アルコールは脂肪にならない
皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「アルコールは脂肪にならない」というテーマでお届けしたいと思います。
いきなりこのタイトルに引き寄せられる方も多そうな刺激なタイトルですね(^^;
また、こんなタイトルをかくと「そんなバカな!」と思われる方も多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はこれ、結構本当なんです!
いやいや、いつも野上さん、一日のうちの摂取カロリーと消費カロリーを合計して、摂取カロリーの方が多ければ必ず脂肪は増えるって言ってるじゃん!
お酒もカロリーがあるんだから同じでしょ?
と言われる方も多いと思います。
はい・・確かにその通りなんですが・・・・
実はですね・・・・
その肝心の「カロリー」が問題なんです(^^;
お酒のカロリーってかなり特殊ってご存知ですか?
まず、人間の身体にとって基本的なエネルギーとなる栄養素は3つあります。
みなさんご存知
- 炭水化物(糖)
- たんばく質
- 脂肪
の3つです。
他にビタミン・ミネラル・食物繊維とあり、これらが6大栄養素とされます。
しかし後の3つはほとんどカロリーを有しないので実際にエネルギーとなるのは上の3つになります。
そして、それぞれ脂肪は9Kcal、たんばく質と炭水化物は4kcalのエネルギーを有しています。
ここまではこれまで僕のブログでも散々言ってきたことですが、ではアルコールはこれらのどの栄養に属するかご存知でしょうか?
・・・ん・・・麦とか米とか芋から作られるイメージあるから、糖かな?
くらいに思われると思います。
これですね・・・
アルコールは上記の3つのエネルギー源のどれにも当てはまらないのです!
じゃあアルコールは0Kcalなのか?と思われるかもしれませんが、アルコールは1g7kcalのエネルギーがあります。
ん? 栄養はないのに、カロリーはある?
どういうこと?
・・・て感じですよね(^^;
アルコールの栄養
アルコールそのものには確かにエネルギーはあるのですが・・・
そもそもアルコールは身体にとって「栄養」ではありません。
エネルギーはあるのに栄養ではない・・・・
のであればなんなのか?
これですね・・・
アルコールは身体にとっては、なんと「毒」としてしか認識されないんです(^^;
つまりアルコールのエネルギーは身体にとって何のエネルギーにも活用されません。
そして「毒」として認識され肝臓で処理され、体外に出来るだけ早く排出されようとする物質なのです。
炭水化物とか脂肪は、身体に吸収され、肝臓から脂肪に変換されていく「経路」がちゃんと存在します。
しかし「アルコール」を肝臓で処理して、そのエネルギーを脂肪に変換させるような「経路」が体内には存在しないんです!
でもお酒飲むようになると太っちゃったんだけど・・・
お酒やめたら痩せたんだけど・・・・・・
という方も多いでしょう(^^)
お酒の中にはアルコール以外にも「糖質」が含まれていることは多いです。
この「アルコール」と「糖質」の部分がお酒の理解をする上で結構混同している方が多いんです。
アルコールそのものは肝臓でアセドアルデヒドと水によって分解処理されて体外に排出されようとします。
しかし糖質はしっかりと「栄養として吸収され脂肪に変換」されます。
醸造酒には糖質が多く含まれている(ビール・日本酒など)ので、それら糖質はしっかりと脂肪に変換されます。
次にもちろんよく言われる「おつまみ」の存在は大きいです(^^;
後、アルコールが体内に入ると前述したように「毒」として認識されるので肝臓はその処理を最優先します。
すると肝臓は他にも脂肪の代謝や糖質の代謝など色々な働きをするのですが、それらの働きの効率が悪くなります。
生体維持のために毒の処理を最優先するためです!
そのため肝臓で脂肪が代謝効率が悪くなり、脂肪肝になりやすくなります。
アルコールそのものは確かに脂肪にはならないのですが、他の要因で結局は太りやすくなることは間違い無いので、飲み過ぎには十分に注意してください(^^)
色々書きましたがよろしければご参考にしてください!(^^)
ではでは!