皆さんこんにちは
パーソナルトレーナーの野上です
今日は「食事のタイミング・・・実は・・・」というテーマでお届けしたいと思います。
食事のタイミングについて今日は少しだけ問題提起的なことを書こうと思います。
僕も運動指導員なので、指導の内容というのは結構当たり障りのない、よく世間的に知られているようなことをお勧めすることもよくありますし、つぶやくこともよくあります。
しかし・・・・
中には「確かにそうなんだけど、実際のところどうなのよ?」と思うこともよくあるんです。
例えば「朝ごはんを抜く」「夜遅くに食べる」・・・・
どちらもやってはダメな典型例として扱われることが多いですし、その理由もちゃんとあります。
例えば朝ごはんを抜くというのは、夜間食事を取らない時間が長い上に、そこからさらに朝ごはんを抜くと昼食で血糖値が急に上がるから脂肪になりやすい・・・・とか・・・
夜は、食べたものを脂肪に変えやすい物質が分泌されているのと、その後就寝するのでカロリーが余剰になりやすく結果夜に食べたものは脂肪になりやすい・・・とか・・・
朝ごはんに関しては、肥満者を調べると朝ごはんを抜いている人が多いという統計データも出ています・・・とか
・・・・・けど・・・・
それって全部が全部本当に本当なの?と思うことがよくあります(^^;
正直「カロリーの収支」以外で、脂肪の増減のリアルな部分を語ることができている物って見たことがないんです。
そしてその典型例が「食事のタイミング」だったりするんですよね・・・(^^;
「食事のタイミング」伝説
例えば朝食を例にとると、確かに上記に書いてあることはその通りで、同じ内容をつぶやくことは僕もありますが・・・
それはあくまで「朝食の分以上のエネルギーを昼食さらにその後の食事で摂取してしまいでオーバーカロリーになったから」であると考えられます。
例えば一日に2000Kcalの食事をとり、一日の平均消費カロリーがやはり2000Kcalの人がいたとします。
食事の内容として、朝食500Kcal、昼食600・夕食900Kcalだったとしましょう。
もし、昼食600kcal、夕食900kcalのまま、朝食だけ抜いて見たとしたらどうなるのでしょう?
これだと1日の摂取カロリーが2000kcalから1500kcalに減るんです。
それでも逆に太りやすくなるのでしょうか?
統計データ通りこの方は肥満になるのでしょうか?
おそらくこの場合は体重は減るでしょう!
まあ、こんなこと書くと怒る方もいるんですよね(^^;
朝食を抜くと午前中頭が回らず、学業にも影響が出るからとかなんとか・・・
でも、それはそうでも、そことこれとを同じに考えてはいけないと思います。
事実は事実だと思うのですが・・・・
また朝食をとると代謝が上がるのでダイエットにいいとか・・・
それも事実だとしてもその代謝って何Kcal上がるの?と思います。
「リアルなところ」を証明しているデータを僕はまだ知りません(^^;
もし知っている方がいたら是非教えていただきたいなあなんて思います。
また、夜中に食べるのもそうです。
例えば朝から何も食べずに一日通して、夜中に一食だけたっぷり1500Kcalくらいの食事をしたとします。
そしてこの人の一日の消費カロリーは2000kcalとしましよう。
太るんですかね? これで?
無理ですよね? むしろ痩せます!
ただ単純に、夜中に食べると太るとか、朝食を抜くと太るとかは「トータルの摂取カロリーが「そういうことをすると上がりやすい」だけであると言えるんです。
例えば普通に朝食・昼食・夕食を食べて、さらに夜中に何か食べる・・
まあ、これは間違いなく太るでしょう(^^;
朝食抜いても昼食・夕食がっつり食べてオーバーカロリーになれば太りますし、肥満者に実際そういう生活パターンの方が多いから統計的にもそのように出るのでしょう(^^;
朝食を抜く、夜中に食べる・・・
確かにあまり勧められた方法ではないですし、実際僕も「オススメ」はしません(^^;
ただ、リアルなダイエットを目指すならポイントはあくまで「一日に食べた摂取カロリー」を第一優先に考え、食べるタイミング「だけ」にはあまりとらわれない方がいいと思います。
ここで皆さんとの質疑応答をくわしくご説明させていただこうと思います。
今日ご紹介するのはこのようなやり取りでした。


脂肪になりやすいものも、消費カロリーの方が多ければ、脂肪になる事はなく消費されてしまいます(^_^)
というやり取りです。
まずこのやり取りに限らずダイエットにはいろいろな格言がありますよね
- 夜中の2時以降に食べたら太る
- 食べてすぐ寝ると太る
- 食べる順番で血糖値の上昇を抑えることができる
などはまだまともな方ですが、いろいろな虚言・都市伝説があるのも事実です(^^;
これらのことには本当のこともあれば嘘のこともかなりあります。
しかし、全てに共通する絶対的なルールは一つだけであり、そしてそれは不変です!
その不変なルールとは「脂肪は摂取カロリーが消費カロリーを上回った時に、その余剰となったエネルギーが脂肪に変換されて身体に蓄積される」ことです。
つまり、
- 夜中にどんな高カロリーなラーメンを食べようが、
- 昼間にピザを食べようが、
- 焼きそばプラスおにぎりのようなW炭水化物を摂取しようが・・・・
1日・・・もしくは1週間のトータルで摂取したカロリーが消費カロリーを上回らない限りは、それらいかにも脂肪がつきそうなものであっても結果的に脂肪になることはありません!!!
ダイエット中たまに「うわーこれ食べたら太りそうだけどどうしても食べたいなー」というときは、その食べ物の有するカロリーを超える運動で消費カロリーを稼げば、その食べ物が脂肪になって身体に蓄積するということはないのです。
ダイエット中どうしても食べたいものがあるときは、ガマンするよりは「その分動こう」と割り切っていただいた方が僕は健全だと思うのですが、みなさんいかがでしょうか?(^^)
ちなみに1時間じっとしていると人間は自分の体重とほぼ同じカロリーを消費します。
体重50kgの方なら、1時間テレビをみていると50Kcal消費する計算になります。
そして一番手軽なウォーキングでは、散歩ペースなら安静時の3倍、ちょっと速く歩くと4倍の消費カロリーになります。
体重50kgの方が1時間少し早めに歩くと200Kcal消費することになります。
オーバー分のカロリーをウォーキングで消費する際の目安としてよろしければぜひご参考にしてください(^^)
今日はちょっと問題提起的なブログでした(^^)
よろしければご参考にしてください(^^)
ではでは!