運動と疲労

「疲れる歩き方」と「疲れない歩き方」

歩くときの姿勢と疲れの関係など

「疲れる歩き方」と「疲れない歩き方」

皆さんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「「疲れる歩き方と疲れない歩き方」というテーマでお届けしたいと思います。

脚・・・・・ある意味一番疲れる場所・・・・

言い換えれば一番使っている場所でもありますよね。

通勤・通学・買い物などでそれなりの距離を歩くことも多いと思います。

その度に使われているのは当然「脚」なわけで、考えて見てれば身体の中で最も疲れやすい場所であるとも言えます。

その疲労しやすい「脚」ですが、それにも「疲れやすい」「疲れづらい」があります。

今回は歩きのメカニズムを理解して「疲れない歩き」をするのか?

それとも「疲れてしまう歩き」をして疲労に更に拍車をかけてしまうのか?

歩きの正しいメカニズム「疲れない歩き方」をテーマにお届けしたいと思います(^^)

立位

まず最初に理解しなければならないのは立った状態です。

この位置が・・・・

一番「目線が高い位置」だと思って下さい。

何を言っているのか理解できない方もいらっしゃるかもしれないですがf^_^;

ここから「一歩踏み出して」見ましょう。

この時にやや目線は立った状態より低くなります。

足が前後に広がるので当然、足が垂直を保っている時より身体は低くなります。

これは言うなれば「落下」していると思ってください。

つまり人間は足を前方に振り出して着地するまで、やや「落下」しているのです。

人間はこの「落下」する勢いをうまく使って歩行をしています。

落下の勢いは重力の力なので自ら力を発揮する必要はありません。

いわゆる「前方に落下」して足が着地すると、今度はその勢いを使って上昇を始めます。

この時に「いかにロスなく上昇できるのか?」がポイントになります。

着地

このポイントは「着地」になります。

この時に

  • 膝を伸ばして
  • 踵から着地する

事が大切です。

ここで膝を曲げてしまうと落下の「勢い」を膝で「吸収」してしまいます。

せっかくついた勢いがここで吸収されてしまったら、次に訪れる上昇局面は「自分の力」で上がって行かなくてはいきません。

これが一歩一歩積み重なって行ったら・・・・

疲れちゃいますよねf^_^;

膝を伸ばして硬い踵で着地することによって落下の勢いを吸収することなく上昇局面に活かす事ができます。

もちろん落下の勢いだけで上昇(&前進)のパワーを全てまかなう事は出来ませんが、少なくとも必要最小限のエネルギーで歩く事が出来るのです。

そんな衝撃をまともに受けちゃうような歩き方をしたら膝が逝っちゃうんじゃない?

なんて思われるかもですが、この衝撃を前方への推進力にうまくいなせるように踵は「丸く」出来ているのです。

一歩一歩膝を伸展させるように歩く方がよほど膝に悪いとも言えます。

日常の動作でまず必須となる「歩行」で疲労が更に重なるのか?そうでないのかは結構地味に大切なポイントです。

「着地」から「蹴り出し」

着地は「踵の外側」から着地をします。

よくシューズの踵の外側ばかりがすり減るのですが大丈夫でしょうか?という質問をいただくことがあります。

これはいつも「ある程度は自然なことなので大丈夫です」と言っています。

これを気にする人多いですが、本当に自然現象ですのでそれ自体は気にしなくてもいいです(^^)

踵の外側から着地すると(踵の内側にはまだ空間が残っているので)次に足が内側に倒れこみむ現象が起きます。

これが行き過ぎると「過回内」(オーバープロネーション)という現象が起きて足首を痛めてしまうこともあるのですが・・・

ただし、適正な倒れこみ現象であれば重心は踵外側から足の裏の外側を通りつつ、緩やかに足首が内側に倒れ、最後に親指の付け根(母子球)から小指の付け根にわたる範囲全体で衝撃を受け止めます。

ぐるぐると着地の衝撃が足の裏を駆け巡っていると表現すればわかりやいでしょうか?

そして最後は足の裏がそのまま外側を向くような動きをしながら前足部(指全体ももちろん含む)で蹴り出します。

まとめると

  1. 踵外側着地
  2. 足裏の外側を荷重が通る
  3. 母子球から小指の付け根にわたる範囲で衝撃吸収
  4. 前足部(指も含めて)けり出す

という流れになります。

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