって満足感を与えようというものです。
しかし、このやり取りのように、僕自身はこの「油なら摂取してもいい」とか「積極的に油をとる」ということは勧めていません。
よく地中海式ならいい・・・・つまり「オリーブオイルやナッツ類や種子類、脂身の多い魚から脂質の大部分を摂るようにして」ということも言われます。
確かにそれはそれでいいとは思います。
しかし「ケトジェニックダイエット」は炭水化物を少なくして、その分「脂肪をエネルギーとしやすい体質にする」という謳い文句なのですが・・・・
僕的には「それが何か?」という感じです。
脂肪を燃やしやすくしました・・・そして脂肪を補給します・・・
それじゃいつまで経っても脂肪減らないじゃん!
といつもシンプルに思っています(^^;
なので、このやり取りも「油を積極的にとったら痩せなくなっちゃいますよ」と答えています。
いつも言っていますが、脂肪の増減は詰まるところ「摂取カロリー」と「消費カロリー」のプラスマイナスによってしか増減しません。
そのプラスマイナスをマイナスにする手法が運動なのか?炭水化物の制限なのか?と色々と違いがあるだけです。
「炭水化物を減らす」のはいいのですが「油を増やす」と、結局カロリーの収支はプラスマイナス0となるので体重の変化は起きません。
また、どういう食事の手法でもタンパク質に関しては減らしてはいけません。
ダイエットの食事の基本は
- 炭水化物は少なく
- タンパク質は多く
- 脂質は地中海式で、それ以外の脂質は少なく
- ビタミン・ミネラルは多く
が基本となります。
「低炭水化物ダイエット」と他の栄養とのバランスってどうなの?
次に、ちょっとフォーカスしたいのは、やりとりにあった「タンパク質」についてです。
タンパク質とは、簡単にいうと「お肉」「お魚」「豆」と言った食材に多く含まれています。
この栄養は筋肉をはじめとする身体の各部分を作っていく栄養です。
ジムでこういう質問があるといつも僕が言っているのですが「ダイエット中においてはタンパク質は減らさなくていい」です。
脂肪になりやすい栄養とそうでない栄養があるのですが、タンパク質は「最も脂肪になりづらい」栄養なんです。
もちろん、摂取しすぎると脂肪になりますが、この場合すでに炭水化物は減らしている前提ですので、そうなると摂取カロリーと消費カロリーのバランスはすでにマイナスになっている可能性が高いです。
そういう状況で、タンパク質をいくらを多く摂取しても、脂肪になる可能性は限りなく低くなります。
むしろ、筋肉が減って代謝が低くなる方が問題です。
この場合はむしろ炭水化物を減らして分、いつもより多く摂取してもいいくらいに思っていただいた方がいいと思います。
また、その肝心の炭水化物も「全くカット」してしまうと、このようにスポーツをしている方にとっては大事な「エネルギー」がなくなってしまうのでバフォーマンスの低下が予想されます。
そのため、朝、昼の炭水化物の摂取はその後のトレーニングのためのエネルギー源として摂取します。
そして夜の炭水化物だけ控えれば練習にも支障が出にくい上に体重低下も見込めます。
したがってこの方法もよくジムでする定番アドバイスとなります(^^)
前のページで紹介したケトジェニックダイエットは個人的にはこれを人に勧めることはあまりありません。
というのも、油は栄養素の中では最も高カロリーであるので、ややもすると摂取カロリーと消費カロリーの収支をマイナスにするという前提が崩れる恐れがあるからです。
また、朝、昼、夜のおかずに関してはそのまま摂取している場合、調理や味付けの段階で油は相応に入ってくることが多いです。
揚げ物、炒め物、マヨネーズ、ドレッシングなどでそれなりに油は摂取されます。
それ以上わざわざ油を多くとってどうするんだろう?と、いつもこのダイエット法を見るたびに思います。
ダイエットしたい!という方には、とてもシンプルで難しい手法でもなんでもない質疑応答で答えた「夕飯の主食だけ減らす(もしくはカット)}ダイエット」を試してみてはいかがでしょうか?
よろしければご参考にしてください(^ ^)
ではでは!