皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「めっちゃ大事! クリーンの真実!」というテーマでお届けしたいと思います。
みなさん・・・クリーンやってます?
ちなみに、クリーンというはバーベルを思いっきり瞬間的に引き上げて手首と腕をくるっと返して胸の上のあたりでキャッチするエクササイズです。
クリーン系エクササイズはほぼあらゆるスポーツに必要なエクササイズであると断言できます!
今この記事をご覧いただいているような皆様にはぜひ普段のトレーニングに「クリーン系エクササイズ」を取り入れることを強くお勧めします! いやほんとマジで!!
でですね・・・・
クリーンをお勧めしている理由について・・・ちょっと詳しくお話ししようかなと・・・
いやあ、足を爆発的に伸ばす動作は、いろいろなスポーツで行われる動作だからでしょ?
そんなことわかっているよ!
・・・という声も聞こえてきそうですが・・・
はい、一番大きな理由はそれなんですが、実はまだ色々とあるんです。
筋肉は「縮むときに力を発揮する」というのはみなさんわかると思うのですが・・
ちなみに、筋肉は「自ら伸びようとはしない」です・・念のため・・
でですね、筋肉は「縮むときだけ」力を発揮する訳ではないんです。
何がなんだかわからなくなっちゃったかもですが・・・(^^;
筋肉は
- 「長さを変えない状態でも力を発揮します」
- 「長さを伸ばしながらでも力を発揮します」
でも
- 「筋肉は縮む方向でしか力を発揮しない」
なぞなぞですか? と言われそうですが・・・(^^;
ベンチプレスに例えれば、あげるときは胸の筋肉は縮んでいます。
しかし、もし重量が重すぎてあげる途中で止まってしまったらどうでしょう?
筋肉の長さはそのままですが、力は入りっぱなしですよね?
さらに力尽きちゃってゆっくりバーベルを下ろしていくときは・・
筋肉の長さは「伸びながら」・・でも力は入っています!
スポーツにおける筋出力の連続性
では振り返ったときに、スポーツではどうでしょうか?
例えばジャンプひとつ取っても、ジャンプの勢いをつけるために一瞬しゃがみこむ動作が必要ですが、このしゃがみこむ時には各筋肉は「伸ばされながら力を発揮している」状態になります。
そしてその伸ばされた筋肉が「縮む」ことによってジャンプします。
さらに着地の時は再び着地の衝撃を筋肉が「伸びながら受け止める」ようになりますね(^^)
このように、実際のスポーツシーンは
- 「筋肉が縮みながら力を発揮する」だけでなく、
- 「長さを変えない状態でも力を発揮する」
- 「長さを伸ばしながらでも力を発揮する」
を絶え間なく繰り返して、しかもかなり素早くそれらが交互に行われることがほとんどです。
これがクリーンだと、あげるときだけでなく、一回勢いよく上がったパーベルを「受け止める」ときと「バーベルを元の位置に降ろすとき」に「筋肉が長さを伸ばしながら力を発揮する」状態になります。
複数回のクリーンをする場合、これを連続して繰り返しますので、実際のスポーツシーンによく用いられる「絶え間なく素早く繰り返して行われる筋肉の力の発揮パターン」に近いトレーニングができます。
ゆっくり重い重さでスクワットやデッドリフトしている時では、スピードがゆっくりすぎて実際のスポーツにおけるパワー発揮のトレーニングとはちょっと筋肉の出力パターンが違います。
ちなみにこの「素早い筋肉の出力パターンの切り替え」は、フェイント動作や着地動作の安定など様々なスポーツシーンに生きてきます。