運動と疲労

「疲れる歩き方」と「疲れない歩き方」

歩くときの姿勢と疲れの関係など

足に疲労の溜まりやすい歩き方とは

では足に疲労の溜まりやすい歩き方とはどうなんでしょう?

まず着地が踵の外側でなく、踵全体で着地をしてしまうことです。

すると足首の内側への倒れこみもなく足の裏全体で「パタっ」と倒れ、足全体で衝撃を受けてしまいます。

次にそのまま足首のローテーションが効いていないため指先に体重が乗らず、足裏全体で押し出すように蹴り出します。

一見足裏全体で衝撃を吸収しているので衝撃が分散して良さげです。

しかし着地の衝撃が足の裏を「順次移動しながら(いなしながら)」受け止めているわけではなく「パタッ」と一瞬ですべてを受け止めるので衝撃吸収は良くないのです。

また、着地の衝撃を推進力に変換することができないので、一歩一歩力を入れなければならず、とても疲れる歩き方になると言えます。

こういう疲れる歩き方をするのは、足裏のアーチが弱っている方に多く見られる現象です。

足の裏には3つのアーチがあります。

  • 踵から親指の付け根にわたる土踏まずを中心としたアーチ
  • 踵から小指の付け根にわたるアーチ
  • 親指の付け根から小指の付け根にわたるアーチ

です。この3点を三角形を描きながら3つのアーチが「たわんで」衝撃を受け止めるシステムになっています。

このアーチがしっかりしているとアーチのしなりを順次使いつつ衝撃を移動させながら吸収し、最後推進力に変えることができます。

しかしアーチがしっかりしていないとフラットな足裏なので衝撃を移動させることもできず、全部で同時に受けとめるはめになり推進力も得られないということになってしまうのです。

推進力が得られなければ疲れますし、衝撃をもろに受けて続けても足に疲労は溜まってしまいます。

足裏のアーチはなかなか取り戻すにはトレーニングが必要ですが、まず自分の重心の受け止め方に気をつけていただきます。

そして足裏を順次、荷重が移動しているイメージを持って歩いてみるといいです。

またけり出す時は「足の指」でちゃんとけり出すようにしましょう。

「浮き指」と言って、足裏のアーチのパワーが弱い人は足の指が床についていなく浮いている人がいます。

こうなると蹴り出しを足の裏全体で行わなければならず、歩いていてとても疲れてしまうんです。

背中は丸めて歩いてはいけない!

次に足の裏以外の注意ポイントを色々とご紹介していこうと思います。

骨盤編

「膝を伸ばして」「踵から着地」して、歩く場合にもう一つあることに注意して歩いていただくとより効率的に歩けます。

それは「骨盤前傾」です。

骨盤前傾とは、簡単に言うと「おへそが下を向いている」もしくは「おしりがきゅっと上がっている」という状態です。

骨盤を前傾するとなぜ疲れない歩きになるのか?ですが・・・・

まず、脚をちゃんと伸ばして歩くときに「使っている筋肉はどこか?」です。

大腿四頭筋? ハムストリング? ふくらはぎ?

実はこのフォームで歩くと「おしり」の筋肉を効率的に使う事ができます。

おしりの筋肉は、脚を後に動かすときに直接働く筋肉です。

このお尻の筋肉を効率よく使うために「骨盤前傾」が必要です。

お尻の筋肉の付け根は骨盤の上のほうになります。

ここから伸びて太ももの骨に付着して収縮することにより脚を後方へ動かします。

筋肉は「ゴム」と同じ性質をもっています。

ゴムはある程度伸ばしてあげたほうが、強力に収縮しますよね(^^)

筋肉も全く同じで、筋肉の付け根である骨盤の上をより引き上げてあげると、お尻の筋肉はその分伸ばされることになります。

その状態で歩くとお尻の筋肉の出力は自然とあがることになります。

そう「自然に」あがるのです。

また、ここで大切なのは先ほども述べた「かかとから着地する」という点です。

これは裏返せば「つまさきはやや反り返っている」姿勢になりやすいです。

長座体前屈のストレッチをすればわかりますが、つま先を返すとつらくなりますよね(^^;

この時にきついのはふくらはぎやハムストリングスもそうですが、腰やお尻の筋肉もつま先を返してあげるときつくなると思います。

筋肉はいろいろと繋がっているので、連動してそれらの筋肉も伸ばされるのです。

そしてお尻の筋肉も「伸ばされる」ので、やはり自然と「収縮される力が高まる」のです。

最後にもう一つですが、かかとで着地するときに「あること」を意識すると自然と歩く力が自然と高まります。

それは着地の際に「少し脚を手前にひきながら」着地することです。

すると前へ前進する勢いを着地でとめないで歩くことが出来ます。

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