「リウマチ」に対しての運動療法の注意点
最初に言っておかなければならないことは、リウマチに対して、運動が万能薬のように思ってはいけません。
まず、医師による対処が基本になることは間違いないです。
むやみに身体を動かすのではなく、まず運動療法をするには医師の許可を得るようにしてください。
それを踏まえた上で、まず、そもそもリウマチの方は運動をして良いのか?と言うところから話さなければなりません。
これはですね・・・ある程度身体は動かした方が良いのです。
リウマチは症状の悪化の進行と、それが緩やかになる時期をくりかえしていきます。
さらに関節が動かなくなったり痛くなる疾患なので、日常活動も当然不活動になりやすくなります。
それに伴った鬱に近い状態にもなりやすいです。
それを解消する上でも運動はとても重要な役割を果たします。
関節リウマチの分類基準
また、リウマチの方に運動を処方する場合は「スクリーニング」が必要です。
これは症状の進行度合いを確認することです。
簡単にいうと、症状の軽度の方への運動プログラムと、重度の方への運動プログラムは当然変わってくるということです。
ではまず、関節リウマチの分類基準をご紹介します。
- クラス1 日常生活や身の回りのことを完全に自分でこなせる
- クラス2 日常生活や身の回りのこと、職務活動はできるが、それ以外(レジャーや趣味など)の活動に制限が出る
- クラス3 日常生活や身の回りのことはなんとかできるが職務生活が制限される
- クラス4 日常生活、身の回りのこと、職務生活全ての活動が制限される
です。
また、リウマチ患者に対して運動を処方する場合は、体力テストも必要になります。
ベースの筋力を決定するのに必要なテストにいくつか種類があるのですが、10RMテストという10回ギリギリできる重さを探していくテストなどあります。
関節に疾患がある方に筋トレテストなんかして大丈夫なのか?
と心配される方がいるかもしれませんが、諸処の研究から、有害な事象が出たということがないと報告されているため、筋力テストはOKなのです。
また持久力を測るテストにもいくつかあるのですが、それらも特に有害な事象が現れる心配はないので、実施してOKです。
ただし、もちろん細心の注意を払って実施する必要はあるので、しっかりと知識を持っているトレーナーが実施をするべきです。
(注 フィットネスクラブにおいては学生アルバイトのスタッフがたくさんいます。こういうレベルのスタッフが行うべきではありません!)
