「慢性痛」のメカニズム
筋肉が固まる→血液の循環が悪くなる→代謝物が溜まる→センサーがキャッチ→C繊維があちこち寄り道しながら痛みを伝える
というのが、ご説明した内容ですが、この中でちょっと気をつけてもらいたい事があります。
それは「センサーがキャッチ→C繊維があちこちに寄り道しながら痛みを伝える」の部分です。
まず、痛みを感じるセンサーが筋肉の中にはあります。
これを正式名称で「ポリモーダブル受容器」というのですが・・・・
名前は覚えなくていいです(^^;
このセンサーからの痛みは、一旦「脊髄」に送られます。
痛いところからまっすぐ脳に行くのではなく、脊髄がいろいろな情報を伝えるいわばメイン道路のような役割をしています。
例えれば、目的地に車でたどり着くのに、家の周りの脇道から、そのまま脇道をたどって目的地に行くのではなく、普通は大きなメイン道路に出て遠くの街まで移動していくのと同じような感じだと思ってください。
次に脊髄で受けとった情報は脳までの伝達を効率良くしようと伝達に必要な物質を作るんです。
ちなみにこの伝達物質は「サブスタンスP」「CGRP」と言われるものです・・・
名前は覚えなくて大丈夫ですよ・・・本当に・・・(^^;
慢性痛の場合、痛みがずっと長く続く状態になりますよね。
そうすると痛みの信号がずっと送り続けられて、この伝達物質が、常に作り続けられるようになります。
するとどうなるか・・・・
あらかじめもうお客様が来る(この場合痛みが来る)のがわかっていたら・・・
「作り置き」をするようになるんです(^^;
一概には言えないですが、3か月から半年痛みが続いたら、痛みの伝達を効率良くする物質の作り置きが始まると思ってください。
痛みが効率的に伝わってしまう・・・・こうなると、ちょっとのことで「痛みを感じやすい身体」になってしまうんです(^^;
一度慢性化してしまうと、これをなくす特効薬のようなものは存在しません。
なので、慢性的に腰痛だったり肩こりがある方は、ちよっとストレッチしたくらいでは痛みがすぐに出たり、なかなか効果が感じられなかったりするんです。
この場合は「脊髄に筋肉のいい状態」を覚え込ませなければならなくなります。
痛みがいかなくなれば、痛みの伝達物質の作り置きは起こらなくなるからです。
そのためには、やはり、普段から「血流を阻害する」ような行為・・・・
例えば長時間同じ姿勢でいるなどは控え、筋肉を常にやわらくしておくために、まめにストレッチをしたり血行をよくするために有酸素運動をしたりして筋肉のケアをしていただくことが大切です。
お医者さんに行くのも必要ですが、これら自助努力なくしては、慢性痛は決して良くなりません!!
腰痛・肩こりの慢性痛のある方はぜひご参考にしてください(^^)
ではでは!
