入浴・サウナ

遠赤外線サウナは芯から温まるは嘘!サウナの効用

遠赤外線サウナは芯から温まるは嘘

皆さんこんにちは!

パーソナルトレーナーの野上です

今日は「サウナの効用」というテーマでお届けしようと思います。

フィットネスクラブにおいて、よく使われる言葉に「サウナ会員」という単語があります(^^;

マシンもスタジオもプールも使わず「サウナのみ」に入りに来る会員の方々です(^^)

体育会系の学生さんからは「せっかくジムにお金を払ってトレーニングにいってるのにありえないでしょ」と思われる方も多いと思います(^^;

しかしこの「サウナ会員」の会員数は、どのフィットネスクラブにおいても売り上げに上とても重要な位置を占めるくらい非常に多数の方がいらっしゃいます(^^)

僕のブログをご覧いただいている方なら、散々「サウナでは脂肪は落ちない!」ということを書いたりつぶやいたりしているので、その「サウナのダイェット上」の効果に関してはほとんどないことはご存知だとは思います(^^;

しかしサウナにはなんの効果もないのか?・・・というと、実はそんなこともないのです!

サウナの効果

まずサウナで得られる一番大きな効果は「血流がよくなる」ことです。

あれだけ暑い環境にいれば、汗がダラダラと流れ、心臓もドキドキしますよね。

血管も大抵の方は浮き出てきます。

血流が良くなるということは、血管の伸縮が激しくなるということです。

サウナに入り、血管が開いたあとに冷水のシャワーを浴びたり水風呂に入ったりすると血管は急激に収縮します。

そして、その後は血管が開きやすくなります(^^)(投手のアイシングと同じ)

サウナで血管を拡張し、そのあと水風呂に入ったり水のシャワーを浴びて血管をキュッと閉めたりを繰り返すことによって血管を伸縮させると、血管内の血液の流れに対する「ずり応力」が一時的に高まります。

その刺激で血管内皮細胞から分泌される一酸化炭素が血管を拡張して、血管の老化を防ぎ運動で発生する有害な活性酸素をブロックする効果が見込めるそうです。

(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科より)

「人は血管とともに老いる」という言葉があります。

この血管年齢の老化の防止に必要なのはもちろん運動ですが、実は「サウナ」はそういった意味では効果があるのです!

スポーツクラブに通っている方は、サウナを使っている方多いと思いますが(蛇足ですが僕はサウナ苦手です(^^;)、血管年齢のためには有効なんだなあと、自信を持ってご利用していただきたいと思います。

「活性酸素」と「サウナ」の関係について

えーっと、まず「活性酸素」って何?・・・・

という方もいらっしゃると思いますが・・・

僕たち人間は「酸素」を吸って「二酸化炭素」を吐いています。

この酸素ですが、全体の摂取のうちの1〜2%が体内で活性酸素という物体になってしまうのです。

そのメカニズムの詳しい説明はここでは省きますが、この不安定な特性を持っている活性酸素は、他の健全な細胞を攻撃してしまう特性を持っています

そして、この反応性の高い活性酸素は、老化や動脈硬化の引き金となることも広く知られています。

よく、アンチエイジングを謳うサプリメントには大抵「活性酸素に有効です」みたいな台詞が必ず付いていたりしますよね(^^;

この悪の親玉的な扱いを受ける「活性酸素」・・・・

サウナとどんな関係が?・・・と思われる方も多いと思います。

まず、有酸素運動です

皆さんご存知のとおり脂肪を燃やしてくれる運動で、要するにジョギングや自転車のような長時間できる運動のことです。

つまり有酸素運動とは「酸素」を長時間にわたり大量に摂取して行う運動です。

そう・・・・長時間にわたり大量に「酸素」を取り込んで運動するのです。

先ほども書きましたが「活性酸素」は摂取した酸素の1〜2%が活性酸素に変わります。

つまり、大量に酸素を消費する「有酸素運動」は「活性酸素」も多く産出してしまうのです!

えっ・・・それはちょっと困るんだけど・・・という方も多いと思います。

そこで、出番なのがなぜか「サウナ」なんです(^^;

「またまた、ご冗談を・・・・」と思われると思いますが(^^;

まず、サウナや入浴で身体の深部体温を1度程あげると、細胞内でヒートショックプロテイン(HSP)というタンバク質の誘導が増えます。

このタンバク質、その名が示す通り熱ストレスが加わると増える特性があります!

つまりサウナでなく入浴などでもいいのですが、身体を芯から温めると増えてくれるんです(^^)

その中でHSP32というHSPに、実はとても優れた「抗酸化作用」があるのです。

もう一ついうならば、HSP90というタイプのHSPには、血管を新生させて血圧を下げて血管の老化を防ぐ役割があります。

体内には活性酸素を無力化する抗酸化酵素も備わるのですが、その活性は加齢とともに下がります。

そのため活性酸素などによる酸化ストレスへの抵抗性は年々落ちるものです

ぜひ、入浴やサウナを効果的に利用してHSPを出して言って、活性酸素などによる酸化ストレスを減らすようにしましょう!

アンチエイジングが気になる方はご参考に!

「遠赤外線サウナは芯から温まる・・・は嘘!」について

最後にちょっとサウナに関する余談です(^^)

仕事につかれて、帰りにちよっとサウナによって、爽快に汗をかいて疲れを吹き飛ばす!

なんて方も多いのではないでしょうか?

さらに「やっばりサウナなら、遠赤外線サウナに限るよな!なんてたって、遠赤外線は身体の奥まで浸透して身体を「芯」から温めてくれるからな!」

・・・・というこだわり派の方も多いのでは?

えーっと・・・・まず、最初に記述することがあります。

ちょっと言いづらいのですが・・・・それ真っ赤な嘘です(^^;

えっ?と思われる方も多いと思いますが本当なんです(^^;

まず、この図をごらんください(^^)

遠赤外線サウナ

この図は縦軸が赤外線の浸透深度・・・ヨコ軸が波長を示しています。

右に行くほど波長が長く、よく言われる「遠赤外線は波長が長いから奥まで浸透する」と言われることもありますが、その肝心の波長です。

縦軸の赤外線がどれくらい浸透するのかを示すグラフを見ると、概ね1μmという波長の短い「近赤外線」が最も深くまで浸透します!

遠赤外線の浸透度はそれに比べるとなんと30分の1!!

・・・・・全く浸透しませんね(^^;

でもめっちゃ汗かくんですけど・・という方も多いと思いますが、遠赤外線は皮膚の「表面」で吸収されて熱に変わる性質があります。

また、遠赤外線は温度が高いほど増える傾向にあります。

なので、温度の高いサウナの効果で汗が出ることも含まれているんです。

もちろん遠赤外線サウナがダメということではなく、むしろ血管年齢を若返らせる効果も見込めるので、サウナが苦手という方以外利用するのはお勧めです(^^)

色々書きましたがサウナずきの方はご参考にして下さい(^^)

ではでは!!

関連YouTube動画 遠赤外線サウナの嘘について! 身体の芯からあたたまる?

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